野球

(2018/10/26紙面掲載)

秋季高校野球九州大会 決勝

筑陽学園 粘って逆転初V

 決勝が25日行われ、筑陽学園(福岡)が明豊(大分)に7ー5で逆転勝ち、春秋通じて初優勝した。これで11月9日からの明治神宮大会出場を決めた。

筑陽学園 江原
8回1死、中越え三塁打を放つ江原

▽決勝(10月25日)

明 豊(大分) 012 200 000|5

筑陽学園(福岡)000 301 03X|7

 

流れ変える 江原口火の三塁打

 持ち味の粘りを発揮した筑陽学園が5点差をひっくり返し、神宮切符をつかみ取った。4回表までに5点の先行を許す展開。しかし、今大会、タイブレークや延長をものにしてきた筑陽ナインは逆境にもめげなかった。4回裏に弥富紘介の右越え適時二塁打などで3点を返すと、6回は進藤勇也の右翼線適時二塁打で1点差に迫った。

 

 そして8回。1死から「自分が打ったら流れが変わる。強い気持ちで打った」と主将の江原佑哉が中越え三塁打で切り開くと、1死後に福岡大真の遊撃内野安打で同点。さらに2死一、二塁として石川湧喜が二塁強襲の内野安打を放つと相手守備の乱れもあって2者生還。逆転に成功した。

 

筑陽学園 西館
優勝を決めて喜ぶ西館

西館 連投疲れも5回無失点

 5回から登板した2番手の西館昂汰は連投の疲れで本調子ではなかったものの、5イニングを無失点。「強気で行こうと声をかけた」という進藤の好リードや、8回に2死一、二塁で左中間に抜けそうな当たりを好捕した中堅の石川らバックの守備にも支えられた。

 

 江原は「点差は開いていたけど、1点ずつ縮めていけばいいと思っていたし、焦りはなかった。神宮でも粘り強い野球をしたい」と胸を張った。明治神宮大会、そしてセンバツでも諦めない野球を信条に飛躍を遂げる。(弓削 大輔)

 

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 江口祐司監督「誰が中心というチームではなく、全部員の気持ちが一つになった。ただこの大会は西館。福岡大会の真颯館戦で圧巻のピッチングをしてチームに勢いがついた。投手が疲れているのに5点で抑えられたのは褒めてやりたい。神宮は野球をするところではなく見に行くところだと思っていた。試合運びとか、これから考えたい」

筑陽学園 石川湧喜

石川 好捕でチーム救う

 中堅の石川湧喜は8回2死一、二塁で中飛をダイビングキャッチの好捕。ビッグプレーでチームの危機を救うと、その裏に好機で打席が回り、決勝打を放った。「流れが来ていたし、回ってこい、と思った。初球を見逃してもう1回スライダーが来ると思った」と喜んだ。江口監督は「打てないけど、守りは天才。忍者みたい」と全幅の信頼を置いている。

 


筑陽学園 進藤勇也

進藤 冷静に投手陣けん引

 7番の進藤勇也は2安打2打点。常に冷静さを保つクールな捕手に江口監督は「これだけ接戦が続いて勝てたのは進藤のおかげ。ちゃんと対応できるし、落ち着いている」と信頼を寄せる。進藤は「自分が焦るとチームも慌てる。どっしりと構え、投手に声を掛けていった」と振り返った。

 

 >明豊 無念準V

 

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