24~K部長のボートレース放浪記

 Kです。タイトルの「24」は決してジャック・バウアーを気取っているわけではありません。「TWENTY FOUR」ではなく、文字通り数字の24です。ボートレースファンの方ならピンとくるかもしれません。そう、全国にあるボートレース場、北は桐生(群馬)から南は大村(長崎)まで、その数です。


 7年半前にスポーツ報知西部本社で仕事をするようになってから、ボートレースにはまってしまいました。以来、「旅打ち」と称し、SGやGⅠを中心に全国のボートレース場を巡っています。4年ほど前に全場制覇を達成し、現在、2巡目に挑戦中です。


 そんな私に社内のボートレースファンから「旅打ちの話を書いてくださいよ」と持ち掛けられました。会社の忘年会での話で、私もいい調子に焼酎が回っていたので、「やってみようか」と二つ返事で引き受けてしまいました。


 というわけで、不定期ですが、旅打ちの話をこのコーナーでさせてもらいます。下手の横好きの典型ですので、おそらく舟券の参考にはならないと思います。ボートバカの悲喜こもごもを酒の肴にでもしてもらえれば幸いです。最終日、最終レースまでよろしくお付き合いください。

(2017/1/10)


 

下関チャレンジカップ編(2017.11)

~中~

ボートレース下関 チャレンジカップ

 Kです。下関(山口)のSGチャレンジカップ・GⅡレディースチャレンジカップ5日目の25日。自宅がある福岡は朝から晴れ間が広がっていたのですが、レース場はくもり空。風は23日に比べると落ち着き弱い向かい風といったところ。南寄りの風のせいか体感的にはさほど寒さを感じません。この日は9~11RがSGの準優勝戦。今年のSGグランプリ(GP)は常連の福岡勢がまだだれも出場を決めていません。まずは優勝戦に乗らないことには始まらない9Rの篠崎仁志(2号艇)や10Rの岡崎恭裕(4号艇)に期待したいところです。

 

 

 1Rまでかなりの時間があるので、いつもならレース場グルメで腹ごしらえといったパターンなのですが、下関にはこれといったものがありません。クジラのカツをパンに挟んだ「くじらロール」なるものがありますが、もうひとつです。どうせなら我々の世代にとっては給食の定番だったクジラの竜田揚げとか下関らしくフグの唐揚げとかあればいのですが、ナイターへの移行とともに食堂が撤退していまい、望むべくもありません。今回はSGということでグルメ屋台やケータリングカーがいくつか出店しているので、その中から「ローストビーフ鶏そぼろ弁当」にしました。その名の通り、ご飯の上に鶏のそぼろ、その上にローストビーフが3切れ。これが弁当の半分。残りの半分はのり弁といった風情。どうせならローストビーフを一面に敷き詰めた肉々しい弁当にすればと思いますが、1コインでお釣りがくるのですから文句は言えません。「食い気より買い気」、です。

 

ボートレース下関 チャレンジカップ グルメ屋台 ローストビーフ鶏そぼろ弁当

 さて「買い気」の方です。1R、760円というガチガチ舟券を本命筋で的中。2Rは舟券の軸にしていた5号艇、田口節子(岡山)がF(フライング)に散り、全額払い戻し。可もなく不可もなくといった感じで迎えた3R。①前本泰和(広島)②片岡雅裕(香川)③森高一真(同)④茅原悠紀(岡山)⑤湯川浩司(大阪)⑥小野生奈(福岡)。前本の頭は固そうで、エンジン劣勢の森高を切って、本命筋は①-②④⑤-②④⑤。穴目は伸びがいい湯川から⑤-①②④-①②④⑥。もうひとつは小野の3着付けの①-全-⑥を少々。男女混合戦での女子選手の6号艇。真っ先に舟券の対象から切ってしまいたくなりますが、このレースのような敗者戦では3着に粘って高配当の使者になることがあります。小野が3日目にFを切っているのは気になりますが…。

 

 レースは前本がトップタイのスタートで早々と逃走態勢。2マークを回った後は片岡が続き①-②で決まり。問題は3着。2周目1マークで茅原と湯川が競り合い、小野が浮上です。バックでは完全に3着を取り切り、片岡に迫る勢いですが、2マークでオーバーターン気味になり湯川の差しを許してしまいます。それでもまだわかりません。①②⑤も持っていますが、配当的には①②⑥が断然上です。「生奈、頑張れー」。小野への応援に力が入りますが、わずかの差で4着。いやー、惜しかった。3着との差は半艇身もなかったでしょう。①②⑥で取りたかったなあ。

 

ボートレース下関 チャレンジカップ

 続く4Rも取り、資金を減らすことなく迎えた6R。照明に灯が入り、ナイター本番です。GⅡの予選で、メンバーは①谷川里江(愛知)②岸恵子(徳島)③松本晶恵(群馬)④海野ゆかり(広島)⑤山川美由紀(香川)⑥守屋美穂(岡山)。谷川のイン戦ですが、外には松本、海野、山川と実力者が構えます。一番時計は谷川で、展示を見る限り逃げる足はありそうですが、1コースの1着率の低さが気になります。特にまくられ率は26.0%と出場選手中トップです。本命筋は谷川の逃げから①-③④-②③④の4点に絞りましたが、穴目は谷川がまくられた時、つまりだれがまくるかを考えます。松本は差しの多い選手ですし、海野も3コースならありかといった感じです。注目は岸です。2コースでの勝利は差しよりまくりの方が多い選手です。データ通りなら谷川は岸からまくられます。そこで②-③④-全、そしてまくった岸の外から③④-②-全で勝負です。

