発祥地ナイター攻略法

(2019/3 海の王者決定戦 号外版より)

大村ではインを買わナイト!

1コース1着率は7割に迫る

 昨年9月23日、全国7番目のナイターが大村で始まった。全国で最もインの1着率が高いレース場として知られていたが、発祥地ナイターになってからはインの強さに拍車が掛かった。なんと70%台に突入するほどの勢いだ。どのレースでもオッズは1号艇でかぶっている。

 

 インが強い要因はいろいろある。一つは番組。一般戦ではデイレース場との切り替えの目安となる午後5時以降は、1号艇にしっかりとした軸になる選手が乗っている。企画レースとしては5Rが進入固定、6Rは「夜ガチ戦」(原則1号艇がA級。他5人はB級)、7Rは「夜ドキ戦」(原則1号艇がA級。あとはA級1人とB級4人)。10Rから12Rまで1号艇が本命になるような番組が多い。

 

 ただ、裏話としては、あまりにもインが強いことから、番組も少し方向転換している? 1RのB級戦は別として、2Rから4Rは混戦番組を作るようになった。1号艇にB級選手(たまにはB2)を入れて、A級選手と対戦させたり。それでもB級選手がスタート決めてしまえば勝ってしまうのだから、逃げやすいレース場と言えるだろう。

 

誕生祭では72R中62勝

 インの強さをまざまざと見せつけたのが、昨年11月のGⅡ「モーターボート誕生祭」だ。結果から書くと、全72レースのうち、1コースは62勝(初日12勝、2日目10勝、3日目8勝、4日目10勝、5日目12勝、最終日10勝)。1着率はなんと86・1%だった。初日と5日目には1号艇が全て1着。96年以降に残っているデータでは、節間の最多1コース勝利を更新。それまでは大村7日間レースで59勝だったのを、開催日程が一日短いにもかかわらず塗り替えた。

 

 一般戦では「3回に2回は1コースが勝つ」という確率が、誕生祭では「6回に5回」に。つまり「12レースで10回は勝つ」という確率に変わった。それでいて、1号艇流しの舟券を買っていればプラス計上になっていたという事実も。インが強い大村では、1号艇を外した舟券を買うことは考えられない。当たる確率が高いのなら、素直に1号艇から買うしかない。中でも優勝戦でのインの強さは、他場を圧倒している。18年は38回優勝戦が行われて1コース(1号艇)は35勝。わずか3回しか負けていない。その3つは、前づけ選手がいて進入が乱れたレースが2回、伸びる選手が3カドにいた時だ。

 

ますますインが強くなったボートレース大村
ますますインが強くなったボートレース大村

F持ち選手や中へこみ時は波乱も

 インが強い水面でもある。大村は1マークの幅が広いので、1コースの選手は余裕を持って全速で回れる。5、6コースは遠いので、よほど展開に恵まれるかエンジンが出ていないと突き抜けることは難しい。6コースの1着率はわずか1%。100回に1回しかこないであれば、やみくもに6コース流しの舟券を買うのは現実的ではない。 

 

 それでも1コースの1着率は100%ではない。1号艇が負ける時の要素は「スタートが遅い選手もしくはF持ち」「ターンで失敗する」「2、3コースがパワー不足やスタートの遅い選手で中へこみになった時」が挙げられる。

 記念レースで1コースの1着率が上がるのは、ターンもうまく、スタートがそろう傾向になるから。そして、昼間は風が強くても、ナイターになったら弱まる傾向にある。ベタ水面になった時の大村は、まさしくインが無敵になる。海の王者決定戦では、誕生祭の86%を超えるのか。それは無理かも知れないが、65周年の68%を超える可能性は高く、70%台に突入するのではと予想している。 (長谷 昭範) >記者紹介

覚えておきたい大村のイン4箇条

 ①インを買えば3回に2回は当たる?

 ②ナイターは風が弱まりさらに有利

 ③優勝戦での強さは別格

 ④2、3コースの中へこみは負ける時


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