夢かなえたボーイズリーガー②

(2018/12/20紙面掲載)

ヤクルト4位・明豊

浜田 太貴

(中間ボーイズ出身)

浜田太貴 中間ボーイズ
中間ボーイズ時代の浜田。打撃だけではなく守備もピカイチだった

守備センスも天才的 九州代表4番も

 天性のセンスを伸ばしていった。高校通算45発を放ち、夢の扉を開いた浜田太貴。中間ボーイズ入部当時は細身でパワーヒッターには見えない体格だったが「野球センスは飛び抜けて良かった」と松永監督。打撃の能力はもちろん、「ボールを捕ってグラブから右手に持ち替える早さが天才的」と守備のうまさもピカイチ。1年秋からは遊撃でレギュラーになった。

 

 2年秋からは主将に就任。遊撃と捕手を務め、時にはマウンドにも立った。我が強い性格のチームメートもいたが、純粋に野球に打ち込む浜田に引っ張られ、ともに切磋琢磨(せっさたくま)。登録選手数は11人と少数だったものの、2年春の春季全国大会予選で4強に入り、西日本選抜優勝大会に出場した。

 

 3年夏には鶴岡一人記念大会の九州代表に選出。練習で長打を連発して4番を務めたが、大会になるとチームバッティングに徹して4強入りに貢献した。

 

 純朴だった。中学時代は人との接し方が苦手な方で他チーム関係者から態度面で誤解を招くこともあった。しかし、「ちゃんと話を聞くし、ものすごく素直な子。(周囲のイメージが良くなかった分も)グラウンドでは思い切ってやれと伝えた」と松永監督。近くに良き理解者がいて、雑音を気にせずプレーできる環境だったからこそ、潜在能力を引き出し、伸ばすことができた。

 

 野球センスは高校でさらに開花。2年夏の甲子園で2試合連続本塁打を放って注目を集め、チーム出身者では初のプロ野球選手となった。松永監督は「昔から大舞台に強い選手。プロでも結果を残してくれる」と教え子の活躍に太鼓判を押した。 (弓削 大輔)

浜田 太貴(はまだ・たいき)2000年9月4日生まれ、福岡県出身。18歳。昨夏の甲子園は3戦続けて3安打を放ち、打率6割の計2本塁打9打点と大暴れ。今夏県大会は準決勝敗退。高校通算45発。豪快なフルスイングが持ち味だが広角に打ち分ける技術も持つ。178センチ80キロ。右投右打。背番号51。