【ボーイズリーグ】福岡志免 投打かみ合い初の九州王者/九州選抜大会(中学生の部)
- 2021/5/7
- ボーイズリーグ記事
ミズノ旗争奪第17回九州選抜大会【中学生の部】(2021年4月24、25日・熊本県山鹿市民球場ほか)
春の九州NO1を目指して中学生の部16と小学生の部5チーム(棄権1)が熱戦を繰り広げた。中学決勝は福岡志免ボーイズ(福岡南)が北谷ボーイズ(沖縄)を6回コールドの8-1で破り、初優勝を飾った。

▼中学生の部決勝
福岡志免(福岡南)000 422=8
北 谷(沖縄) 000 001=1
(6回コールド)
4回4点先取 6回コールドで決着
投打がガチッとかみ合った福岡志免が春秋通じて初めて九州の頂点に立った。
打線がつながった。4回に4点を先行。「自分が出てチャンスを作ろうと思った」と言う八田の左前安打をきっかけに3連打で2点を入れると、さらに1死一、三塁から竹山功が中越え適時二塁打。「シャーッ!」と雄たけびを上げると、「ほえろ、ほえろ!」とベンチのボルテージも上がった。続く5回は山口の中前適時打などで、6回は八田の左中間適時二塁打などで各2点を追加。計8得点を挙げた。

八田、竹山功ら成長見せた
八田や竹山功は昨秋まで出番の少なかった選手たち。八田は「打撃が持ち味」で今年からスタメンに定着。今大会は3番に入り、決勝はポテンヒット2本を含む4安打と固め打ちした。竹山功は1回戦で先発起用されると「今まで迷惑を掛けてきたのでその分を返したかった」とランニング2ランを放ち、チームを勢いづけた。また準決勝でサヨナラ打を放った矢野も攻守に貢献した。
エース小西 計10回無失点
エースが抜群の安定感を見せた。小西は初回に1死二、三塁のピンチを招いたが「チームのために抑えようと思った。内角への直球が良かった」と後続を打ち取り3回まで無失点。規定により交代したが完封した1回戦も含めて計10回をゼロに抑えた。
右腕はけがで昨年11月から4か月間、登板を控えていたが西日本選抜優勝大会の決勝で実戦マウンドに戻ってからは5試合で計27回を1失点(自責0)と快投を続ける。制球力と変化球の切れが持ち味。「この大会はカーブが特に良かった」と胸を張った。

近藤監督は「準決勝で3点差を逆転サヨナラ勝ちして勢いがついた。竹山功や八田は打ち出したらアドレナリンが出るのか、みんなよく打った」とうなずいた。創部から45年。悲願の九州チャンピオンの称号を手にした福岡志免ナインが夏に向けてさらに加速していく。
(2021/4/30紙面掲載)
※新聞紙面(4/30)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>