第23回トヨタカップオープンゴルフトーナメント2021【初日】／福岡県宮若市ザ・クラシックゴルフ倶楽部

　九州サーキット「第２３回トヨタカップオープンゴルフトーナメント２０２１」（スポーツ報知など後援）は５日、福岡県宮若市のザ・クラシックゴルフ倶楽部（６９３４ヤード、パー７２）で開幕した。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、昨年に続いて無観客開催となった。初日のラウンドには、１６７人（プロ１１２人、アマ５５人）が出場。照屋佑唯智（２５）＝まる＝が９バーディー、ノーボギーの６３で回り、９アンダーで首位に立った。１打差の２位に、８バーディー、ノーボギーの生源寺龍憲（２３）＝フリー＝が続いた。きょう６日に決勝ランドが行われる。

総パット数２２ アプローチさえる

　最高気温３５度を超す酷暑の中、沖縄育ちの照屋がトップに立った。最大のピンチは１２番（５２５ヤード、パー５）。ティーショットを左に曲げＯＢ。しかし、集中力を切らさなかった。打ち直しの第３打でフェアウェーをキープ。残り１８４ヤードの第４打を３メートルに付けると、気迫でパーパットをねじ込んだ。

　終わってみれば、９つのバーディーを奪い、ノーボギー。バーディーパットの約７割が、残り１メートルに付けたもの。総パット数は２２という数字が示す通り、アプローチがピンに絡んだことが好結果に結びついた。

　一昨年の２位タイがこれまでの最高順位。「頑張って優勝を狙うよ」。トヨタカップ初Ｖを視界に捕らえた。

▽初日成績
①照屋佑唯智６３（３１、３２）
②生源寺龍憲６４（３２、３２）
③鈴木優大６６（３３、３３）
④細野勇策、森雄大、※山本大勢、玉城海伍、北村晃一、永野竜太郎、成冨晃広６７（※はアマ）

（2021/8/6紙面掲載）

※新聞紙面（8/6）ではその他選手の記事も掲載