野球

(2019/2/3紙面掲載)

障害者の就労支援につなげる取り組み拡大へ

「エコボール」全国集会 熊本で開催

八木澤荘六
エコボール活動を支援する日本プロ野球OBクラブの八木沢理事長

 傷んだ硬式野球ボールを福祉作業所で縫い直して再利用する「エコボール」の全国集会が2日、熊本市内のホテルで開かれた。ボールの修繕費を賃金にして障害者の就労支援につなげていく取り組みで、全国から約50人が集会に参加。各事業所の活動報告や組織化に向けた意見交換を行った。

 

 3回目となる全国集会には、この活動を支援する日本プロ野球OBクラブの八木沢荘六理事長(元ロッテ投手、監督)が出席。「母校の作新学院でもエコボールを使っているが、縫い目の硬さなど普通のボールと変わらない出来栄えと聞いた。これからも野球界を一緒に盛り上げていけるよう頑張っていきたい」と協力を約束し、修繕用の糸を進呈した。

 

 2009年に京都で始まったエコボール活動は全国に広がり、現在は36事業所が参加。高校や少年野球チームなどから修繕が依頼され、昨年1年間で約2万8000球が再生された。昨年9月に開かれたボーイズリーグの「ふくやカップ争奪野球振興大会」(スポーツ報知西部本社主催)では参加チームから計502球が集められ、九州内4団体の作業所で働く障害者の人たちの手で修繕されている。