選手権大会(予選)

(2018/6/30紙面掲載)

第49回選手権大会

【中学】北九州支部予選

上津役 死闘制して初の夏切符

上津役ボーイズ中学生の部
延長10回、逆転サヨナラ勝ちを決めて歓喜に沸く上津役ナイン

▽決勝(6月23日)

八幡南 110 003 000 3|8

上津役 120 020 000 4X|9

(延長10回タイブレーク)

 

心一つに18年ぶり全国

 ナインの思いを乗せ、打球は伸びていった。タイブレーク(1死満塁)となった決勝の延長10回。3点差を追いつき、なおも1死満塁。上津役ボーイズ・平田の打球は右翼手の頭上を越えた。「打った瞬間、行ったと思った」。試合開始から2時間51分。フェンス直撃のサヨナラ適時打で死闘に決着がついた。夏は初、2000年春以来の全国を決めた。

 

 息詰まる攻防だった。4回までは1点差。5回に主砲・日比野の左越え2ランでリードを広げたが、6回に3点差を追いつかれる。その後は互いに譲らず、延長9回まで無得点。タイブレークに突入し、延長10回表に3点の先行を許した。裏の攻撃は下位から。しかし、ナインは誰一人諦めていなかった。

 

 先頭の間世田は「プレッシャーが結構あった」と言いながらも左前に運んで2点を返す。なおも1死一、三塁で代打の切り札・小西が「この試合は出番がないと思っていた。選んでくれた(植林)監督の期待に応えたかった」と右前適時打を放ち、同点。そして四球を挟み平田が決めた。

 

 悔しさが殊勲打の原動力になった。八幡南ボーイズと対戦した5月のゼット旗争奪福岡大会決勝で平田は4打数ノーヒットと凡退。1番の役割を果たせず悔しい思いをした。それ以来、「八幡南の投手から打つイメージをして練習してきた」。試験休み中も勉強の合間を縫ってバットを振り、この日に備えてきた。

 

 先発でゲームを作った大脇、6回以降を自責0に抑えた輪竹と垂門の投手陣も気持ちのこもったピッチングで相手強力打線を抑えた。谷主将は「全員が『全国に行く』と一つになっていた。最高です」と笑った。

 

※新聞紙面では文の続き、選手名フルネーム表記、優勝チーム以外の記事と1回戦からバッテリー&長打の選手名入りの記録を掲載 バックナンバーお買い求め方法