24~K部長のボートレース放浪記

 Kです。タイトルの「24」は決してジャック・バウアーを気取っているわけではありません。「TWENTY FOUR」ではなく、文字通り数字の24です。ボートレースファンの方ならピンとくるかもしれません。そう、全国にあるボートレース場、北は桐生(群馬)から南は大村(長崎)まで、その数です。


 7年半前にスポーツ報知西部本社で仕事をするようになってから、ボートレースにはまってしまいました。以来、「旅打ち」と称し、SGやGⅠを中心に全国のボートレース場を巡っています。4年ほど前に全場制覇を達成し、現在、2巡目に挑戦中です。


 そんな私に社内のボートレースファンから「旅打ちの話を書いてくださいよ」と持ち掛けられました。会社の忘年会での話で、私もいい調子に焼酎が回っていたので、「やってみようか」と二つ返事で引き受けてしまいました。


 というわけで、不定期ですが、旅打ちの話をこのコーナーでさせてもらいます。下手の横好きの典型ですので、おそらく舟券の参考にはならないと思います。ボートバカの悲喜こもごもを酒の肴にでもしてもらえれば幸いです。最終日、最終レースまでよろしくお付き合いください。

(2017/1/10)


 初 日 2016.12~2017.6(住之江グランプリ、児島クラシック等)

 

【2日目】

丸亀オーシャン編(2017.7)

 >第1レース >第2レース >第3レース

芦屋レディースチャンピオン編(2017.8)

 >第4レース


【2日目】 第1レース

 

 Kです。このコラムを始めて半年が過ぎました。当初は10回ぐらい続けばと思い、ノンブル代わりにレース番号を使っていたのですが、思いのほか筆が進み、今回で13回目となりました。ボートレースのコラムで「第13レース」というのもおかしいので、前回までを「初日」とし、今回を「2日目」としました。6日間開催となると、ゴールは気の遠くなるような先になりますが、せめて「3Days」(3日間開催)ぐらいまでは頑張ろうと思っています。引き続き、最終日最終レースまでよろしくお付合いください。

 

 今年初のナイターSG、丸亀(香川)の「オーシャンカップ」が終わりました。戦前は石野貴之(大阪)のSG3連覇、同一SG3連覇の偉業なるかが大きな注目を集めましたが、結果はご承知の通り、峰竜太(佐賀)が悲願のSG初制覇を果たしました。「峰のSG初優勝に本場で立ち会う」という夢はかないましたが、15日からの3連休を利用して挑んだ舟券勝負は、峰が歩んだ道のりにも似て…。まあ、終わりよければすべてよし。うどん県骨付鳥市とも呼ばれる香川県丸亀市の地元グルメもたっぷりお腹に入れたし、真夏の夜の祭典を堪能してきました。

 

 15日。目が覚めたのは午前4時半。目覚まし時計のセット時間より2時間も前です。旅打ちの日にはよくあることですが、それにしてもです。この日は博多祇園山笠の最終日、追い山の日です。テレビをつけると、櫛田入りの生中継をやっています。テレビを見ながら時間をつぶすかとも思いましたが、それももったいないかと思い直し、今年の一番山・中洲流れの櫛田入りを見届けて家を出ました。外はようやく夜が明け始めたばかり。東の空が薄っすらとあかね色に染まっています。天気は良さそうです。丸亀まで約470㌔、約5時間のドライブ。「早起きは三文の得」となるか。暑い(熱い)3日間の始まりです。

ボートレース丸亀 がもううどん

  レース場に着いたのは10時過ぎ。丸亀はナイターレース場ですが、開門は午前10時です。本場のレースが始まるまで、場外を買ってくださいということなのかもしれませんが、ここまで来て他場の一般レースには手は出ません。それよりも腹ごしらえです。何せ、朝食もとらずに高速を走ってきたわけですから。丸亀ではビッグレースを開催する時は「さぬきUDON祭」と称して節間毎日、日替わりで地元のうどん店が出店します。さすがうどん県。この日は「がもううどん」です。メニューはかけ(大=250円、小=150円)とちくわ天、あげ(ともに100円)の3つのみ。かけ(小)とちくわ天、あげの“フルコース”を注文しましたが、しめて350円。安い!つゆはぬるめですが、出汁のいい香りが漂ってきます。そしてあげの大きいこと。器からはみ出しそうです。麺は太くコシがありますが、のど越しがいいのでツルツル入っていきます。5分ほどで完食です。

