【ボーイズリーグ】野球を通じて社会貢献 エコボール活動に協力します/ふくやカップ

「ふくやカップ争奪野球振興大会」はエコボール活動に協力します

ボール修繕費が賃金 障害者の就労支援に

 ボーイズリーグ「ふくやカップ争奪野球振興大会」は、野球を通じて広く社会貢献を行い、競技の振興につなげていくことを目的としている。

 その一環として「エコボール活動」に協力する。糸のほつれた硬式球を福祉作業所で縫い直し、「再生」する活動のこと。1球100円の修繕費は作業所で働く障害者の賃金になる。物を大切にすることに加え、障害者の就労支援にもつなげていく取り組みだ。

熊本の作業所に修繕を依頼 「ふくや」が協力

 硬式ボールは練習用のものでも1球500円ほど。決して安いものではない。ひと昔前は、下級生がボールの糸を縫い直していたが、最近はそのように自分たちで縫い直すことは少なくなった。古くなったボールは、ビニールテープで巻き、トスやティー打撃専用球などで使われることが多い。

 大会では参加チームから傷んだボールを集め、大会を特別協賛する明太子の老舗「ふくや」の協力の下、熊本市東区の「もやいの丘」など九州各地の福祉作業所に修繕を依頼する。昨年の大会では半年をかけて502球が再生され、各チームの練習で再利用された。「再生球」を手に取った選手たちは「すごい」と仕上がりの良さに驚いていた。

福岡の福祉作業所も参加

 エコボール活動により再生されたボールは、練習で使う分には十分な品質だ。安価な再生球が話題を呼び、もやいの丘では藤島敬幸理事長の母校・九州学院高など熊本県内の高校野球部がリピーターになっている。

 昨年の大会前、エコボール活動を行う福祉作業所は九州内にもやい丘を含めて2箇所しかなかった。しかし、このふくやカップをきっかけに福岡県春日市の作業所も新たに参加。少しずつではあるが、広がりを見せている。福岡のボーイズリーガーがつなぐ、障害者の人たちとの赤い糸。こうした取り組みを地道に続けていくことが、野球競技の振興にもつながっていく。(ボーイズリーグ担当 弓削大輔)

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