【ボーイズリーグ】熊本中央 2年連続夏V 初戦敗退春のリベンジへ/選手権熊本予選
- 2021/7/3
- ボーイズリーグ記事
第52回選手権大会【中学生の部】熊本県支部予選(2021年6月5、19日・県営八代運動公園野球場ほか)
熊本県支部予選決勝は熊本中央ボーイズが熊本泗水ボーイズに4-2と競り勝ち、2年連続3回目の夏切符を獲得した。本戦は8月に大阪で開催が予定されている。

▼決勝
熊本泗水000 020 0=2
熊本中央101 200 X=4
ライナー性打球徹底 2ランスクイズも成功
全国の借りは全国で返す--。その言葉を胸に刻み、集中力を高めて決勝に臨んだ。最終回に3点差を逆転され初戦で姿を消した春から3か月。再び全国の出場切符をつかんだ熊本中央ナインは喜びを爆発させた。
きっちり仕留め、確実に転がした。好機でのフライが目立った準決勝の反省を踏まえ、決勝は「ライナー性の打球を思い出してくれた」と大津監督。7本のヒットはいずれも外野へはじき返した単打。初回と3回の安打は全て得点につながった。
2ランスクイズも成功させた。4回、1死二、三塁で沢村が投前に転がすと三塁走者の浜口に加え、二塁走者の山内は「足は自信ある。スタートした時に行こうと思った」と一気に本塁を陥れ、貴重な追加点を挙げた。

クローザー山本 「度胸一番」好投
投手陣ではクローザーを託された山本の好投が光った。元々は先発主体だが「度胸は一番ある」と指揮官。7回途中から登板した準決勝に続き、決勝は2回をゼロに抑えた。「先発の上田が頑張ってくれたし、後は自分ができる限りの投球をしようと思った。変化球が狙ったところに入った」と振り返った。
春季全国大会の後は今ひとつ波に乗れていなかったが流れは変わった。試合後、栗山主将はスタンドの保護者に向かって、すがすがしい表情で叫んだ。「絶対にリベンジします」と。さあ行こう、夏の大阪へ。(弓削 大輔)
(2021/6/25紙面掲載)
※新聞紙面(6/25)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(1回戦の記録は6/17掲載) <バックナンバ-お買い求め方法>