 

 レースまでまだまだ時間があるので、車を一旦ホテルに置くことにしました。車だとナイターの楽しみのひとつである「レースを見ながら一杯」ができません。ホテルからは市内を循環するコミュニティーバスを利用しましたが、それにしても暑い。バス停が日なただったこともありますが、腕時計に備わった温度計は39.5度!! 猛暑日予報が出ていましたが、それにしても、です。顔から噴き出た汗が首筋を通り、メタボなお腹に次々と貯まっていきます。「早くレース場に行きたい」。

ボートレース丸亀 2017オーシャンカップ

 第1レースが始まりましたが、超早起きによる寝不足と暑さにやられたせいでしょうか、どうもいけません。6連敗です。まあ、これは言い訳ですね。丸亀はインが強いはずなのですが、さすがに準優勝戦に向け勝負駆けの予選最終日。前半6レースでイン逃げは1本だけ。差し、まくり、まくり差しとなんでもありで、万舟券は3本。天気とは裏腹に心の中には暗雲が立ち込めます。

 

 第7レースで①茅原悠紀(岡山)⑥峰竜太の本命筋①⑥④(1,650円)でようやく初的中となりましたが、第8レースは勝負駆けの①岡崎恭裕(福岡)を信頼したのに前本泰和(広島)が6コースから差し抜け⑥②④。岡崎は舟券にも絡めず、60,420円と本日一番の高配当。「だめだ、こりゃぁ」。

 

 気を取り直して第9レース、石野のイン戦です。ここまで苦戦を強いられ、偉業達成への第一関門となる準優勝戦へは1着を取るしかありません。メンバーは②重成一人(香川)③中田竜太(埼玉)④辻栄蔵(広島)⑤中島孝平(福井)⑥遠藤エミ(滋賀)。なかなか強力です。辻は3日目まで得点率トップ。前半レース2着だった地元の重成や遠藤も準優勝戦の好枠が狙えます。とは言え、ここは石野でしょう。確かにSGを獲った時のように今節エンジンは出ていませんが、インの1着率は75%強。1着勝負駆けに1号艇が残っているツキもあります。舟券は本命筋として①-②-全。このうち①-②-④をかなり手厚く配分。さらに配当の妙を考えて1周タイムが良かった中島を絡めた①-全-⑤。穴目は重成の差し切りで②-①=全。結果は、重成があっさり差し②④⑥(9,990円)。1周目バックでは一瞬②①④でできたかなと思ったのですが、やはり石野のエンジンが出てないようです。2マークで辻、遠藤にさばかれ万事休す。ダブル3連覇は夢と消えました。

 

 続く第10レースは①④②960円と本命決着し、本日2回目と的中となりましたが、トリガミもいいところ。事実上予選最終レースとなる第11レースで乾坤一擲の勝負です。①篠崎仁志(福岡)②白井英治(山口)③萩原秀人(福井)④松井繁(大阪)⑤原田幸哉(長崎)⑥新田雄史(三重)。仁志は鳴門のグランドチャンピオンで準優勝。今節も3日目まで得点率2位につけ、1位の辻がこの日得点を伸ばせなかったので、2着以上なら得点率トップです。兄・元志との兄弟SG制覇が現実味を帯びてきます。

 

 展示は枠なりの3対3。展示、1周タイムともに萩原が断トツ、次いで原田、白井の順です。萩原は前半レース、1号艇で惜敗してしまいましたが、エンジンはいいようです。仁志の逃げを信頼するとして、ヒモをどうするか。前半大敗した新田以外は準優勝戦への可能性を残しています。難しいところですが、ここは萩原のエンジンにかけます。SGでは人気を落としがちな萩原にはこれまで何度かお世話になっています。それにここぞという時の勝負に強い松井を絡め①-③-④を大本命に①-③-②④⑤の3点で、この日の負けを取り戻すべく勝負です。まさかを考え、裏の③-①-②④⑤を穴目で少々。これはおまけみたいものです。

 

 本番は萩原がトップスタート。仁志は若干後手を踏んでしまったような感じですが、1マークを先マイ。萩原は仁志と白井の間に艇を差し入れようとしますが、入り切れず後退。萩原に続き5コースから全速で握ってきた原田が松井と白井の間にまくり差しを入れ、バックで仁志を追撃です。伸びは原田の方が若干いいのかもしれません。2マークを先マイし、先頭に。3着には人気薄の新田が入り⑤①⑥21,390円。この日5本目の万舟決着となりました。

