メモリアル編(2017.8)

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若松メモリアル編(2017.8)

~上~

ボートレース若松 SGメモリアル

 Kです。ボートレースの夏の甲子園が終わりました。若松(福岡)で開かれていたSGボートレースメモリアルは、山口県代表の寺田祥が圧倒的な成績でSG初優勝を成し遂げました。連日、猛暑の中でのレースになりましたが、幸いにも台風の接近や各地で猛威をふるったゲリラ雷雨に悩まされることもなく、5日目(8月26日)と6日目(27日)の2日間、夏のナイターSGを放浪してきました。

 

 26日。秋雨前線の影響で朝から雨です。天気予報では徐々に回復していくとのことですが、前日まで晴天だっただけに、この天気の変化がレースにどんな影響を与えるのか、展示航走は要注意です。正午過ぎにレース場に到着。予報通り、雨は上がり薄日が差していますが、水面際に出てみると、前日までの向かい風から追い風に変わっています。F(フライング)持ちの選手はスタートがより慎重になるかもしれません。

 

ボートレース若松 ひびき 焼き鳥 生ビール SGメモリアル

 第1レースのスタート展示は午後2時。時間はたっぷりあります。まずは腹ごしらえ。若松の一押しのレース場グルメは串焼きです。西スタンドに「炭火焼 かっぱ」と「ホルモン ひびき」が並んで営業しています。「ひびき」は以前、東スタンドにあったのですが、リニューアルに伴い移転したようです。どちらもおいしいのですが、この日は「かっぱ」を選択。豚バラ、いかげそ、ウインナー、味噌ホルモン、鴨つくね、ホルモンを各1本。そして忘れてはいけない生ビール。夏のナイターSG、この一杯は欠かせません。生ビールを飲まない時は串焼きにおにぎり2個というのが若松での定番の食事です。

 

 串の中身そのものはどこにでもあるようなものですが、タレが旨い。甘辛く、ちょっぴりピリッとして。それに別添の唐辛子味噌、これが最高。ビールの肴(さかな)としてもご飯のお伴としても、これを少しつけるだけで全然違います。ビール2、3杯はいけるところですが、レース前の気付け薬代わり。ここは一杯でとどめておきました。

 


 さて第1レース。①坪井康晴(静岡)②赤岩善生(愛知)③深川真二(佐賀)④須藤博倫(埼玉)⑤石渡鉄兵(東京)⑥山田哲也(東京)。レース前、出走表を見ながら狙い目のレースとして考えていたのが、このレースです。若松担当の井上誠之記者がエース機として太鼓判を押していた30号機を駆る深川が登場するからです。深川のレーススタイルに合わなかったのか、大敗が続き予選突破はなりませんでしたが、この日の井上記者のコラム「舟券の急所」によると、「本格化してきているエース機深川真二」として5号艇で登場する5レースを推奨していました。

 

 そうであるならこの1レースも狙い目です。左隣りの2号艇はF2の赤岩。連日の大整備にもかかわらずエンジンはさっぱり。しかも前日の向かい風からこの日は追い風(3㍍)に変化。赤岩のスタートが遅れ、深川にとっては3コースから絶好のまくり差しのチャンスです。あとはスタート展示を見て最終判断です。ところがスタート展示のタイミングはほぼ横一線。しかも深川のタイムは展示、1周ともよくありません。好素性機の須藤、石渡やスタート野郎の山田の気配の方がよく見えます。しばし思案の末、自らの展開予想とエース機の力を信じることにしました。本命筋は①=③-④⑤⑥の6点。穴目として深川がF持ちの坪井まで飲み込むかもしれないと③-④⑤⑥-④⑤⑥を少々。

 

 本番は予想通り赤岩が“見事な”スタート遅れ。深川が難なく坪井の内を突き、2マークで先行。3着は接戦でしたが、薄目の山田が入り③①⑥は5,450円。本命筋でこの配当はうれしい限りです。スタートダッシュ、大成功です。井上記者推奨の5レースではもう迷いはありませんでした。5号艇の深川は2コースまで動き、1号艇の今垣光太郎(福井)を差し切り、⑤①②。4,980円を⑤-①-全の本命筋で再びゲットしました。準優勝戦前の8レースまでで3勝5敗だったのですが、このふたつのレースが大きくものをいい、準優勝戦へ向けた資金はバッチリです。まさに深川様々いや30号機様々です。

 

