【ボーイズリーグ】熊本泗水 延長サヨナラ新チーム初V/九州大会熊本予選
- 2021/10/15
- ボーイズリーグ記事
第37回九州大会【中学生の部】熊本県支部予選(2021年9月25日、10月2日・山鹿市民野球場ほか)
秋の九州王者を目指して各地で予選が行われている。中学生の部、熊本県支部予選は熊本泗水ボーイズが制して4年ぶり2回目の本戦切符をつかんだ。本戦は今月30、31日に鹿児島県日置市の伊集院総合運動公園野球場などで開かれる。

▼決勝
熊本中央002 310 00=6
熊本泗水030 000 31X=7
(延長8回)
木村、稲田ら成長光る
熊本泗水が延長サヨナラ勝ちで新チーム初優勝を飾った。3-6で迎えた7回に狩塚の2点三塁打と豊世の適時二塁打で同点。延長8回は吉野の安打をきっかけに1死二、三塁とし、内野ゴロの間に三塁走者の代走・宮田が生還した。
8月以前も2年生が活躍していたチームだが、決勝では決して経験値が高いとは言えない選手も輝きを放った。6回からマスクをかぶった木村は左腕の西口を好リード。延長を含む3イニングを無安打無失点に抑えて自軍に流れを呼び込んだ。
7番の稲田も躍動した。俊足を生かしてセーフティーバントを2回成功。7回は先頭で四球を選んで出塁すると二盗を決めて同点のチャンスを切り開いた。松崎監督は「二人の成長は良かった」とたたえた。また豊世、園井と右投手も力をつけている。
集中力と体力強化課題
一方、中盤はエラーが失点に直結。指揮官は「声を出さずにお見合いをしたりとか、怠慢プレーが多かった。(ダブルヘッダーの)2試合目になるとボーッとしている」と体力と集中力不足を厳しく指摘する。
「走り込みが足りない。技術も大事だが基本をやっていかないと」。さらに上を目指すには、心技体すべてでレベルアップが必要。原点に立ち返り、体力強化を図っていく。 (弓削 大輔)
(2021/10/8紙面掲載)
※新聞紙面(10/8)では選手名フルネ-ム表記、全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法(1回戦の記録は10/2掲載)>