【ボーイズリーグ】八幡南 2戦連続逆転 全国8強/春季全国大会
- 2021/4/17
- ボーイズリーグ記事
第51回春季全国大会(中学生の部)2021年3月26~31日
2年ぶりの開催となった全国大会に中学生の部42(内九州ブロック9)、小学生の部16チーム(同2)が出場。日本一をかけて熱戦を繰り広げた。九州勢は中学で八幡南ボーイズ(北九州)が8強入りしたほか、1回戦スタートの糸島ボーイズ(福岡南)と浦添ボーイズ(沖縄)も2勝を挙げた。優勝は中学が県央宇都宮ボーイズ(栃木)、小学が大阪泉州ボーイズ(大阪南)だった。

▼2回戦(3月27日・長生の森野球場)
坂 戸(埼玉) 011 000 0=2
八幡南(北九州)000 040 X=4
塚本空、安田創ら力投 堅守も光る
八幡南は2戦続けて関東勢に逆転勝ち。チーム史上最高の全国8強に輝いた。先行されても投手陣の力投と堅守で粘り、少ないチャンスをものにして勝ち上がっていった。
2回戦は先発の安田創がゲームメイク。「緊張はあったけど強気で内角を攻め、チームに流れを持ってくるような投球をしたかった」と5回を2失点。打線は4回まで1安打と奮わなかったが、5回裏に農坂の内野安打などでチャンスを広げ、永田の右前適時打などで逆転した。
6回以降は塚本空が好救援。「過去の試合も含めて一番良かった。体を冷やさないようダッシュしたり、いつもやっていることをやった結果」と無安打に抑えて初戦を突破した。

永田 攻守で貢献
3回戦は塚本空が2失点完投。打線は6回に6点を奪い逆転した。この試合は3番・右翼の永田も躍動。左中間と右中間を破る2本の二塁打を放ったほか、5回の守備では好送球で失点を防ぎ右腕をもり立てた。
準々決勝は延長9回タイブレークの末、1点差の惜敗。4強進出は果たせなかったが安田創、吉岡の継投で延長8回まで1点に抑えるなど、敗れた試合でもディフェンス力が光った。
昨年は12月半ばまで大会があり、今年2月には全国大会が縮小開催となった場合の予備戦が予定されていたこともありオフは例年よりもノックの割合を増加。その成果もあって懸案だった守備力が上昇し、対戦チームからも高く評価された。
(2021/4/9紙面掲載)
※新聞紙面(4月9日)では記事全文、選手名フルネ-ム表記、九州ブロック関係全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、九州ブロックその他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>