 

 「だめだ、こりゃぁ」。この日、何度つぶやいたことか。こんな日はどんなにあがいてもだめです。最終レースはパスして、一人反省会いや猛省会に向かうことにしました。丸亀での会場はJR丸亀駅近くにある骨付鳥専門店「一鶴」に決めています。ところが、店の前まで行くと外まで長蛇の列です。3連休の初日。名物料理を食べようと観光客っぽい人の姿も目立ちます。身も心も暑さと熱さにヒリヒリしている身として、これに並ぶ気は起りません。市内の居酒屋や焼き鳥屋にはたいがい骨付鳥を置いているとのことなので、しばらく周辺をうろつき、駅前のアーケードの中にある焼き鳥屋に飛び込みました。

 

丸亀 骨付鳥

 丸亀の代表的なご当地グルメ、骨付鳥は鶏の骨付きもも肉に塩、コショウ、ニンニクで下味を付け、オーブンなどでじっくりと焼き上げたスパイシーな鳥料理です。皮はパリッパリ、肉はジューシー。皿に残った鶏の脂もキャベツやおにぎりに付けて食べると最高です。右手に持った骨付鳥を口の周りを脂まみれにしながらかぶりつき、左手に持ったキンキンの生ビールを流し込む、丸亀の夜の至福の一時です。

 

 親(親鳥)とひな(若鳥)の2種類があります。親は歯ごたえがあり、かめばかむほど鶏のうま味を味わえます。ひなは身がふっくらと柔らかく、骨離れがいいのが特徴です。この日は親を注文しました。焼き上がるまでしばし猛省会。とは言え、心は翌日の準優勝戦に飛んでます。仁志と峰が得点率1、2位となり1号艇です。順調に勝てば優勝戦は内枠を占めます。思い出すのは2015年の蒲郡のSGメモリアル。1号艇・峰、2号艇・篠崎元志で名勝負を繰り広げ、元志が優勝。峰は人目もはばからず悔し涙を流しました。今度は峰が弟に対して2コース差しでリベンジするか、それとも仁志が兄貴に続き峰を退けるのか。準優勝戦が終わってもいないのに、優勝戦のストーリーがあれこれ浮かびます。いずれにせよ、明日はこの2人から勝負です。

 

 骨付鳥が運ばれてきました。切って食べることもできるようキッチンハサミ付きですが、骨の部分を持ち、熱々にかぶりつきます。かみ切れません。口にくわえたままハサミで切ります。ニンニクの風味が鼻をくすぐり、2、3度かむと肉汁と皮の脂が口中に広がります。そこにビール。見ていた出走表が脂で汚れないように隅に寄せ、しばし思考中断…。

 

 閑話休題。3杯目の生ビールを飲み干し、角のハイボールを注文。出走表に書き込んだこの日の結果を何気なく見ていて「あっ!」。萩原が1号艇で出走した前半第4レースは⑤①⑥で24,160円、後半第11レースも⑤①⑥で21,390円。「今日の萩原は2万舟の使者だったんだ」。気づいていれば、後半レースは取れていたかも…。いやいや偶然でしょう。酔いがかなり回ってきたようです。時計を見れば11時すぎ。翌日の日曜日も営業しているかどうかを確認して、店をあとにしました。

(2017/7/26)


【2日目】 第2レース

 

 Kです。丸亀(香川)のSG「オーシャンカップ」への旅打ち2日目(16日)です。この日も朝からいい天気です。予想最高気温は35度。風もそう強くなく、エンジン相場に大きな影響を与えそうな気象条件の変化はなさそうです。午前中は丸亀城に行ったり、ファミレスで涼みながらレースの予想をしたりとのんびりと過ごしました。

 

 昼食をとって出陣です。レース場の「さぬきUDON祭」も考えましたが、この日は町中のうどん屋にしました。うどん県だけあって、丸亀市内にもうどん屋がいたるところにあります。最近はどこの町に行ってもコンビニが目立ちますが、丸亀に関して言えばコンビニよりうどん屋の数の方が多い印象です。目移りしますが、「名物肉ぶっかけ 元祖」の看板に惹かれ、国道沿いの「桃山亭」に入りました。家族連れや老夫婦、タクシー運転手といった人たちで店内はほぼ満席。香川ではおなじみのセルフの店です。最初にうどんを注文して受け取り、カウンターに並べられた天ぷらなどを思い思いにとっていき、最後にレジで精算です。

