【ボーイズリーグ】宇部 山口県勢対決制して5年ぶりV/九州選抜北九州予選

ミズノ旗争奪第17回九州選抜大会【中学】北九州支部予選 2021年4月3、10日

 北九州支部予選決勝は山口県内を拠点に活動するチーム同士の対戦となった。宇部ボーイズが山口防府ボーイズを5-2で破り優勝。両チームが本戦切符をつかんだ。

5年ぶりのつかんだ金メダルをかける宇部ナイン

▼決勝(4月10日・門司球場)
山口防府011 000 0=2
宇 部 110 030 X=5

福田4回無失点 流れ呼び込む

 山口県に本拠を置くチーム同士の対戦となった決勝は、宇部が接戦を制して2016年2月の春季全国大会予選以来、5年ぶりの優勝を飾った。

 好投で流れを呼び込んだ。2番手右腕の福田が4回以降を1安打無失点の快投。これまでは投げ方がバラバラで「いい投球が出来ていなかったし、正直自信はなかった」と不安を感じながらマウンドに立った。しかし3クオーター気味に改造したことでフォームが安定。「真っすぐとカーブが良く、今までで一番」と見違える投球内容だった。

決勝で4回無失点と好救援の福田紘大

渡辺主将 試合決める一打

 主将の一打で試合を決めた。5回。敵失などで無死二、三塁として渡辺主将が「今までは長打を打ってやろうとか自分のためだったけど、チームのため、コンパクトにワンヒットを狙った」と中前に2点適時打。一塁上でグッと右拳を握った。さらに1死後、河口の右前適時打で1点を加えた。

 北九州支部では今大会から1日80球の球数制限が導入された。投手陣をどうやり繰りするか。各チーム手探り状態で臨んだが宇部はエース・上田以外の投手が大会を通して成長。福田のほか、準決勝で先発し、全国8強の八幡南を抑えた角田らが好投した。玉国監督は「球数制限で使い方が難しかった中、福田がよく抑えてくれたのはうれしい誤算。角田も含めて2、3番手が急浮上してくれた」とうなずいた。

(2021/4/16紙面掲載)

※新聞紙面(4月16日)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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