 その準優勝戦。最初の9レースは、1号艇に3年前の若松メモリアルでSG初優勝を飾った白井英治(山口)。2、3号艇は85期銀河系の森高一真(香川)と湯川浩司(大阪)。その外はニュージェネレーションの代表格である茅原悠紀(岡山)、篠崎元志(福岡)、桐生順平(埼玉)。白井のイン戦は固そうですが、2、3着は???エンジン的には湯川が出足も伸びも良さそうで頭ひとつ抜けている感じです。

スタート展示は枠なりの3対3。さすがにスタートはそろっています。展示タイムは湯川が抜けています。1周タイムは白井がトップ、次いで湯川、桐生の順です。地元の元志には優勝戦に乗ってもらいたいところですが、タイムはいずれも良くありません。展開的には湯川の攻めに乗ってまくり差すスペースを探すしかないと思うのですが、果たして突き抜けるまでの舟足があるかどうか。結局、白井のイン逃げ信頼で、本命筋は①-③を厚めに①-③⑥-全。穴目は応援舟券として⑤-①③-全としました。

 

 本番は白井が好スタートを決め、逃げ態勢。湯川が攻めていきましたが、白井にブロックされて流れ、さらにその内を元志がまくり差し。一瞬「おぉっ」と思いましが、引き波にはまって後退し、万事休す。最内を差してきた桐生が3番手に浮上し、①②⑥。3,710円はイン逃げのレースにしてはいい配当です。①-⑥-全は少し欲張りすぎだったかもしれませんが、1マークの攻防はなかなか見応えがあるレースでした。 

 

ボートレース若松

 続く10レース。メンバーは①辻栄蔵(広島)②平本真之(愛知)③田村隆信(徳島)④長田頼宗(東京)⑤峰竜太(佐賀)⑥下條雄太郎(長崎)。3つの準優勝戦のうち1号艇が負けるとすればここかなと当たりをつけていたレースです。というのも辻は、予選前半こそ寺田と予選トップ通過を争うほど好調だったのですが、前日の予選最終日、1、2号艇での2回走りでスタートがそれぞれ0.31、0.29とドカ遅れです。乗り手なのかエンジンなのかわかりませんが、ここにきて何かしら変調をきたしているのではないかと思ったからです。

 

 案の定、展示のスタートタイミングは1艇身近いフライング。展示タイム、1周タイムとも大きく見劣ります。逆にいいのは平本、田村、峰です。特に平本は出足だけなら自他ともに認めるトップクラスです。さて舟券です。穴目としてまず②③⑤のボックスでマークシートを塗りました。本命筋は普通に考えれば①-②③⑤-②③⑤です。が、マークシートを塗る手がここで止まりました。辻のスタートは本当に大丈夫か? 足落ちしてスタートが届かなくなっているような気がしてしょうがありません。ここは深川のレース同様、自らの直観を信じることにしました。「1」を塗りかけたマークシートをゴミ箱に捨て、②=③=⑤のボックスを買い増し。さらに②③⑤=②③⑤-①を追加しました。

 

 注目のスタート。ほぼ横一線。「あちゃー、辻、スタート遅れてねえよ」と思った瞬間、1マークを先マイした辻の艇が流れ、平本、田村が相次いで差してきました。バックでは内から②③①が並走です。「ありそうだぞ、②=③!」。2マークは平本が先に回り、最内から伸びてきた峰が切り返し気味に続きます。田村は峰を避けるように外を旋回。大時計前を②③⑤で通過していきます。レース前の展開予想は平本がまくっての②=③だったのですが、“当たれば官軍”。このままゴールし、17,780円。本命筋で200倍近い万舟なんて取った記憶がありません。「ちょー、気持ちいい」(古いな、かなり)。これが平和島(東京)あたりへの旅打ちだったら往復の飛行機代は出たぞといったところです。

ボートレース若松 SGメモリアル 寺田祥

 ルンルン気分(これもかなり古い。もはや死語かな)で準優勝戦最後の11レースへ。1号艇は予選断トツトップの寺田。以下、菊地孝平(静岡)、魚谷智之(兵庫)、前田将太(福岡)、田中信一郎(大阪)、新田雄史(三重)。寺田は初日に2着が1本あっただけで、あとはオール1着。相棒の52号機は「間違いなく節一」というのが衆目の一致するところです。展示もそれを裏付けています。スタート巧者の菊地が壁役にもなってくれそうです。寺田の頭は鉄板でしょう。

 