丸亀 うどん 桃山亭

 選んだのは冷やし肉ぶっかけ(小)に穴子とサツマイモの天ぷら。しめて770円。冷やし肉ぶっかけは甘辛く煮た牛肉と大根おろしがのった冷たいうどんです。取り放題のネギと天かすを入れ、豪快にかき混ぜ一口。うどんもさることながら肉もいい味出しています。「小」とは言えなかなかのボリュームです。穴子の天ぷらは1尾を丸ごと揚げており、これで180円は安すぎます。薄っすらと塩味がついているので天つゆも何もいりません。うどんをすすり、穴子の天ぷらをかじり。交互に食べていると、天ぷらはうどんの具というよりはおかずです。主食がごはんからうどんに代わっただけ。よそ者のおきて破りの食べ方もしれませんが。サツマイモの天ぷらは残しておいて食後の「甘味」としておいしくいただきました。

 

 さてレースです。前日は第1レースから6連敗し、散々な目にあっているだけに早めに白星を挙げ、篠崎仁志(福岡)と峰竜太(佐賀)が1号艇に構える準優勝戦に臨みたいところです。

 

 この日も第1レースから万舟が飛び出し嫌な予感がしましたが、第2レースで白星ゲットです。①田頭実(福岡)②今村豊(山口)③徳増秀樹(静岡)④吉田俊彦(兵庫)⑤久田敏之(群馬)⑥新田雄史(三重)。スタート野郎の田頭が1号艇です。今節、ゴンロク(5、6着)が並び、機力は劣勢のようですが、敗者戦だけにいつものスタートさえ決まれば、逃げることはできそうです。展示1番時計は徳増。攻め位置となる3号艇、5号艇の時は要注意の選手です。そこで本命筋として①-③-全、それと徳増の攻めが不発の終わった時の左隣りの吉田の差しも想定し①-④-全。穴目はもちろん徳増がまくり切った時の③-④⑤-全です。結果は①④⑥。人気薄の新田が3着に粘ったこともあり3,140円。まずまずの配当です。「流しといて良かった」というやつです。

 

ボートレース丸亀 SGオーシャンカップ

 その後も本命筋で第5、6、8レースと的中し、少し浮いた状態で準優勝戦を迎えました。まずは第9レース。①辻栄蔵(広島)②重成一人(香川)③山口剛(広島)④服部幸男(静岡)⑤前本泰和(広島)⑥濱野谷憲吾(東京)。3日目まで得点率トップだった辻のイン戦です。展示タイムは山口が断トツで次いで重成、前本。1周タイムは辻が抜けており、次いで前本ですが、重成、山口と大差はありません。タイムだけから判断すると、①-②③⑤-②③⑤といったとこでしょうか。

 

 問題は前本です。「一般戦の鬼」と言われますが、記念戦線ではもうひとつという印象です。元々、内志向の選手で、確かに前日、6コースから1着を取り準優勝戦に乗ってきましたが、このメンバーで5コースはきついのではないか。ということで、2着は地元のSG優勝戦に向け並々ならぬ意欲を燃やしている(であろう)重成を中心視。①-②=③と①-②-⑤⑥の4点で勝負です。予選前半、快調に飛ばしていた服部は前日あたりから足落ちしているように見えたので舟券の対象からははずしました。あとは穴目として③-①②⑤-①②⑤を少々。

 

 本番は全艇そろったスタートで辻が難なく先マイ。差しに構えた重成は引き波にはまってズルッ。その重成と服部の間をまくり差してきたのは黄色のカポック、前本です。ターンマークをなめるような見事なターンで、バックでも加速良く2番手を確保。舟券の軸にした重成ははるか後方です。①⑤③、2,470円。まさかの広島勢ワン、ツー、スリー。最初の準優勝戦は完敗です。前本を見くびっていました。ホント、ごめんなさい。コメントに「展示タイムが出たし良くなっていると思う」とあるように、外からでも十分勝負できる足になっているようです。

 

