選手権大会(予選)

(2019/6/29紙面掲載)

第50回記念選手権大会

【中学】中九州支部予選

熊本泗水 初の夏切符 星子が起死回生の同点弾

 決勝は熊本泗水ボーイズが宇佐ボーイズに3-2と競り勝ち、夏は初、2018年春以来の全国出場を決めた。

熊本泗水ボーイズ 星子
決勝の5回、同点の右越えソロを放ち、仲間に迎えられる星子主将(左)

▽決勝(6月22日)

熊本泗水100 011 0=3

宇 佐 000 200 0=2

 

「みんなを連れて行きたかった」

 仲間を全国へ連れて行く--。思いを込めた一振りだった。熊本泗水ボーイズは4回に四球や失策絡みで逆転され、5回の攻撃は簡単に2死をとられた。嫌な流れで迎えた打席。星子主将は「(一発を)狙うしかないと思った」。内角高めを強振すると、打球は右翼フェンスを越えた。起死回生の同点弾で流れを引き戻すと、続く6回に山岡の中犠飛で勝ち越した。

 

 九州NO1の左打者・星子は世界少年野球大会の日本代表に選出。しかし、イタリアへの遠征日程と選手権大会は重複しており、全国切符を手にしてもチームとは別行動になる。「自分が出られないからこそ、みんなを連れて行きたかった」。仲間たちのため、強い気持ちで大会に臨んだ。

 

熊本泗水ボーイズ
歓喜に沸く熊本泗水ナイン

荒木ら好守好走塁光る

6回の攻撃では、相手のタイム中に打席の住吉に駆け寄って声を掛けた。プレーだけでなく、精神的支柱としてチームを先導。「今まではまとまりがなかったけど、みんなが危機感を持ってやれた。保護者の皆さんと三位一体になれた」。試合終了直後は感極まって目頭を押さえた。

 

 力はありながらも、同県のライバル・熊本中央ボーイズの存在もあって思うような結果を残せずにいたチーム。それでもナインは地道に守備や走塁などを磨いてきた。2回には遊撃手・荒木の好中継で相手走者を本塁タッチアウトにするなど随所に練習の成果を発揮。松崎監督は「今までやってきたことができた」とうなずいた。

 

宇佐ボーイズ 冨永
決勝の4回、松井の投前スクイズで生還した冨永主将(右)

宇佐2年連続決勝

 宇佐ボーイズは2年連続で決勝に進出。4回は2者連続四球をきっかけに、スクイズなど持ち味の小技を駆使して一時逆転した。追加点を奪えなかったことが響いて1点差で敗れたものの、堂々の準優勝でホークス杯の出場権を手にした。

 

 木部監督は「全員野球ができているし、よくここまで来られた。毎日協力してくれる保護者のおかげ」。大阪切符には届かなかったものの、ジャイアンツ杯地区代表決定戦や連覇がかかる西九州大会と、まだまだ大会は続く。選手、保護者が一つになり、一戦一戦しっかり戦っていく。

※新聞紙面(6月20日)では優勝チームの記事全文と両チーム別カット写真、選手名フルネーム表記、全試合バッテリー&長打の選手名入りの記録やその他チームの記事を掲載(準決勝以前は6月14日) バックナンバーお買い求め方法