九州大会(予選)

(2019/10/19紙面掲載)

<中学生の部>

第35回九州大会 福岡県南支部予選

筑後初V 創部10年目実を結んだ

 九州大会の予選を兼ねた「ほっとエコライフ杯第35回福岡県南支部秋季大会」決勝は筑後ボーイズが糸島ボーイズを最終回逆転の7-4で破り、創部以来初優勝を飾った。九州大会は筑後が初、糸島が5年連続9回目。抽選で出場を決めた九州古賀ボーイズは2年ぶり。

初優勝を飾り笑顔がはじける筑後ナイン
初優勝を飾り笑顔がはじける筑後ナイン

▽決勝(10月13日)

筑 後 000 011 5=7

糸 島 000 022 0=4

 

最終回逆転 冬木3ラン

 砂煙舞うグラウンドで筑後ナインが歓喜の輪を広げた。2010年の創部から今年で10年目。劇的な最終回逆転で強敵を破り、悲願の初優勝を飾った。

 

 執念でつないでいった。2点をリードされた直後の最終7回。先頭・馬場太の中前安打をきっかけに一、三塁とチャンスを広げた。2死に追い込まれても松永、山下の連続適時打で追いついた。

 

 なおも2死一、二塁。1年生の5番・冬木は内角をフルスイング。初優勝への思いを乗せ、打球は左翼フェンスを越えた。「とにかくチームのためにという気持ちで打ったら最高の結果になった。めっちゃうれしい」。値千金の3ランで試合を決めた。

 

 3番の松永は9月のふくやカップでワンポイントの相手左腕に抑えられたが「スライダーが多かったので早めにとらえることを意識した」と3安打。5回に先制点につながる左中間二塁打を放つなど、相手の巧みな継投を攻略した。

決勝の7回、左越え3ランを放つ冬木
決勝の7回、左越え3ランを放つ冬木

栗原監督「こんな日が来るなんて」

 優勝とは無縁のチームだった。17年8月までは大会で4強に勝ち上がったことはなく、初戦で姿を消してばかり。「ガンガン言うチームではない」と栗原監督が言うように、勝利を求めて厳しくするより楽しむことが一番の方針。また同じ地域に強豪チームも存在し、上を狙える戦力になることは少なかった。

 

 しかし地道な活動は実を結んだ。部員の数も増え、体格に恵まれた選手も入るようになった。今夏の選手権大会予選で準優勝するなど一歩ずつステップアップ。指揮官は「こんな日が来るなんて思わなかった。一生懸命やったら、いつかいいことがあるんだと、神様が見てくれていたのかな」と感激に浸った。



決勝で先発し好投した梅田
決勝で先発し好投した梅田

糸島準優勝 本戦3連覇狙う

 糸島の2大会連続優勝はならなかった。先発の梅田は途中、ワンポイント継投を挟みながら5回途中まで1失点。6回に「打撃の調子は上がってきた」と言う松浦の左中間二塁打をきっかけに2点を勝ち越して優勝目前だったが、最終7回に逆転された。

 

 捕手の松浦は「真っすぐを狙われる場面で甘く入ったところを打たれた」と反省し、「油断せず、投手のいいところを引き出していきたい」と前を向いた。

 


準決勝の3回、前原のスクイズで生還した中村
準決勝の3回、前原のスクイズで生還した中村

九州古賀 抽選で本戦進出

 九州古賀は今春の九州選抜大会に続いて「最後の1枠」を射止めた。2回戦は山本、田中の継投で1失点。3回戦は延長9回の接戦を制して勝ち上がった。準決勝で敗れたものの、4回に飯野ら1年生が活躍して一時1点差に迫った。決勝の後に行われた抽選で2年ぶりの本戦出場切符を手に入れた。

 

 荒田監督は「投手は左3枚に変則もいる。攻撃は、キャプテンが先頭で機能するかどうか」。キーマンに挙げられた松崎主将は「夏に鍛えてきたので打撃には自信がある」。投打がかみ合えば強敵相手でも十分に戦えそうだ。

 

※新聞紙面(10月19日)では別カット写真に記事全文、選手名フルネ-ム表記および全試合のバッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 バックナンバ-お買い求め方法


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