 問題は2着ですが、前田にしました。展示、1周タイムともに最下位ですが、前日の予選最終日、気迫あふれる走りで2着(2号艇)、1着(4号艇)をもぎ取り、勝負駆けを成功させています。若手の割にはまくりより差しを得意としており、何より地元SGにかける意気込みのようなものを感じます。9レースで元志が優勝戦進出を逃しているだけに、尚更、その思いを強くしているのではないか。①-④-②③⑤、①-②-④。このレースはこの4点のみで勝負です。結果は①④②、1,200円。十分です。

 


 次の12レースは一般戦。普段のナイターSGなら最終レースはパスして帰ることが多いのですが、天神バスセンター行きのバスが出るのは12レース終了後。懐も温かいし、11レースのもうけ分で舟券を買うことにしました。全員がSGウイナーの豪華なメンバーで、1号艇は山崎智也(群馬)、4号艇が石野貴之(大阪)。丸亀オーシャンカップ、今節と連続して予選落ちした石野ですが、今年、SGを連覇しています。成績ほど本人のエンジンコメントは悪くなく、展示を見てもこの中では一番出ているようです。そこで石野が4カドからまくっていくと見て、④-①-全と④-全-⑤⑥。

 

 レースは予想通り、石野がまくって勝ちましたが、結果は④⑤②の13,810円。典型的なセット券決着でした。5号艇の今垣光太郎(福井)と吉川元浩(兵庫)がF持ちのうえエンジンも出ていないように感じたので3着付けにとどめたのですが、失敗でした。

 

 翌日の優勝戦の1号艇は寺田。準優勝戦での上がりタイムは断トツで、エンジンは間違いなく節一。1号艇のプレッシャーがなければ、準パーフェクトによるSG初優勝が濃厚です。舟券は外枠ながら2、3着に前田を付けるのが面白そうだ。そんなことを考えながら帰りのバスに乗り込みました。

(2017/9/4)


若松メモリアル編(2017.8)

~下~

ボートレース若松 SGメモリアル

 Kです。若松(福岡)のナイターSGボートレースメモリアルの最終日(27日)。朝からいい天気で夏の日差しと暑さが戻ってきました。正午前にレース場に到着。水面に出てみると、対岸の工場の煙突から吐き出される煙がほぼ真横に流れています。前日よりも追い風が強そうですが、天候が大きく変わらなければ、日が暮れ、優勝戦のころにはベタ水面になりそうです。

 

 まずは前日同様、腹ごしらえ。この日は「ホルモン ひびき」にしました。ここには裏メニューとして、好きな串を選んで目玉焼きとともにご飯にのせてくれる「焼き鳥丼」があります。それを頼もうとしたのですが、「ごめんなさい。丼用のご飯が炊けるまであと30分ぐらいかかる」とのこと。そこまでは待ちきれないので、ホルモン、つくね、豚バラを2本ずつとすでに出来上がっていたおにぎりを2個。そして忘れてはならない生ビールですが、この日は車で来たのでノンアルコールビールで我慢です。食べながら、出走表を改めて眺めていきます。最終日の一般戦。準優勝戦組を1号艇にズラリと並べ「さあイン逃げから買ってくれ」と言わんばかりの番組編成ではありません。その分、悩ましいのですが、どこかで大きな万舟が出そうです。「それを取れれば」と早くもスケベ心がうずき、皮算用のそろばんの玉が頭の中でパチパチ…。

 

ボートレース若松 ホルモンひびき SGメモリアル

 追い風5㍍前後。前日よりやや強い風の中でレースがスタートしました。第1、2レースは完全な敗者戦。1レースの1号艇は重成一人(香川)。ここは重成のイン逃げを信頼し、展示気配が良かった5号艇の斉藤仁(東京)を2、3着に付けた舟券で勝負しましたが、3号艇の井口佳典(三重)がまくっていく展開から2号艇の渡辺浩司(福岡)が差し切り、②③⑤は5,840円。ちょっとした波乱の幕開けです。続く2レースの1号艇は吉川元浩(兵庫)。F(フライング)持ちのうえ、2号艇の吉田拡郎(岡山)、3号艇の山口剛(広島)の展示タイムが良かったので、ここも波乱かと穴目で②=③-全と③-①④⑤-全。結果は①②③の1,670円。本命筋の①-②③④-②③④で取りましたが、トリガミもいいところです。

 

 3レースからは準優勝戦組が登場です。どこかで穴が出るだろうとせっせと穴目を買いますが、敗者組も含めて逃げる、逃げる。2レースから8レースまですべてイン逃げ決着です。4、5、8レースと本命筋は取りましたが、④や⑤からの頭を穴目でも買っているので、良くて元返し。資金は目減りする一方で、ここまでマイナスです。