 第10レース、峰竜太(佐賀)の登場です。メンバーは①峰②山崎智也(群馬)③茅原悠紀(岡山)④小野生奈(福岡)⑤松田大志郎(同)⑥丸岡正典(大阪)。峰は前年の鳴門オーシャンカップの準優勝戦1号艇でF(フライング)を切っており、リベンジ戦です。次レースの篠崎仁志(福岡)の着順によっては優勝戦1号艇もあります。前年のFは田中信一郎(大阪)の前付けに動揺した面もあったのでしょうが、今回は前付けに来るような選手はおらず、展示も枠なりです。展示タイムは「伸びで負ける人はいない」という小野が一人抜けています。1周タイムは峰が断トツ。次いで山崎、松田、茅原ですが、大差はありません。

 

 本命舟券は峰しかありません。2、3着は技量、実績、展示の雰囲気からして山崎、茅原で、①-②=③。すぐにマークシートを塗り、あとはオッズを見ながら金額欄をマークするだけですが、気になるのは智也です。2コースからツケマイを放ち、たびたび1マークで波乱を起こします。差しに回れば①-②=③で固いような気がしますが、握っていったら…。1マークの展開に頭を巡らせます。出した結論は松田の2着。攻めっ気たっぷりの茅原が智也とともに握っていけば、1マークがぽっかり空き、スタートに難がある小野の頭をたたいた松田が差してくる、という展開です。松田は2日目にSG初勝利を挙げ水神際。勢いに乗ってSG初優出――。そんな妄想ストーリーが出来上がり①-⑤-②③を追加。もうひとつは茅原が冷静に差しての③-①-全。鳴門オーシャンカップで石野貴之(大阪)が3コースから差して優勝したあのパターンです。

 

 本番。峰がトップスタートを切り、遅れ気味の智也が握っていきますが、全く届きません。「よし、逃げた!」。茅原は差しに回り、ここまでは想定内ですが、小野がその内を差し、バックでは伸びを生かしてグイグイに前に出てきます。さらにその内から丸岡も艇を伸ばしています。峰の逃げは大丈夫でしょうが、次着は内から⑥④③②と大混戦です。「どうなる? 2マーク」。 最内の丸岡が峰に続いて先マイ、小野は外を握って回りましたが少し流れ、丸岡を行かせて差した茅原が2番手に浮上します。智也は4番手ですが、①-③-②はまだまだあります。と、期待した瞬間、茅原が1マークでキャビッて失速、それを避けようとして智也も後退。「か・や・は・ら~。何しとんか」。①⑥④と予想もしなかった着順でゴール。9,190円は①の頭としては最高額に近い配当でしょう。

 

 準優勝戦2連敗。始まる前の“貯金”は見る影もありません。SG初優勝に向け優勝戦1号艇を目指す篠崎仁志(福岡)にかけるしかありません。

丸亀ボート SG オーシャンカップ 峰竜太

 最後の準優勝戦は①篠崎②遠藤エミ③井口佳則典(三重)④原田幸哉(長崎)⑤松井繁(大阪)⑥坪井康晴(静岡)。松井の進入が気になりましたが、展示は枠なり3対3。展示タイムは仁志と井口が同タイムで抜けています。1周タイムは坪井が断トツで次いで原田、仁志の順です。展示タイムトップタイの井口は1周タイムが一番悪くかなり伸び寄りのようです。坪井の1周タイムが良いのはいつものことですが、展示タイムが悪すぎます。総合的に考えると、仁志のエンジンが、一番バランスが取れているようです。前日、1号艇で2着に敗れていますが、同じ轍(てつ)を踏むことはないでしょう。ただ心配なのはスタートです。展示は0.12のF。前日のレース後のインタビューでは「スタートは少し放りました」。スタート勘が狂ってきているのでしょうか。まあSG戦士ですから、本番は修正してくるでしょうが。

 

 さて、1マークは伸びのいい井口が「スタート、ぶち込んで」で攻めていく展開しか思い浮かびません。あとは舟券をどう組み立てるか。まずは井口の攻めを利用した原田の差しから①-④-③⑤⑥。次いで井口が2着に残った時の①-③-④⑤⑥。遠藤のエンジンも出ているようですが、さすがのこのメンバーで、しかも難しいと言われる2コース。点数を絞りたいので舟券からははずし、本命筋はこの6点で勝負です。穴目は原田の差し切りまであるかと④-①-全。

