記者が選んだ2019イチ推し選手④

(2019/1/6紙面掲載)

ボートレース

新開  航(しんかい・わたる)

(22歳・福岡支部)

新開航
昨年を上回る優勝3回が新開航の目標の一つ

「持っている男」 チャンス生かす強さ

 7日発表の2018年最優秀新人は各部門トップの大山千広が受賞。一昨年の羽野直也に続き、2年連続で芦屋のフレッシュルーキーが選ばれた。そして今年は新開航を推したい。ハードルは決して低くないものの有力候補の一人だ。また、アッと言わせる何かを持っている男でもある。

 

 デビュー4走目の初1着は2連単最高配当を更新する57万円台。昨年1月の初優勝も3連単9万円台の配当が示す通りの衝撃だった。「持っている」と思わせる何か。根底にはチャンスを生かす精神的な強さがある。

 

 原点の一つが小学生時代に出場した野球の世界大会。「あの時の方が緊張してました。その経験が大きいかもしれない」。初1着も初優勝も同期トップ。宮之原輝紀ら逸材がそろう118期の中でも存在感を示している。

 

 昨年11月には福岡で2度目の優勝を飾った。「意識が変わりました。やれば出来るって思えるようになった」。調整に苦しんだ前期はB1級に降格したが、きっかけをつかんだ今期は勝率6点台半ばのA1ペース。「今年の目標はまずA1。5月くらいになったら最優秀新人を意識すると思います」。羽野、大山という先輩に成長のペースで遅れないことを意識していた。A2昇格も初優勝も先輩2人よりデビューからの期間は短い。

 

 あるA1レーサーが「レースはうまい。調整が身につけば、上にも行ける」と太鼓判を押していた。伸びしろはまだまだたくさんある。何より、いつも笑顔で朗らかな性格が明るい未来を予感させる。今年も、アッと言わせる活躍で驚かせてほしい。 (中村 雅俊)

 ※表彰選手部分は紙面掲載時から修正しました

新開 航  1996年2月12日生まれ。22歳。飯塚市出身。福岡支部。16年5月、芦屋デビューの118期。同期は宮之原輝紀、栗城匠、板橋侑我ら。18年1月芦屋で初優勝。通算2V。生涯獲得賞金は約3000万円。