 迎えた9レース。①笠原亮(静岡)②池永太(福岡)③守田俊介(滋賀)④中田竜太(埼玉)⑤深川真二(佐賀)⑥山田哲也(東京)。特別選抜戦を前にしたオール敗者戦です。前日、大変お世話になったエース機30号機の深川が5号艇で登場です。前日ピンピンときて、この日はここ1回走り。スタート展示は深川が2コースまで動いて2対1対3。タイムも展示、1周ともまずまず。若松担当の井上誠之記者の予想は笠原◎、深川○。応援に来ている長谷昭範記者の「困った時の長谷頼み」も「深川はマイペースの前づけから、力強く抜け出す」と⑤-①②④-全を推奨。

 

 ここは即決です。柳の下の3匹目のドジョウを、遅ればせながら本格化してきた30号機に託します。本命筋は①=⑤-全の8点。穴目は助走をたっぷりと取れそうな3コース回りになりそうな池永から②-⑤④-全を少々。結果は展示通り2コースとなった深川が難なく差し切り⑤①②の3,200円。さすがに配当は前日に比べると下がってしまいましたが、これで10レースからの賞典レースに弾みがつきました。

 

 10レースは特別選抜戦B。照明に灯が入り、風は微風。水面コンディションは上々です。メンバーは①辻栄蔵(広島)②茅原悠紀(岡山)③新田雄史(三重)④魚谷智之(兵庫)⑤篠崎元志(福岡)⑥下條雄太郎(長崎)。前日の準優勝戦で至福の時をプレゼントしてくれた辻のイン戦です。前日は「調整の失敗で流れた」とのことなので、エンジンを立て直していれば信頼できる1号艇ですが…。

 

 スタート展示。辻のタイミングは0.03のF。前日よりは見えているようです。タイムは展示、1周ともに茅原が抜けています。次いで辻。下條も1周タイムはまずまずです。辻のイン戦、前日よりは信頼できそうです。ここまでイン逃げが7本、あとは2コースからの差しが2本。完全に内有利のレース傾向です。ならばと本命筋は①=②-全。穴目をどうするか。元志の突き抜けも頭に浮かびましたが、5コースは遠そうです。保険の意味も込めて①=②=⑤と配当的においしそうな下條の2着付けで①②③-⑥-全を少々。

 

 レースとはわからないものです。本番は、スタート踏み込んだ辻でしたが、2、3コースがまさかのスタート遅れの中へこみ。魚谷が4カドから内を絞りにかかりますが、辻が抵抗し、2艇とも流れていきます。その間隙を縫ったのが元志。さらに魚谷のまくりに抵抗しつつも小回りした新田が残し、バックでは内から⑤③①が並走状態です。2マークを元志が先マイし、トップに。「ここで⑤かよ」と思っても後の祭り。茅原は後方に置かれ、唯一持っている舟券⑤①②は奇跡でも起きない限り無理です。2、3着は混戦となり、最後に下條が辻をかわし⑤③⑥。この日唯一の万舟は51,820円の超ビッグ配当となりました。どこかで万舟にぶち当たるだろうと、それまで穴目で④や⑤の頭を買ってきたのに、このレースに限りなぜ…。元志を頭に下條の2、3着付けは買えない舟券ではありません。「元志、(買わなくて)すまん」と頭を下げたくなるようなレースでした。

 

 続く特別選抜戦A。①菊地孝平(静岡)②峰竜太(佐賀)③桐生順平(埼玉)④湯川浩司(大阪)⑤長田頼宗(東京)⑥田中信一郎(大阪)。スタート展示は枠なりの3対3。展示気配は菊地と峰が抜けています。湯川の伸びは侮れませんが、今度こそ内2艇で決着しそうです。そこで第1本命筋は①-②④-②④⑥。このうち①-②-④をかなり厚めに配分です。次いで峰の差しから②-①-③④⑥。エンジンやこれまでの実績を考え、長田は舟券の対象から外しました。穴目は湯川の攻めから④-⑥=全です。結果は長田が3着を取り切り①②⑤、1,690円。見事なまでの3着抜け目。SGの特別選抜戦、簡単に見切れる選手はいないようです。

