【ボーイズリーグ】九州古賀A 辛抱して勝つ! 延長制して3年ぶりホストV/長崎傅記念大会

第9回長崎傅記念大会(2021年11月20、21日・福工大城東高野球場ほか)

 福岡県内外5支部から中学生の部16チームが出場。決勝は大会を主催した九州古賀ボーイズのAチームが大分明野ボーイズとの延長戦を4-3で制して3年ぶり2回目のホスト優勝を飾った。

3年ぶりに自軍主催大会を制した九州古賀ナイン

▼決勝
九州古賀A(福岡南)000 120 01=4
大分明野(大分)  100 100 10=3
(延長8回)

逆転に次ぐ逆転

 先行されても辛抱して勝つ。新チームで逆転勝利を続ける九州古賀ナインが持ち味を発揮。決勝を含む4戦中3戦で一時リードを許しながらも白星を収め、来年2月の春季全国大会予選に弾みをつけた。

 先発左腕の末永は初回に1点を奪われたが「打たれたら守ってもらえると思い、(気持ちで)押して抑えた」と2回以降を踏ん張り、5回2/3を2失点。1-2の5回に相手守備の乱れをついて一時逆転。7回に追いつかれたものの、延長8回に勝ち越した。

攻守で貢献した白木(手前)と萩尾

白木 好走塁&力投

 好走塁で切り開いた。白木は8回1死で左前安打を放つと相手野手がボールをこぼしたのを見てすかさず二塁へ。さらに「ワンヒットで返れるように」とノーサインで三盗に成功。捕逸によって生還した。また6回途中から登板して粘投。優勝投手になった。

 準決勝は5回に萩尾が「普段はあまり初球を打たないけど狙っていた直球が来たので積極的に」と2点二塁打を放って逆転。2回戦は1-4の6回に先頭・西元の安打から打線がつながり7点を入れた。

 秋季大会準優勝に続き、今年最後の大会で強敵を破っての優勝と好結果を残しており、20年ぶりの全国大会出場へ手が届く位置にいる。荒田監督は「一戦一戦上手になっている」と好感触。堤主将は「他のチームも力をつけてくるだろうし、油断せずに冬季練習を頑張っていきたい」と決意を新たにした。 (弓削 大輔)

(2021/11/26紙面掲載)

※新聞紙面(11/26)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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