【ボーイズリーグ】黄城 両軍27点の打撃戦制して5年ぶり夏/選手権西九州予選

第52回選手権大会【中学生の部】西九州支部予選(2021年6月20、26、27日・長崎ビッグNスタジアムほか)

 西九州支部予選決勝は黄城ボーイズが佐賀東松ボーイズに15-12と打ち勝ち、5年ぶり6回目の夏切符をつかんだ。本戦は8月に大阪で開催が予定されている。

5年ぶりの出場が決まり、マウンドに集まる黄城の選手たち

打線好調 5回9失点も直後逆転

 両チームで計27点を取り合った打撃戦を制し、黄城が全国大会への切符を手にした。

 5回にまさかの9点を奪われて逆転を許してしまった。浮足立ってもおかしくないところだが、6回の攻撃を前に大森監督は「1点差。打撃は好調なので何とかなる」と焦りはなく、「難しい球には手を出すな」と指示した。

 先頭の5番副島がすかさず二塁打で出塁。バントの後、敵失や四球でチャンスを広げ、梶原、井上の連続適時打で2点を奪って逆転。さらに7回には先頭の4番水口の二塁打をきっかけに2点を加えて試合を決めた。

黒田は準決勝で同点弾、決勝で先制打と打ちまくった

水口“猛打賞” 黒田準決勝で2ラン

 この試合3安打して打線を引っ張った水口は「何も考えず、来たボールを打ち返しました」と振り返った。3番の黒田も含め中軸打者の勝負強さが光った。準決勝で7回に同点2ラン、決勝でも先制打を放った黒田は「自分の仕事をしただけです」と照れながら話した。

 夏の全国大会は5年ぶり。打撃のレベルは高く、地力を発揮しそう。課題は投手力。大森監督は「まずはフォームのバランスを修正して制球を安定させたい」と大舞台に向けて気持ちを切り替えていた。

(2021/7/2紙面掲載)

※新聞紙面(7/2)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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