(秋の九州NO1を決める大会。各予選上位1~4チームが本戦進出)
大会名 日程・開催地 |
中学 優勝 | 中学 準優勝 | 中学 ベスト4 | 小学 優勝 | 小学 準優勝 |
11/3,4 大分 |
糸島 |
玄海 |
読谷 |
八幡西 | 鹿児島出水 |
☆京築 |
☆飯塚 |
西田川 苅田 |
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☆八幡南 |
☆小倉 |
八幡ひびきの 上津役 |
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☆糸島 | ☆九州古賀 |
福岡大野城 福岡中央 |
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☆佐賀東松 | ☆玄海 |
黄城 長崎 |
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中九州支部 熊本予選 大分予選 |
☆熊本泗水 |
☆熊本中央 ☆別府 |
北熊本/熊本宇城 大分七瀬/佐伯 |
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☆延岡 | 県央宮崎 |
南長崎 宮崎 |
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☆薩摩川内 | 鹿児島吉野 |
薩摩南洲 薩摩隼人 |
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☆うるま東 | ☆読谷 |
浦添 北谷 |
※優勝チーム等の( )は前年、☆は本戦出場予定チーム
(2017/11/11掲載)
第33回九州大会
<中学生の部>
糸島 2年ぶり秋制覇
▽決勝(11月4日)
玄 海(西九州)000 120|3
糸 島(福岡南)031 303X|10
(6回コールド)
先発全員安打
コールドゲームが告げられると、ナインは一斉にベンチから飛び出し、喜び合った。糸島ボーイズが決勝で17安打を集めて10点を入れ、2季連続、秋は2年ぶり3回目の九州王者になった。
先発全員安打だった。2回に阿南心雄の中前適時打などで3点を先制。3、4回に計4点を加え、7―3で迎えた6回。1点を入れ、なおも1死一、三塁。スタメンでただ一人、ノーヒットだった永井が右中間を破る2点三塁打を放ち、コールド勝ちを決めた。
成沢4戦8打点、吉田粘投
勝負強さが光ったのは成沢だ。決勝は4回に中前2点適時打、6回に右犠飛で3打点。4試合でチーム最多の8打点を挙げて貢献した。「(高田)監督のアドバイスでノーステップにし、タイミングが取りやすくなった」とフォーム改良が奏功した。
3番の塘原は準決勝に続き3安打の固め打ち。「1、2回戦で8打数1安打だったので、絶対に打とうと思っていた」と喜んだ。また辻涼太も内野安打2本を含む3安打を放った。
投手陣も粘った。小金丸主将のけがで先発陣が手薄になった中、右腕の吉田が好投した。2回戦は「真っすぐの球威が上がって変化球も決まった」と5回無失点。決勝は「ずっと緊張していた」と言いながらも5回3失点でゲームを作った。背番号1をつけた中村も1回戦で6回無失点と好投した。
玄海 初出場で準V
玄海ボーイズ(西九州)は初出場ながら準優勝に輝いた。準決勝は同点で迎えた5回。1死三塁から3番の江口が「ベンチからは打てのサイン。絶対にランナーを返そうと思った」と右前に運んで勝ち越し。さらに井上の中越え適時三塁打、山口の右前適時打と打線がつながった。続く6回は江口の左中間2点二塁打でだめ押しした。