ボートレース若松 SGメモリアル

 さあ、優勝戦。なんとなくチグハグなリズムのままここまで来ました。メンバーは①寺田祥(山口)②白井英治(同)③平本真之(愛知)④森高一真(香川)⑤田村隆信(徳島)⑥前田将太(福岡)。ボートレース甲子園、今年は関東地区からの優出はなく、西高東低です。昼間の暑さが少し和らぎ気温は28度。風は微風(追い風2㍍)。ほとんどベタ水面です。エンジンは寺田が節一。ここまで準パーフェクトペースで予選トップ通過からの王道Vを目指します。

 

 展示は枠なり3対3。内の3艇が0.10のF。少し早いタイミングです。タイムは展示、1周とも寺田が他を圧倒していますが、1周目、2周目ともに1マークの出口で艇がバタついています。「1号艇のプレッシャー? ハンドル、切り損ねているんじゃないのか」と不安を抱かせる展示航走です。かつてSG優勝戦の初1号艇で「やらかした」平本や桐生の姿が思い出されます。「寺田の頭で鉄板。でも…」。展示に不安要素があっただけに、ここに来て心が揺れます。


 締め切り5分前。決めました。寺田は20年選手、SG優勝戦も10回目。開会式のパフォーマンスやインタビューを見る限りプレッシャーとは無縁のマイペース人間(に見えます)。やらかすことはないと。2着ですが、展開的には出足だけなら節一と言われる平本のまくり差しが入るかどうか。答えは「入る」。ということで本命筋は①-③-全が大本線。このうち①-③-②⑤をかなり厚めに配分。平本不発の場合は内両立で、その場合の3着は配当妙も考え、①-②-⑤⑥。逆に穴目は平本の一発が決まった時の③-①⑤-全。これにて舟券購入完了。水面際に移動しようとしたところ、ズボンのポケットの中がジャラジャラ。500円玉と100円玉が数枚。小銭もきれいにして帰ろうと財布の中にあった小銭もかき集め、①-②-③を追加で購入。3連単オッズ、唯一3桁の1番人気。「参加することに意義ある」的な舟券です。

 

 ファンファーレに乗ってピットアウト。正面に見える皿倉山に選手の名前が飛んでいきます。何を言っているか聞き取れない必死の叫び声もいつもの光景。夏休み最後の日曜日とあってか、水面際には子供連れの姿も目立ちます。多くの家庭ではテレビの前で、武道館を目指すブルゾンちえみに声援を送っているところでしょうが、ここでは舟券を買った選手への声援が全てです。

 

 ダッシュ組から徐々に加速し、スタート。ほぼ横一線。すかさず大型ビジョンに目を移し、1マークの攻防。寺田が先マイ。平本が早めに握ってまくり差しを狙いますが、全く届きません。影も踏ませぬ逃げとはこのこと。早くも焦点は2着争いです。バックでは差した白井と平本が並走状態でしたが、2マークを白井が先行し、早々と①②③で決着です。配当は超一番人気の730円。

 

ボートレース若松 SGメモリアル 寺田祥 渡辺直美

 いやー、寺田、強かった。思えば、3年前の若松メモリアル優勝戦。内の3艇を山口勢が占め、白井が2コースからまくり、SG初優勝。その時の3号艇は寺田。若松のSGはこれで山口勢が連覇。相性がいいのか。次のSGでは今村豊のSG最年長優勝を見たいものです。表彰式。3年前は目を潤ませた白井が右腕を高々と突き上げた姿が印象的でしたが、そんな派手なパフォーマンスはなく、寺田は淡々としています。プレゼンターとして登場したボクシングの村田諒太や渡辺直美の方が目立っていたぐらいです。まあ、寺田らしいと言えば寺田らしいのかもしれません。

 

 舟券の収支と言えば、優勝戦、オリンピック精神で買った舟券が当たったもののトリガミもいいところ。結局、この日はマイナスとなりました。表彰式を見終わり、外に出ると、どこからともなく虫の声。体を吹き抜けていく風は涼やかです。昼間は高温注意報が出るほどでしたが、暑く熱かった夏は確実に次の季節へ移ろうとしているようです。次のSGは10月、平和島(東京)ダービー。初日のドリーム戦1号艇は峰竜太。Fのペナルティーが明けた瓜生正義(福岡)がSGに復帰。寺田の優勝による繰り上がりで田口節子(岡山)が久しぶりにSGに帰ってきます。ボートレースは暮れのグランプリに向け、秋の陣に突入です。

 

◇若松ボートレースメモリアルの戦績
26日:5勝7敗 回収率  254%
27日:6勝6敗 回収率   90%

(2017/9/11)


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