選手権大会(予選)

(2019/6/14紙面掲載)

第50回記念選手権大会

【中学】福岡県北支部予選

京築 「2・16」の悔しさ胸に全力で3年ぶり夏切符

 決勝は京築ボーイズが飯塚ボーイズを5回コールドの10-2で破り、3年ぶり2回目の夏切符をつかんだ。

京築ボーイズ
優勝を決めて笑顔の京築ナイン

▽決勝(6月9日)

飯 塚 002 00=2

京 築 231 4X=10

(5回コールド)

 

中堅・中村主将 “ザ・キャッチ”

 相手に傾きかけた流れを食い止める“ザ・キャッチ”が飛び出した。京築ボーイズ5点リードの3回。飯塚は2点を返し、なお無死一塁。ここで3番・中尾が放った打球は、センター方向へ鋭く伸びた。抜けた--。誰もがそう思った瞬間、京築の中堅手・中村主将は猛然と背走し、これをダイビングキャッチした。

 

 敵将をして「あれが抜けていれば」と言わしめたビッグプレー。これに気をよくした先発の寺村が後続を断ち、相手に流れを渡さなかった。打線も着実に加点し、準決勝に続くコールドゲームで頂点をつかみ取った。

 

 最大の武器は、圧倒的な攻撃力だ。今大会は3試合で30得点。決勝も11安打で毎回の10得点。3番・小森、7番・中尾が、両翼98メートルの左翼スタンドに飛び込む大きなアーチを描いたように、上位から下位まで、思い切りのいいフルスイングで快音を響かせた。

京築ボーイズ 小森
決勝の4回、左越えソロを放った小森

 昨夏、今春と全国大会予選で、2季続けて準優勝に終わった。今春の宗像ボーイズとの決勝は競り合いながら、あと一歩及ばず惜敗。最後の打者となった中村主将は涙が止まらなかった。悔しさをバネにする--。宗像に敗れた2月16日を忘れまいと、チーム全員が「2・16」を胸に刻んだ。

 

 選手で話し合い、全員が帽子のつばに「全力」と書き込んだ。練習では一つ一つのバットスイングに気持ちを込めた。決勝は大きくリードする展開となっても、誰一人として気を緩める者はいなかった。中村のスーパーキャッチは、絶対に流れは渡さないという強い気持ちの表れでもあった。

 

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飯塚ボーイズ
飯塚は惜しくも「銀」に終わった

飯塚準V ホークス杯で雪辱だ

 飯塚ボーイズが決勝で涙をのんだ。春の全国予選準決勝で敗れた京築ボーイズとの一戦。雪辱を誓って臨んだが、序盤から相手にペースを握られる苦しい展開となり、反撃も届かなかった。

 

 3番手としてマウンドに上がった松浦主将は、自らも相手打線の勢いを止められず「一人一人が気持ちで負けていた」と、試合後は涙にくれた。それでも「悔しさをバネにして、ホークス杯ではてっぺんを取りたい」と必死に前を向いた。春山監督は「2年生主体だったが選手は力を出し切った」と振り返った。

 

※新聞紙面(6月14日)では優勝チームの記事全文と両チーム別カット写真、選手名フルネーム表記、2回戦以降の全試合のバッテリー&長打の選手名入りの記録やその他チームの記事を掲載 バックナンバーお買い求め方法