【競輪】上田尭弥 タレントそろう熊本で認められる存在に

記者が選んだ2020イチ推し選手②

S級に特別昇級

 昨年12月29日には若手の登竜門、ヤンググランプリにも出場。今年は競輪の華・先行型として、さらなる飛躍を目指して精進していく。

 2019年は濃い1年間だった。3月に3場所連続のA級完全Vを成し遂げ、S級に特別昇級。デビューから1年を待たずしてトップレーサーとの戦いを経験することとなった。

 FⅠでは9月の取手で11②の成績を残した。またGⅢでも、10月熊本記念の準決勝で九州のエース中川誠一郎の前で先行して見せ場を作った。「緊張する場面ばかりでも、本当に充実した1年間でした」と振り返る。

 ヤンググランプリは内側から野口裕史を抜いて失格したが、最終2角9番手から3着入線と伸びて、最後に見せ場を作っていた。

 脚質は地脚。先行に適したタイプだが、上位と戦うほど課題が増える。脚力が拮抗した中で主導権を取るための、タイミングの見極めとダッシュ力の強化を始め、数え上げるときりがない。ただ、8か月間のS級生活を振り返ると、動いた競走ほど結果が出ている。これが気持ちの中のプラス材料になっている。

 今年はGⅠ出場、そして再びヤンググランプリに出ることが目標。「同期の強い人たち、特別競輪常連の人たちと戦って結果を残し、層が厚い熊本の中でも認められる存在になりたい」と目を輝かせる。この1年で、どこまで駆け上がって行くのだろうか。 (中村 秀昭)

上田 尭弥 (うえだ・たかや)1997年12月20日生まれ。熊本県出身の22歳。日本競輪学校113期生として2018年7月、武雄競輪でデビュー(11①)。S級2班。師匠は堀検正(引退)。身長179センチ。通算115戦54勝。

(2020/1/4紙面掲載)

過去記事(月別)

ページ上部へ戻る