【競輪】緒方将樹 父に、同期に-恵まれた環境で急成長

記者が選んだ2021イチ推し選手⑧
粒ぞろいの熊本117期生の中で大きな成長が期待される緒方

偉大な父・浩一氏の背中追い

 かつて中野浩一氏、井上茂徳氏らとともに「競輪王国九州」を支えてきた緒方浩一氏を父に持つ。偉大な父の背中を追い昨年、輪界入りした。

 「競輪選手を目指すことは子どもの頃から決めていた。でも中学からやっていたバスケも好きで。高校までバスケ、そこから競輪、と父と決めて今に至ります」

 自転車競技の経験もない状態からバンクに入ったが見事、養成所117期に合格。昨年5月のデビュー後は在所成績51位とは思えない強さで10月に高知、防府、大宮でチャレンジを9連勝してA級2班に特班している。

 急成長の要因は環境。「運がいいですよ。同期に熊本が7人もいて、周りに強い人ばかり。一緒に練習をしたり、色んなアドバイスをもらったりで、勝てる先行選手を目指せる。違う県や卒業期だったら、こんなに恵まれていないと思う」

「2年以内にS級へ」

 現在も進化し、A級1、2班戦5場所で4優出1Vと順調。「S級には2年以内に行きたい。師匠でもある父が70歳になる前に、S級で走る僕を見せたいんです。そこで(特別競輪優出8回の)父を目指すためのスタート地点に立てると思うんです」

 父、同じ熊本の同期生、今まで戦ってきた対戦相手、誰もが緒方に新しい刺激をくれる。「目標がいっぱい。やることもいっぱい。多すぎて、毎日が楽しいんです」。前向きな若者の未来は明るい。 (中村 秀昭)

◆緒方将樹(おがた・まさき)1998年12月7日生、熊本県出身、熊本支部。22歳。日本競輪選手養成所117期生として2020年5月に広島でデビュー(332)。10月大宮競輪で3場所連続完全優勝を達成し、A級2班に特別昇班。優勝回数は4回。通算44戦29勝。175センチ、78キロ、血液型B型。

(2021/1/10紙面掲載)

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