【ボーイズリーグ】直方 女子キャプテン完投で6年ぶり「優勝」/西日本選抜 福岡北予選

第19回西日本選抜優勝大会【中学】福岡県北支部予選

 2021年の中学生の部公式戦が開幕した。福岡県北支部では「西日本選抜優勝大会」の予選が行われ、決勝は直方ボーイズが鷹羽ボーイズを破り優勝した。

決勝で3失点完投の永富千主将

▼決勝(2月14日・飯塚市穂波野球場)
鷹 羽 020 000 1=3
直 方 000 050 X=5

永富千 続投志願 ピンチにも冷静

 女子キャプテンの力投で直方が6年ぶりに「優勝」の2文字を勝ち取った。永富千が6安打3失点の自身初完投。男子顔負けの投球でチームを頂点に導いた。

 身長157センチ。細身で男子と同じような球は投げられないがその分、内外へ投げ分ける制球力とカーブの切れで勝負する。「緩急をつけて打ち取ることができた」と持ち味を発揮した。

 これまでは練習試合を含めても4回が最長。村津監督は「最初は3回までで3点取られたら替えようと思っていた」。ところが2回のピンチを2点で切り抜け、1~3番に強打者が並んだ3回を三者凡退に打ち取ると「投げます」と続投を志願した。7回は1点を返され、一打同点のピンチを招いたが「力まないように捕手が構えたところへ投げることをイメージした」と最後まで冷静だった。

優勝を決めて喜ぶ直方ナイン。連打や堅守で主将を援護した

力投に打線奮起

 主将の力投に応えようと打線も奮起した。5回に先頭の梶原から四球を挟んで5連打。1年生の4番・大原の中前同点打や藤村の右前決勝適時打など5点を入れた。

 8人いる2年生の中で「彼女が一番野球に対して強気」と指揮官は主将に指名した。「きついメニューは休んでもいい」と声を掛けても一切妥協しない彼女を指揮官も信頼。「男子の中でやるという覚悟を持って入ってきたし、その覚悟が結果に表れた」とうなずいた。

(2021/2/27紙面掲載)

※新聞紙面(2月27日)では優勝チーム記事全文、選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

 

 

西日本選抜優勝大会トップ


関連記事

過去記事(月別)

ページ上部へ戻る