記者が選んだ2019イチ推し選手⑥

(2019/1/8紙面掲載)

ボートレース

渡辺  翼(わたなべ・つばさ)

(27歳・山口支部)

渡辺翼
今月のルーキーシリーズで悲願の初Vを目指す渡辺翼

ペラの方向性つかみA2返り咲き 悲願初Vへ

 脱サラして2014年にデビュー。昨年5月から同10月の勝率は5・41をマーク。2年ぶりにA2復帰を果たした。

 

 通算優出は4回で、まだ優勝経験はない。師匠柳瀬興志の指導の下で着実に力を付けているものの「昨年はエンジン出しがうまく行かなかった。6着が減って3、4着は増えたが、その代わり1、2着が減った。最近はパンチ(Sしてからの伸び)を出して、しっかり握って行こうかな、と思っている」。あれこれ試しながらレースに臨んでいる。

 

 A級に返り咲いたが、自分が思うようなレースはあまり出来なかったようだ。その原因はペラ。いままで良かったペラの形がエンジンのマイナーチェンジによって合わなくなり、ペラ調整で苦労した。だが、ようやくペラの方向性をつかみ、長いトンネルの出口は見えている。下関の正月特選では約1年7か月ぶりとなる優出を果たし「しっかり走れている」と手応えをつかんだ。

 

 今月は下関で「ルーキーシリーズ」がある。昨年10月に徳山で開催された同シリーズでは、渡辺を含め地元山口勢が全員予選で敗退した。徳山で味わった悔しさを下関で晴らすつもりだ。「徳山はエンジンが良くなかったのもあるが、自分が行けていなかった。下関のルーキーは山口支部で自分が一番先輩なので、みんなを引っ張って優勝したい」と悲願の初Vを目指す。

 

 2月には「中国地区選手権」で待望のG1デビューを果たすことも決まっており「G1初勝利を目標に頑張ります」と鼻息は荒い。新年からエンジン全開で勝負する。(尾本 恭健)

渡辺 翼  1991年4月27日生まれ。27歳。山口県出身。山口支部。14年5月に下関でデビューした114期。初1着は14年10月の福岡、初優出は16年2月の戸田。師匠は柳瀬興志。通算獲得賞金は約5000万円。妻はボート選手の矢野真梨菜。