【競輪】番組など短期で変化 ファンへの浸透には時間必要か

競輪祭ナイター3年目で最高売り上げも

 6日制のナイターG1に生まれ変わり3年目となった「競輪祭」が小倉競輪場で先月の18~23日の日程で開催された。今年は新型コロナウイルスの影響で本場の入場制限も行われた。本場、場外発売場のイベントなどは激減したが、6日間の売り上げは約115億円と悪くなかった。

 ナイター競輪祭初回の2018年が約106億円、19年の88億円に比べても好調。主に無観客開催が続いた3月以降に電話投票加入者が伸びたことなどが、プラスに作用したと推察される。

 ただ、ボートレースとの差が縮まらない。SG「チャレンジカップ(G2レディースチャレンジカップを同時開催)」がボートレース蒲郡を舞台に先月24~29日の日程で行われた。細かな条件は違うが、同じ6日間開催で総売り上げは約172億円。売り上げ面で競輪祭を大きく上回った。

「ミッドナイト」は好調

 現状の競輪界は新型コロナウイルス感染対策を考えた模索状態が続く。G1、G2は9車立て12R制を保つが、記念開催を含むG3以下のグレードは短期で変更が加えられている。G3、F1、F2は7月から7車立て9R制に変更。3か月後の10月にはG3だけが9車立て12R制に戻り、F1、F2は7車立て12R制へ移行した。もちろん勝ち上がり方式の違いも数多くなってしまった。

 競輪ファンからすれば変化が激しすぎるのではないだろうか。感染対策が取られる前後で変化が少ない「ミッドナイト」の売り上げが安定し、むしろ伸びる傾向にある。9車立てS級戦、7車立てのS級戦、A級戦、チャレンジ戦とガールズなど選択肢が増えたが、ファンに全部が浸透するまで時間がかかりそうだ。(中村 秀昭)

(2020/12/2紙面掲載)

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