レースほっとらいん

(2019/10/23紙面掲載)

【競輪】

九州競輪界大打撃 山崎賢人に長期あっせん停止

先頭誘導員早期追い抜きの失格

 九州競輪界の時期エースの呼び声高い山崎賢人(26・長崎)が今月14日、前橋競輪で行われた寛仁親王牌3日目に先頭誘導員早期追い抜きの失格で即日帰郷となった。

 

 1周333メートルの前橋バンクでは残り2周半まで誘導員を追い抜いてはならないが、仕掛けた際に「勢いが付きすぎ」、失格ラインの直前で誘導員の前に出てしまった。

 

 以前なら重大走行注意の内規処分で収まっていたが、今年6月からルールが変更。失格、そして同月のあっせん保留プラス、翌月からのあっせん停止と大きな罰則が加わることとなった。

 

 この新ルールが適用され6月大垣の嘉永泰斗は7、8月があっせん停止。7月伊東の門脇翼が8、9月が同様のペナルティーを課せられている。

 

競輪祭や地元記念も不出場に

 GⅠであるためか山崎の場合はさらに罰則が重くなる見込み。3か月の場合は来年1月までで、さらに1か月加算され2月まで復帰が出来ない可能性もあるようだ。

 

 すでに欠場となった24日開幕の熊本記念はもちろん、来月に小倉で開催される競輪祭、恐らく目玉で呼ばれると予想されていた佐世保記念も出場不可能。久々に現れた九州の大型先行の不在は本人だけでなく、主催者サイドも痛い事象となる。

 

 もしもJKAの罰則、自粛欠場等が重なり2月まで不出場が続くと、今年12月のヤンググランプリ、来年2月の全日本選抜も出場出来ない。さらにその後のグレードレースにも影響が出てくる。来年6月高松宮記念杯、7月サマーナイト、8月オールスターの出場権を得るための最低出走本数を満たせない事態まで起こってしまう。ルールを破った本人が悪いとはいえ、九州競輪界の盛り上がりを考えると、少しでも軽い処分を願うばかりだ。(中村 秀昭)