陸上・自転車

(2018/12/2紙面掲載)

島原学生駅伝

【男子】「雪辱」の熱い思いつないだ 第一工大V奪還

 「第36回九州学生駅伝対校選手権大会」(男子=7区間57・8キロ)と「第18回九州学生女子駅伝対校選手権大会」(5区間22・85キロ)は1日、長崎県島原市の市内周回コースで行われた。32チーム(うちオープン参加7チーム)による男子は、第一工大が3時間6分25秒で2年ぶり17回目の優勝を決め、来年の出雲全日本大学選抜駅伝の出場権を手にした。14チーム(うちオープン参加3チーム)で争われた女子は、福岡大が1時間18分17秒で5連覇を達成した。最優秀選手には、男子はジェフリ・ギチア(第一工大)、女子は井手彩乃(福岡大)が選ばれた。躍進賞は男子が九州産大、女子が九州大。

白ヶ澤優樹
両腕を挙げてゴールする第一工大のアンカー白ヶ沢優樹

城ヶ崎主将 悔しさばねに

 悔しさを力に変えた第一工大が王座奪還を果たした。立役者は主将の城ヶ崎大地だ。1年前、山登りの4区でブレーキ。「自分のせいで負けた」と責任を背負い込んだ。同じ舞台で、昨年を1分22秒上回るタイムで区間2位。チームに力を与える快走だった。

 

 3区ジェフリ・ギチアが区間新で首位に立ち、城ヶ崎へタスキを渡した。2位福岡大とは35秒差。昨年は2位でたすきを受けた城ヶ崎は、焦りから序盤に突っ込み過ぎ終盤失速した。そんな反省を生かし「今年は落ち着いて走れました」。福岡大とは2分4秒、ライバルの日本文理大とは2分59秒の差をつけた。

 

 この1年間、チーム全員が悔しさを持ち続けてきた。岩元泉監督は「城ヶ崎が一番悔しかったと思います」と話す。そんな思いを胸に、全体練習後も黙々と走り込む主将の姿に、チームメートは「雪辱」への強い思いを見た。11月の全日本大学駅伝終了後のミーティングで、全員を前に言った。「いつも通り走れば、勝てる。絶対、雪辱しよう」。あまり口には出さないタイプの主将の一言。誰もが同じ気持ちだった。

 

城ヶ崎大地
胴上げされる城ヶ崎大地

川原林 1区で流れ呼ぶ

 1区を快走してチームに流れを呼び込んだ川原林廉は言う。「大差で負けた昨年の悔しさが、今日のそれぞれの粘りにつながったと思う」。最後は日本文理大の猛追を振り切り、トップでゴールテープを切った。

 

 ゴール付近に広がった2年ぶりの歓喜の輪。チームメートに胴上げされながら、この1年、先頭に立ち続けた主将の笑顔がはじけた。(加藤 博之)

島原学生駅伝2018 男子結果
※紙面では全校成績と区間賞を掲載


福岡大
笑顔でたすきをつなぐ2区の田中佑香(右)と3区の今村菜々子

【女子】福岡大“完全優勝”5連覇

 

井手&今村区間新「笑顔でたすき」

 福岡大が今年も強さを見せつけた。気温は18度まで上がり、記録が出にくい条件だったが、1区の井手彩乃と3区の今村菜々子が区間新。全て区間賞の“完全優勝”で5連覇を達成した。

 

 今村は1週前の記録会で自己ベストを出したばかり。好調を維持して「得意の下りでスピードを生かすことが出来た」と区間記録を1秒更新。主将の光恒悠里は10月の全日本大学女子駅伝の前に右ふくらはぎを痛めた影響が残っていたが、最長の4区を力走して「今出せる全力で走ることができた」と笑顔を見せた。

 

 「苦しくても笑顔でたすきをつないでいく」をテーマに臨んだ福岡大。光恒は「みんなしっかり笑顔でつないでいけたと思う」と完勝を総括した。

 

島原学生駅伝2018 女子結果
※紙面では全校成績と区間賞を掲載

★12月2日のスポーツ報知西部版では1ページにわたり、より詳しい結果を掲載しています

【男子】日本文理大の写真つき記事、福岡大、長崎国際大、佐賀大の写真【女子】折尾愛真短大の写真つき記事

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~テレビ放送~

九州・沖縄7局 24日

 大会の模様は「走魂九州 襷に込める青春 島原学生駅伝」として12月24日に九州・沖縄の7局で録画放送される。NIB、FBS、KKT、KYT、TOSは午前10時25分~11時20分、UMKは午後2時55分~3時50分、OTVは午後3時55分~4時50分。