【ボーイズリーグ】福岡 キャプテン満塁弾で決めた待望の現陣容初V/九州選抜福岡南予選

ミズノ旗争奪第17回九州選抜大会【中学】福岡県南支部 2021年4月3、10、11日

 福岡県南支部決勝は福岡ボーイズが福岡志免ボーイズを5回コールドの10-2で破り優勝。福岡、福岡志免と抽選で3位になった福南が本戦出場切符を獲得した。

決勝の2回、宮崎の満塁本塁打にベンチは大盛り上がり

▼決勝(4月11日・春日市西野球場)
福 岡 160 30=10
福岡志免000 20=2
(5回コールド)

宮崎主将「打った瞬間、確信した」

 最後の打者を三ゴロに打ち取ると福岡ナインはマウンドに集まり歓喜の輪を広げた。10-2の5回コールドで待望の現陣容初優勝。選手たちの笑顔がはじけた。

 キャプテンの一振りで試合を決めた。2回、川本の左中間適時二塁打で2―0とし、続く上野は四球を選択。1死満塁として宮崎主将は初球を振り抜いた。「打った瞬間、確信した」。打球は一直線に右翼フェンスを越えた。値千金のグランドスラム。右拳を握りしめダイヤモンドを一周した。

決勝の2回、右越えに満塁本塁打を放つ宮崎主将

球数制限導入も2年生山田ら力投

 2年生投手の力投も光った。先発の山田は「変化球がしっかり曲がっていて外角ぎりぎりに投げられた」と5回2失点。また1番打者として4安打と投打にわたって貢献した。

 福岡県南支部は今大会から1日球、連続する2日間で計120球の球数制限を導入。福岡はエース・宮崎以外の投手育成が昨秋からの懸案事項だったが山田、山川、田中と4人の投手を用いて4戦計6失点に抑えたのが勝因だ。

 矢野監督は「山田は球数ぎりぎり(2日間計114球)だったし使い方が難しい。打撃も鍛えて点を取らないと」。今大会は3試合で5回コールドだったように、主力投手の投球数を抑えるためにはコールド決着で勝ち上がっていける打力も求められる。

(2021/4/22紙面掲載)

※新聞紙面(4月22日)では優勝チーム記事全文、選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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