記者が選んだ2019イチ推し選手②

(2019/1/4紙面掲載)

競輪

曽我 圭佑(そが・けいすけ)

(24歳・熊本)

曽我圭佑
熊本輪界からデビューした期待の新人、曽我圭佑

積極的な自力勝負は存在感十分

 昨年7月デビューの113期生ながら、すでに存在感は十分。チャレンジを5場所で卒業し、9月にA級3班から2班に昇班。A級1、2班戦でも10月小松島から12月小倉まで5場所連続で決勝に乗るなど、自力勝負が光っている。

 

 印象深かったのは小倉決勝戦。地元の樫山恭柄に前を任され、果敢に先行。自分のペースできっちり踏み切り、大きな成長の跡が見て取れた。田村風起の強襲を食らい準優勝だったのは経験不足としか言いようがないが、間違いなく強い。

 

 今、意識するのは同期の宮本隼輔と父明広さんの存在。宮本は同級生の超が付くエリート。2班昇班は曽我の方が先だったが、宮本は先月の特班から奈良、佐世保で6連勝と怒とうの勢いを見せている。「同期の活躍はいい刺激になるけど、特に宮本。学生時代もスプリント競技で勝てなかっただけでなく、あらゆる面ですごさがある」と言う。

 

 だが、曽我に宮本以上の重圧をかけるのは明広さん。1992年に69期でデビューして、わずか1年でS級に駆け上がった実績の持ち主。残念ながら特別競輪では活躍しなかったが、熊本の選手からすれば強かった印象だけが残っている。

 

 曽我は言う。「父が活躍する姿は直接見てないですけど、先輩方みんなが僕に言うんです。まだオヤジの方が強かったよって」。それがとても悔しそうだ。

 

 今年の目標はまず、積極性を持ったままS級で通じる力を付けること。そして1日でも早く、「オヤジより強いな」と周りに言わせることを目指す。 (中村 秀昭)

 

曽我 圭佑  1994年4月3日生まれ。熊本市出身の24歳。日本競輪学校113期生として2018年7月、防府競輪場でデビュー(22③)。師匠は松尾正人で父は曽我明広(引退)。身長175センチ。通算42戦26勝。