青木一主将は「試合をイメージして強い打球を打つ練習をしてきた」。その効果はてきめんだった。自身は2回戦で二塁打2本を含む4安打の固め打ち。1回戦では6回に途中出場の戸川快から4連続長打で逆転勝ち。松尾監督は「打ち出したら止まらないのが持ち味」と打力に自信を持っている。
※新聞紙面では文の続き、選手名フルネーム表記、1回戦からバッテリー&長打の選手名入りの記録に、優勝、準優勝チーム以外の記事も掲載
<小学生の部>
八幡西 13年ぶり秋王者
▽決勝(11月4日)
鹿児島出水(鹿児島)001 0|1
八幡西(北九州) 283 X|13
(4回コールド)
重圧はねのけた
八幡西ボーイズが決勝で13安打13得点を挙げ、13年ぶりに秋の九州大会を制覇。そして、来年の春季全国大会(3月・東京)の出場切符をつかみ取った。
連打で得点を重ねた。初回。1死三塁から鈴木、藤村将の連打で2点を先制。続く2回は山根の中前安打をきっかけに無死満塁として、5連打と2ランスクイズで計8得点。3回も4連打で3点を加えた。鈴木、藤村将、木塚のクリーンアップで計8打点。特に木塚は準決勝でも3安打と好調だった。
重圧をはねのけた。8月に小学硬式野球の頂点を決めるアンダーアーマー杯を優勝。日本一となったことで周囲から「勝って当たり前」と見られるようになったが、その評価はナインを苦しめた。1週前のミーティング。全国出場をかけた大一番を前に、選手たちは「プレッシャーで押しつぶされそう」と漏らした。
準決勝が最大の難関だった。苅田ボーイズに3点を先行しながらも一度追いつかれた。それでも浮足立つことなく、すぐに勝ち越し。好敵手を退けた。中山監督は「ホッとした。苅田の打線は怖かったし、逆転されなかったのが大きい。外野の3人(藤村剛、友松主将、大原)がよく守った」とたたえた。
鹿児島出水 準優勝
鹿児島出水ボーイズ(鹿児島)は準優勝と躍進した。準決勝はコールド勝ち。1点を追う3回、2死三塁で4番・田中星の三塁内野安打で追いつくと、続く4回は脇田の左越え三塁打、志築の右越え二塁打に敵失が加わって一挙6点を入れた。そして5回、1死から途中出場の吉本が左翼線二塁打。続く猿楽が左越えの一打を放ち、7点差をつけた。
※新聞紙面では文の続き、選手名フルネーム表記、1回戦からバッテリー&長打の選手名入りの記録に、優勝、準優勝チーム以外の記事も掲載
(2017/10/21掲載)
【中】北九州支部 秋季大会兼九州大会予選
八幡南 逆転弾で3年ぶり2回目
▽決勝(10月14日)
八幡南 004 000 0|4
小 倉 010 000 0|1
花田 豪快アーチ
主砲の一発で八幡南ボーイズが逆転勝ち。優勝で3年ぶり2回目の九州大会出場を決めた。決勝は1点を追う3回。高橋の左越え二塁打をきっかけに1死三塁として4番の花田は「本塁打を狙っていた」と、内角低めのカーブをとらえて逆転の左中間2ラン。何度もガッツポーズしながらダイヤモンドを一周した。
その後も笹田の右越え二塁打などでチャンスを作り、8番の藤原が左前に2点適時打。この回、計4点を入れた。援護を受けた投手陣は、先発の大内が5回1失点と力投。6回以後は井生、吉武とつないだ。
今大会は4試合で計2失点。好調だった投手陣の中でも井生の活躍が光った。3試合に登板し、計8回1/3を3安打無失点。「真っすぐが走っていた。直球にヤマを張られたら変化球にしたりと場面に応じて投げられた」と振り返った。
※新聞紙面では文の続き、選手名フルネーム表記、1回戦からバッテリー&長打の選手名入りの記録に、優勝チーム以外の記事も掲載
(2017/10/21掲載)
【中】福岡県北支部 秋季大会兼九州大会予選
京築 終盤逆転で3年連続
▽決勝(10月14日)
飯 塚 000 313 0|7
京 築 031 006 X|10
筒井・井元の1、2番活躍
