24~K部長のボートレース放浪記

2日目 第5レース

 

 Kです。台風5号の影響で強い向かい風が吹く中、安定板を装着してのレースとなった芦屋(福岡)のプレミアムGⅠ「レディースチャンピオン」最終日。安定板のレース傾向が何となく読めるようになり、第8レースが終わった段階で資金に余裕ができたのですが、第9レースから怒涛の3連敗を喫してしまいました。

 

 まずは9レース。ひそかに1号艇のスタートが遅れるかもと目をつけていた海野ゆかり(広島)のイン戦です。②③④のボックスと②③④-②③④-⑤の穴目を狙いましたが、全体的にスタートが遅く(トップスタートでさえ0.31)、あっさりと逃げて①④⑤、4,770円。10レースは途中まで「できていた」のですが、①佐々木裕美(山口)が道中、②中谷朋子(兵庫)に抜かれ②①⑤、4,520円。11レースは前のレースで平高からまくり差しをくらった④長嶋が足落ちしたと見て連からはずしたところ、①④②、1,510円と本命決着。わずかな貯金は使い果たし、再び借金生活です。

ボートレース芦屋 レディースチャンピオン 海野ゆかり

 残るは優勝戦のみ。いつものことですが、収支は赤字でも最終レースだけは取って、気分良く帰りたいところです。メンバーは①小野②日高③松本晶恵(群馬)④細川裕子(愛知)⑤岸恵子(徳島)⑥遠藤エミ(滋賀)。地元の2人が内を固め、小野は初めて、日高は3度目の戴冠を目指します。松本は昨年の冬の女王(クイーンズクライマックス)、細川は準優勝戦1号艇で敗れての4号艇ですが、2号艇からジカまくりを食らって2着に残した足はかなりのものです。岸のエンジンはダブルエース機のひとつ17号機。遠藤は大きなタイトルこそありませんが、SGでも活躍するなど今や女子のトップクラスの実力者と言ってもいい存在です。

 

 準優勝戦が終わって思ったのは、外が怖いなぁということです。私の中では「準優勝戦1号艇の優勝戦4号艇は買い」のジンクスがあります。細川のまくりに乗って、岸や遠藤の突き抜けも十分にあり得ます。レディースチャンピオン優勝戦の「あるある」では、1号艇の優勝は隔年で、昨年海野が1号艇で勝ったので今年は負ける年です。小野の逃げはあるのか。逃げたとしても2、3着はどこからでも買えるメンバーで全く絞れません。結局、これと言った結論が出ないまま、優勝戦当日を迎えました。

 

 この日は11レースが終わった時点で1号艇のスタートが遅れたレースと平高が勝った8レース以外は内2艇で決着。このうちイン逃げは6本ですべて4号艇が舟券に絡んでいます。強い向かい風ながらダッシュからの1着は皆無で「これが安定板が着いた時のレース傾向か」と思わずにいられません。小野のスタート遅れが気にはなりますが、本人にとっては「芦屋は一番練習させてもらったレース場」であり、準優勝戦でも山川美由紀(香川)の前付けで深い起こしになりながらも0.09のトップスタートで逃げ切っています。大丈夫でしょう。

 

 

 迷いはなくなりました。小野の頭で勝負です。2着は細川です。展示の1周タイムは最下位でしたが、コーナーを回ってからの艇の返りが良く、回り足から行き足にかけては抜群に見えました。さらにこの日のレース傾向として2マークで差しに回れるポジションにいる選手が舟券に絡んでいます。スタートがそろえば細川は2番差しとなり、2マークはその位置取りとなる可能性が多いにあります。ということで舟券は、本命筋として①-④-全。押えに①-②-④と細川が準優勝戦同様スタートで遅れた場合を想定し①-②③⑤-②③⑤としました。

 前半ほどではないにしろ、向かい風は8㍍。沈みゆく太陽が2マーク付近を黄金色に染める中、出走です。進入は展示通り枠なりの3対3。5コースから岸がトップスタート。小野は少し遅れ気味です。一瞬「やばい!」と思いましたが、伸び返した小野が1マークを先マイ。松本がまくり差しに入ったそのうちを細川、岸が差し続きます。バックでは細川がやや先行し、小野に続いて2マークを旋回。細川の外にいた松本は細川、岸を先に行かせての差し。予想した2マークの展開とは少し違いましたが、①④③で決まりそうです。が、松本もさすがは冬の女王。簡単にはあきらめず、細川に艇を並べます。ここにきて①③④は勘弁してほしいものです。私にとっては神が見放したとしか言いようのない抜け目になります。2周目2マークでようやく細川が振り切り、一安心。この間、小野は悠々と逃げ、①④③でゴール。2,220円はまずまずの配当で、この日に限れば収支はプラスになりました。

ボートレース芦屋 レディースチャンピオン 小野生奈

 日が沈み切り、小野のウイニングランと表彰式。地元だけあって水面際や客席に知り合いの顔でも見えるのか、その人に向かってはちきれんばかりの笑顔で手を振ります。それにしても最近の小野の強さはどうでしょう。昨年のレディースチャンピオンは準優勝。今年に入ってからは出場したSGで連続して予選を突破。特に丸亀オーシャンカップでは優勝戦まであと一歩というところまで迫りました。今回の優勝で名実ともに女子のトップレーサーとしての地位を不動のものにしました。いずれ産休から復帰してくるであろう平山智加(香川)や鎌倉涼(大阪)、魚谷香織(福岡)らとの対決が楽しみです。

ボートレース芦屋 レディースチャンピオン 小野生奈

 表彰式では「もっとSGで活躍したい」と来年のクラシック出場の権利を得たことを喜んでいました。オールスターも今年に続き大丈夫でしょう。さらに来年のボートレースメモリアルでは芦屋の推薦を受けられるかもしれません。気の早い話ですが、来年のSGの楽しみがひとつ増えたような気がします。

 

 舟券の収支は2日間トータルではマイナスでした。ただ、安定板を着けたレースを12レース、じっくり見ることができたことは収穫でした。場や季節、水面コンディションによるとは思いますが、次の機会には生かせそうな気がします。

 

 芦屋のお隣、若松でSG「ボートレースメモリアル」が始まりました。ボートレースの夏はまだまだ続きます。幸い台風の接近はありません。絶好の水面コンディションで今年2度目のナイターSGを楽しんできます。

 

◇芦屋レディースチャンピオンの戦績

5日:3勝9敗 回収率  38%

6日:6勝6敗 回収率  130%

(2017/8/22)