【ボーイズリーグ】2020秋-2021夏 九州ボーイズリーガーの軌跡 ~後編~
- 2021/9/3
- ボーイズリーグ記事
中学3年生のボーイズリーガーは大半が最後の公式戦を終えた。彼らが最上級生となった昨年9月から各地で熱戦が展開されたが、特に今春以降は強豪チームの飛躍とともに、これまで思うような戦績を残せなかったチームの健闘も光っていた。写真で振り返る九州ボーイズリーガーの激闘後編は、今年4月から8月まで。

九州選抜大会 北九州支部予選は初の山口勢同士の決勝に

九州選抜大会予選は3年生主体になって初優勝を飾ったチームが多かった。福岡県南支部は福岡、福岡県北支部は飯塚が優勝。山口勢同士の決勝となった北九州支部予選は宇部が制した。また抽選で出場を決めた福南や熊本泗水、熊本光の森も健闘。本戦では福岡志免が春秋通じて初めて九州の頂点に立った。準優勝の北谷は2012年秋以来の九州大会決勝進出だった。





ゼット旗福岡大会 福岡西南が初の決勝進出

5月のゼット旗争奪福岡大会は八幡南が優勝。福岡西南が創部以来初の決勝進出を果たした。上位には届かなかったがこれまで好結果を残せなかったチームの勝利もあった。熊本大会は熊本泗水が優勝した。






選手権予選は常連チームが実力発揮 山口防府は3年目で初全国

選手権大会予選は例年よりも開幕が遅れた支部もあったが全国を目指して激闘が繰り広げられた。春夏連続出場となった熊本中央、大分明野、浦添のほか、黄城、県央宮崎、薩摩川内など出場回数の多いチームが実力を発揮。北九州支部予選は山口防府が初めての全国切符を獲得した。そして8月の本戦では福岡志免が4強と躍進した。



















北九州大会は小倉が待望の優勝 初白星のチームも

7月以降の地区大会は、北九州大会を制した小倉と鹿児島大会優勝の宮崎くしまが初優勝を達成。この1年間、未勝利だったが3年生の卒部直前に待望の白星を飾ったチームもあった。
一方、コロナ禍でジャイアンツ杯や山鹿選手権大会IN福岡などが中止となり、「これで最後」という思いで試合に臨めないまま卒部することになった球児もいる。それでもボーイズリーガーとして白球を追いかけた中学3年間の経験は必ず将来の糧となるはず。仲間との絆や思い出を胸に、それぞれ新たなステージに向かって羽ばたいていく。









(2021/9/3紙面掲載)
※新聞紙面(9/3)では別カット写真を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>