記者が選んだ2019イチ推し選手⑦

(2019/1/9紙面掲載)

ボートレース

藤田 浩人(ふじた・ひろひと)

(32歳・佐賀支部)

藤田浩人
粘り強さを発揮してA1定着を目指す藤田浩人

同期から刺激受けA1級仲間入り

 前期は勝率6・29をマーク。デビューして10年が過ぎ、ようやく1月から最高ランクのA1レーサーの仲間入りを果たすことが出来た。努力を積み重ねて手に入れた最上級で「最低でもA1を維持する。それに優勝などプラスアルファしていきたい」と今年の抱負を語った。

 

 佐賀県出身。青春を野球に注ぎ、佐賀商では内野手として活躍した。春のセンバツに出場、1回戦敗退だったが二塁打2本を放った。身長が低かったこともあってボートレーサーを志した。

 

 102期として08年11月にデビュー。初戦こそ大敗を喫したものの、節間で1着と2着を1本ずつ挙げ新人らしからぬ走りを披露した。8期目にA2に昇格。17年7月31日に常滑で待望の初優勝を達成した。

 

 堅実が売り。ターン、スタート、ペラ調整、整備力と、どの部分を取っても水準以上で、勝率6点前後のそれなりの成績を残し続けている。A2の殻を破った要因は、同期同支部の山田康二と上野真之介の目覚ましい活躍だ。山田は昨年12月に地元唐津のダイヤモンドカップでG1初制覇。上野真之介は昨年の1着数104だけでなく、グランプリシリーズ戦でSG初出場を飾った。「彼らの活躍は気にはなります」と控えめな藤田だが、刺激を受けないはずはない。

 

 A1は特別戦を走る機会が多くなるが、2月は芦屋で九州地区選手権に挑戦する。G1は13年の新鋭王座(桐生)以来3度目の出場だが「爆発力がない自分がどれだけやれるのか。芦屋は楽しみ。G1の1着を取りたい」。19年は粘り強さの質を上げて、特別戦の舞台でもやれることを証明してみせる。 (高木 拓也)

藤田浩人  1986年5月31日生まれ。32歳。佐賀県武雄市出身。佐賀支部。08年11月デビューの102期で、山田康二、上野真之介、遠藤エミらは同期。師匠は草場康幸。通算優勝1回、生涯獲得賞金は約1億5918万円。