記者が選んだ2019イチ推し選手⑨

(2019/1/11紙面掲載)

ボートレース

原田才一郎(はらだ・さいいちろう)

(22歳・福岡支部)

原田才一郎
父・富士男を目標に飛躍を誓う原田才一郎

父譲りの才能生かし成長続ける

 ボート界には引退した選手を含めると100組近い親子レーサーが存在。G1覇者の父を超え、SG覇者になったのは今垣光太郎、服部幸男、石野貴之の3人。父はG1覇者ではない仲口博崇もSGを制覇している。

 

 才一郎が「厳しくて真面目。尊敬しています」という父・富士男もG1 2勝の実績を持つ。若手の練習にも顔を出し、厳しく指導する「鬼軍曹」だ。自宅でもレース中継を熱心に見ているという父の影響を受け、才一郎は物心がついた頃から選手を目指していた。

 

 小1から始めたという剣道は3段の腕前。養成所には6回目の合格だったが、在所勝率は7・03で4位。リーグ戦では2回優勝し、卒業レースでも見事優勝と鳴り物入りでデビューした。

 

 注目のデビュー戦では、1周2マークでの大逆転でいきなり水神祭。新人の初出走初勝利は115期の大谷健太以来、実に3年半ぶりの快挙。評判にたがわぬ好センスを見せつけてくれた。

 

 「今年の目標は勝率4点台と予選突破」と、まずは実現可能な目標に向かって突き進む。進入も今年から枠なりに入る腹づもり。若松のフレッシュルーキーにも指名され、さらに11月には弟・雄次が125期でデビュー予定と発奮材料は多い。

 

 新人が苦戦を強いられる今、どんなに好センスの選手でもブレイクするには時間が掛かる。才一郎も「正月に仲谷颯仁さんと一緒に走ってレベルの違いを痛感させられました。苦戦は予想していたけど、予想以上の厳しさです」と、まだまだもがき苦しんでいる。

 

 しかし、仲谷、羽野直也に続く福岡支部のダイヤモンドの原石なのは間違いない。成長を見守りたい。 (井上 誠之)

原田才一郎  1996年10月18日生まれ。22歳。北九州市若松区出身。福岡支部。18年5月に若松でデビューした122期。父はG1 2勝の富士男。弟の雄次は125期で11月にデビュー予定。通算勝利は2勝。