京築ボーイズは2年ぶりの予選優勝。3年連続で本戦に名乗りを上げた。決勝は6回表に3点差をつけられたが直後の攻撃で逆転した。四死球と敵失で1死満塁として中森から3連打で5得点。その後も川端が左前適時打を放ち、計6点を入れた。
進林監督は「ずっと打てていなかったし、びっくり」とナインの猛打に驚くばかり。3安打だった準決勝をはじめ、今大会は貧打にあえいでいた。その中で奮闘したのは「右方向に打つのが得意」の筒井と「ボールがよく見えた」と言う井元の1、2番コンビ。決勝は筒井が同点打、井元が逆転打を放った。また9番の中森が4打点とチャンスで打って貢献した。
投手陣では大村が「スライダーが良く、コントロールも抜群だった」と連日好投。1回戦は5回までゼロに抑えて試合を作り、6回3失点。準決勝は2番手で3回を無安打無失点だった。
※新聞紙面では文の続き、選手名フルネーム表記、1回戦からバッテリー&長打の選手名入りの記録に、優勝チーム以外の記事も掲載
(2017/10/21掲載)
【中】宮崎県支部予選
延岡 予選連覇
▽決勝(10月8日)
県央宮崎001 000 0|1
延 岡 101 000 X|2
好機逃さず接戦制す
延岡ボーイズが接戦を制して予選連覇、2年連続3回目の九州大会出場を果たした。
決勝は1番の広本主将が2得点。初回に二塁内野安打で切り開き、二盗と大野の送りバントで三塁に進んで桑畑の遊撃ゴロの間に生還。3回は四球を選び、暴投、敵失と相手のミスを突いてホームへかえってきた。得点圏に走者を置いたのは、この2イニングのみ。2安打と打線が低調だったが、少ないチャンスをものにした。
先発の黒木は被安打7と序盤からピンチの連続も要所を抑えて5回2/3を1失点。2番手の大野が1回1/3をゼロに抑えた。
※新聞紙面では文の続き、選手名フルネーム表記、1回戦からバッテリー&長打の選手名入りの記録を掲載
(2017/10/14掲載)
【中】福岡県南支部 秋季大会兼九州大会予選
糸島 3連覇で7度目本大会
▽決勝(10月9日)
糸 島 003 000 3|6
九州古賀100 001 0|2
阿南 汚名返上の一打
糸島ボーイズが3連覇を果たし、7度目の九州大会出場を決めた。
決勝は1点を追う3回、無死一、三塁で1番・阿南の右前2点適時打で逆転した。阿南は初回に遊撃の守備で落球、悪送球とミスを連発。相手に先制点のきっかけを与えてしまった。「守備で足を引っ張ってばかりなので取り返したかった」と汚名返上の一打だった。準決勝も3安打2打点と打撃センスを発揮した。
だめ押し打はムードメーカーの松田が放った。1点差に迫られた直後の7回。1点を加え、なおも2死二、三塁で「甘い球を強く振ろうと思った」と右前に2点適時打。常に笑顔の盛り上げ役はバットでも貢献し、胸を張った。
※新聞紙面では文の続き、選手名フルネーム表記、1回戦からバッテリー&長打の選手名入りの記録に、優勝チーム以外の記事も掲載
(2017/10/14掲載)
【中】中九州支部予選
日出、熊本泗水が初V&初出場
▽大分地区決勝(10月8日)
別 府 000 0|0
日 出 331 3X|7
(4回コールド)
日出ボーイズが創部以来初優勝を果たし、秋の九州大会初出場を決めた。準決勝は13得点、決勝は10得点でともにコールド勝ち。三塁打2本、二塁打1本の柳川をはじめ、2試合で長打10本と打撃好調だった。
準優勝の別府ボーイズは2年連続の出場となる。
▽熊本地区決勝(10月8日)
熊本泗水 000 111 3|6
熊本中央 000 210 0|3
熊本泗水ボーイズが決勝で熊本中央ボーイズに競り勝ち、リーグ内の公式戦で初優勝を飾った。本塁打を放った1年生の星子らが貢献。九州大会は春秋通じて初出場となる。
準優勝の熊本中央ボーイズは2年連続3回目の本戦出場。
※新聞紙面では文の続き、選手名フルネーム表記、1回戦からバッテリー&長打の選手名入りの記録を掲載