 

 本番は枠なり3対3から松本がスタートで先行し、谷川と岸の間をまくり差し。「あちゃー、岸のまくりはないかぁ」と一瞬穴目の舟券はあきらめたのですが、岸もなんとか残しています。バックでは松本と谷川がやや抜け出し、岸、海野、守屋が続いています。2マークでは松本が先マイし、先頭。岸は最内を小回りし、海野と2着争いです。③-②、あります。いやあってほしい。2周目1マークで岸が海野を抑えて先に回り、2着へ浮上。③-②、出来上がりました。3着は海野と守屋が大接戦です。③②④だとただの万舟、③②⑥なら3万舟です。「頼む、守屋」。祈りが通じたのか、守屋がコーナーごとの全速戦で海野を沈め、34,200円の大万舟をゲットしました。準優勝戦に向け、これ以上ない形で前半を締めくくりことができました。

 

 7Rは1号艇の篠崎元志(福岡)から「4号艇は2着で買え」の前本泰和(広島)へ①-④-全で勝負しましたが、①②③(880円)ではずれ。続く8Rは2号艇の遠藤エミが「勝つならまくりだろう」と②-③④-全で挑みましたが、普通に差して②①④(1,640円)。いずれも人気サイドのレースを落としてしまいましたが、まだ余裕です。9Rからの準優勝戦を最低でもひとつは取って、えびす顔で帰りたいものです。

 

 最初のレースは①山田康二(佐賀)②篠崎仁志(福岡)③田中信一郎(大阪)④丸岡正典(同)⑤吉田拡郎(岡山)⑥菊地孝平(静岡)。SG初優出を目指す山田のイン戦。師匠の峰竜太(佐賀)が予選で敗退しているだけに、ここは是が非でも逃げたいところです。篠崎も2連続GPに出場するためには何として優勝戦に乗りたいところでしょう。

 

 6号艇の菊地の動きが気になりましたが、展示は枠なり。展示、1周タイムとも菊地が断トツ。次いで山田、田中といったところです。ここは山田の逃げ信頼。相手は篠崎、田中です。本命筋は①-②=③。怖いのは菊地です。特に私の中では「6号艇の展示一番時計は2、3着で買え」が一種の決め事のようになっています。そこで①-⑥=②③④を追加。穴目はその菊地の頭までで⑥-①②-全です。⑤の吉田はエンジンが一息に見えたので、本命筋からははずしました。こういう時に限って、外した目が来ます。結果は①②⑤。山田の完璧な逃げでしたが、2着以下は大混戦。1周目の1マーク、2マークとも鮮やかさまくり差しで艇団を割った吉田が3着に入り、3,120円とイン両立の割には好配当のレースとなりました。

 

ボートレース下関 チャレンジカップ

 10Rは①井口佳典(三重)②桐生順平(埼玉)③白井英治(山口)④岡崎恭裕(福岡)⑤山崎智也(群馬)⑥辻栄蔵(広島)。こちらも展示は枠なり。展示タイムは井口と白井がトップ。1周タイムも白井が断トツ、次いで岡崎です。エンジンについて井口から景気のいいコメントは出ていませんが、ここは勝負所、スタートをぶち込んでくるでしょう。ということで本命筋は井口から足が良さそうな白井、岡崎へ①-③-②④⑤と①-④-②③⑤。辻はエンジンが低調のうえコースも遠いので、舟券の対象からははずしました。穴目はタイムが抜けている白井から③-①④-全とGP勝負駆けの岡崎からの④-①③-全。

 

 参りました。結果はまたしても①②⑤。岡﨑がトップスタートから攻めていく素振りを見せたのですが、伸び返した白井と接触。その隙に外からブン回してきた山崎が3着を確保しました。2,100円。3着薄目で結構な配当です。エンジン的には白井、岡崎と思っていたので、桐生の2着は全く頭になく惨敗です。

 

 いよいよ準優の最終レース。①毒嶋誠(群馬)②寺田祥(山口)③新田雄史(三重)④松井繁(大阪)⑤秋山直之(群馬)⑥田村隆信(徳島)。動きが気になった松井は4カドを選択し、展示は枠なり。素人目にも予選をトップ通過した毒島の足は出色です。「足には自信を持っています」のコメントもうなずけます。毒島の頭は鉄板。このレースは穴目を考える必要はなさそうです。問題は2、3着ですが、エンジン的に毒島に次ぐのは寺田、その後は松井、秋山といったところでしょう。新田と田村はレースのうまさでここまで来た印象で、このメンバーに入るとエンジンはかなり劣勢です。ということで舟券は①-②④⑤-②④⑤の6点のみ。ドーンと勝負です。

 

 3戦連続①②⑤もありか、などと密かな期待を寄せていたのですが、そんなことはそうそうあるわけがありません。結果は①③④の1,460円。舟券の対象からはずした新田がトップスタートからまくり差しをきれいに決め、早々と2着を確保。その引き波にはまった期待の寺田は何もできずに最後方に置かれてしまいました。

 

 7Rから怒涛の5連敗。あの3万舟はどこに消えてしまったのでしょう。キャッシュレス投票カードの残高はまさかのマイナスです。身も心も寒くなりました。26日のリベンジを誓い、敗者戦となる12Rはパスして家路につきました。

 

 帰宅して12Rの結果を見ると、人気を集めた1号艇の峰が敗れ、③②④で31,300円。「12Rまでやっていたら再び3万舟が取れていたかも」。そんなことがそうそうある…わけがありません。負け犬の遠吠え、ごまめの歯ぎしりというやつですね。

(2017/12/10)


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