【ボーイズリーグ】苅田 キャプテン逆転3ランで5年ぶり九州王者/九州大会(小学生の部)
- 2021/11/12
- ボーイズリーグ記事
第37回九州大会【小学生の部】(2021年10月30、31日・鹿児島市小野公園野球場)
秋の九州王者を目指して中学生の部16、小学生の部7チームが熱戦を繰り広げた。小学決勝は苅田ボーイズ(福岡北)が薩摩南洲ボーイズ(鹿児島)に5-4と逆転勝ちして5年ぶり2回目の栄冠をつかんだ。

▼決勝
薩摩南洲(鹿児島)400 000=4
苅 田(福岡北) 000 23X=5
古賀主将 カウント3-0から劇弾
キャプテンが劇的な逆転弾を放った。苅田は2-4で迎えた5回。2死二、三塁で3番の古賀はカウント3-0に。1球見送りが定石だが井手尾監督は「お前に任せた。いいボールが来たら打て」と主将を信頼した。4球目。「真ん中の甘い球が来た」と強振。芯でとらえた打球は左中間のネットを越えた。逆転3ラン。ベンチは大いに盛り上がった。
公式戦初登板・守田篤が好投
5年生投手の好投も光った。初回にいきなり4点を先行される苦しい立ち上がり。だが公式戦初登板だった2番手の守田篤が初回のピンチを断ち、最終回までの5回⅓を1安打無失点。四球もわずか1つの快投に指揮官も「ほぼストライク。制球が素晴らしかった」と絶賛した。8月以降、投手育成に取り組んできた成果が表れた。
今回、九州内で負け知らずの王者・八幡西は学校行事の関係で出場を辞退した。ただ直前の練習試合では「いい勝負ができた」と井手尾監督。力の差は縮まっており、この優勝で名実とも対抗馬の筆頭候補となった。古賀主将は来年2月の春季全国大会予選に向け、「次も優勝できるよう、声を出して頑張っていきたい」と決意を新たにした。
(2021/11/5紙面掲載)
※新聞紙面(11/5)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>