夢かなえたボーイズリーガー①

(2018/12/14紙面掲載)

阪神2位・延岡学園

小幡 竜平

(大分明野ボーイズ出身)

小幡竜平 大分明野ボーイズ
2015年3月の九州さわやか大会、小幡(前列中央)は最優秀選手に輝いた(チーム提供)

守備力抜群 責任感強いキャプテン

 身体能力抜群の“源田2世”は責任感のあるキャプテンだった。同じ大分明野ボーイズで野球を学び、ポジションも同じ遊撃手の西武・源田壮亮に続いてプロ入りした小幡。中学時代は決して目立つ存在ではなかったが、真面目で礼儀正しく、2年秋からは主将としてチームを引っ張った。

 

 同学年には中村宜聖=西日本短大付=(ソフトバンク育成4位)ら力のある選手が多かった。その陰に隠れていたせいもあり、打撃は流し打ちばかりで9番が定位置。しかし、「打撃に目をつむれるくらいの守備力があった」と嶋津代表。軽快な動きで投手陣を支え、打てなくてもレギュラーを譲らなかった。

 

 自身は修学旅行と重なったため出られなかったが、2年秋には九州大会を初優勝。その後も各大会で上位進出を重ねた。嶋津代表は「個性あるメンツの中でよくチームをまとめていた」。しかし、責任感が強いがために遠回りをしたことも。全国大会の予選が迫ったときには自分を追い込みすぎ、「ストレスのせいか帯状疱疹(ほうしん)になった」という。

 

 周りに打力のある選手がいる中でも自分を見失わず、日々努力して長所の守備を伸ばしていった。中学時代にしっかり基礎を身につけたこともあり、打撃は高校になって開花。阪神では4年ぶりの高卒野手として2位指名で入団した。新人体力測定では30メートル走3秒98、垂直跳びは新人時代の鳥谷敬を上回る71センチを記録して注目を集めた。嶋津代表は「源田と肩を並べられるくらいになってほしい」と期待を寄せた。 (弓削 大輔)

小幡 竜平(おばた・りゅうへい)2000年9月21日、大分県出身。18歳。18年春センバツ2回戦は4番を務めて1安打1打点。今夏県大会は初戦(2回戦)で1本塁打も延長12回で敗れた。8月にU-18日本代表との練習試合で宮崎選抜入りし、5番・遊撃で出場。181センチ73キロ。右投左打。背番号38。