春季全国大会(予選)

(2019/11/23紙面掲載)

<中学生の部>

第50回春季全国大会 中九州支部予選

熊本中央 投打で圧倒6年ぶり春切符

 来年3月に関東地区で開かれる春季全国大会の中学生の部支部予選が九州各地で幕を開けた。中九州支部の決勝は熊本中央ボーイズが別府ボーイズを5回コールドの8-0で破り、6年ぶり2回目の出場を決めた。

歓喜に沸く熊本中央ナイン
歓喜に沸く熊本中央ナイン

▽決勝(11月16日・山鹿市民球場)

熊本中央113 12=8

別 府 000 00=0

(5回コールド)

 

長打捨てチームバッティング徹底

 ナイン全員が同じ方向を向いて春切符をつかみ取った。熊本中央は初戦から強敵との対戦が続いたが、5戦計37得点1失点と投打に圧倒。長打を狙わず、チームバッティングを徹底して得点を重ねた。

 

 決勝は初回に迫の左前適時打で先制し、2回に1点を追加。3回はクリーンアップの3連打などで3得点と、毎回の計8得点。エース左腕の師井は5回無失点と好投した。

 

 迫は3安打3打点。準決勝では6回を1安打無失点と投打に活躍した。「ボールがよく見えるようにノーステップ打法に取り組んできた。投球フォームにバラツキがあったので安定することを意識した」と投打とも最善のフォームを身につけて結果を残した。

 

決勝で5回無失点の師井
決勝で5回無失点の師井

宮本主将と森田副主将が先導

 「個」から「チーム」になった。9月の火の国大会決勝と10月の九州大会予選1回戦でライバルの熊本泗水に連敗した。身体能力の高い選手がそろっているが、プレーはどこか自分本位。また好機で絶好球を見逃したり、投手は四球を多発と消極さもあった。

 

 このままでは、いけない。宮本主将と副主将の森田は、整理整頓やあいさつなど日常生活から意識改革に取り組んだ。2人はチームの全体練習が終わった後も居残って自主練習。彼らに引っ張られ、ナイン全員が気持ちを入れ替えた。宮本主将は「きついこともみんなで乗り越えて一つになった」。1か月間で心身とも急成長した。

 

 大津監督は「積極的になったし、打撃の内容が変わった」。長打にはこだわらず、低く強い打球を打つことを心掛けるようになった。投手も打たれることを恐れなくなり、準決勝の迫に続いて決勝で投げた師井も四球を与えなかった。2回戦では熊本泗水にリベンジ成功。試合ごとに一体感を増していった。

 


準決勝でサヨナラ勝ちに沸く別府ナイン
準決勝でサヨナラ勝ちに沸く別府ナイン

別府7点差逆転 準V

 別府は準決勝で7点差を逆転して決勝に勝ち上がった。0-7の4回に木村の中越え適時二塁打で1点を返すと、5回に上位打線がつながり2点差に迫る。そして最終7回。先頭の小野主将が左前安打で切り開くと、続く坂本の左中間適時二塁打で1点差。その後1死二、三塁として児玉は「みんなでつないでくれたチャンスなので絶対に自分が決めようと思った」。内角高めの直球を右前に運んで逆転サヨナラ。ナインは歓喜に沸いた。

 

守備力アップ課題

 決勝は失策が重なり、コールド負け。昨年に続く全国出場は逃したが、準優勝で来年3月の西日本選抜優勝大会の出場権を獲得。裏田監督は「このチームでよくやったと思うし、成果としては十分」とナインをたたえた。そして「もう一度ディフェンスを整備したい。どれだけチームが変われるか」と守備力アップを冬のテーマに掲げた。

 

※新聞紙面(11月23日)では別カット写真に優勝チームの記事全文、選手名フルネ-ム表記および全試合のバッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 バックナンバ-お買い求め方法


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