 

 本番も進入に大きな動きはありません。出走表の進入コース欄に①②③/④…と書きかけたその時、遠藤がダッシュに引くのを確認した井口が突然艇を後方に向けました。「えっ、3カド?!」。まさかのまさかです。「井口のまくり切り?」「いやいや、そう簡単に3カドが成功するわけがない」。大時計の針が回っていくのを見ながらハラハラです。

 

 やられました。井口がトップスタート。そのまままくり切るかと思いましたが、スタートで後手を踏んだ仁志に対し、遠藤が先まくりを敢行。もつれた間隙を突いて井口は差しに切り替え、さらに外の3人もズボズボズボ…。仁志もバック5番手から2着を狙って2マーク、外から全速戦を挑みますが、大きく流れて万事休す。③⑥⑤、49,920円。超ビッグ配当で決着しました。

 

 一般戦となる最終レースはパスし、前の晩に行った焼き鳥屋に直行。今度は骨付鳥のひな(若鳥)を注文し、反省会です。この日の収支もマイナス。終わったばかりの第11レースが頭から離れません。仁志のスタート不安が図らずも的中した格好になってしまいした。トップスタート・井口の0.09に対し、0.15。決して遅いスタートではありませんが、せめて0.10前後だったら遠藤のツケマイを食らうこともなく、1マークは先マイできていたのではないか。そうならば舟券は…。

 

 死んだ子の年をいつまでも数えていてもしょうがありません。仁志が敗れたことで峰に優勝戦1号艇が回ってきました。これまで峰のSG優勝戦を何度見てきたことか。「明日こそは」の思いを強くしながら、生ビール片手にスマホでボートレース専門チャンネル・JLCの「ボートレースタイム」を見ていました。この日のコメンテーターは専門誌「BOAT Boy」の「担当G」氏。私も良く利用する新概念データの考案者です。優勝戦のメンバーは①峰②辻③井口④前本⑤丸岡⑥坪井。「担当G」氏が言うには、「この1年間、前本選手の4コースでの1着はたった1回。その割に4コースの2連対率は高いんです。つまり前本選手の4コースは2着で買え、ということです」。ふむふむ、なるほど。いい感じでアルコールが回る中、このコメントだけは妙に印象に残りました。

(2017/7/31)


2日目 第3レース

 

 Kです。丸亀(香川)のSG「オーシャンカップ」もいよいよ最終日。朝から相変わらずの暑さです。熱波と湿気のせいか、讃岐富士と呼ばれる丸亀のシンボル、飯野山が煙って見えます。SG初優勝が目前の峰竜太(佐賀)が1号艇の優勝戦。前日までの負けを取り戻すのは難しいとしても峰の舟券はしっかり取って、最終日ぐらいはプラスで締めくくりたいところです。

 

 この日は午前10時の開門から出陣です。マフラータオルの抽選に参加するためです。SGやプレミアムGⅠの最終日に実施されており、未出走舟券1,000円分でくじを1回引くことができます。「はずれる方が奇跡」の当選確率で、私にとっては旅打ちの記念品みたいなものです。まあマフラータオルの話は別の機会に譲るとして、今回も難なくゲット(まれに奇跡に遭遇し、レースが始まる前に気持ちがなえることがありますが)し、あとは冷房の効いたレース場で体力温存です。さすがにこの2日間で体力、気力ともにかなり消耗気味です。まあ、反省会で飲み過ぎたせいもありますが。

ボートレース丸亀 オーシャンカップ マフラータオル

 この日の舟券はまずまずの出足でした。前半6レースのうち、第3レース(①⑤③、2,180円)と第5レース(①④⑤、3,520円)を本命筋で取り、ほぼトントンの状態で後半戦へ。潮目が変わったと感じたのは第8レース。①石渡鉄兵(東京)②原田幸哉(崎)③石野貴之(大阪)④桐生順平(埼玉)⑤茅原悠紀(岡山)⑥菊地孝平(静岡)。石野、桐生と今年のSG覇者がセンターに構えますが、今節は元気がなく予選落ちです。舟券は準優勝戦組の原田、茅原を軸に考えざるを得ません。

 

 展示タイムは原田が1人抜けており、1周タイムは石渡、原田、菊地の順です。ただ石渡のスタートタイミングが0.24と大きな数字で、危ないイン戦のような気がします。そこで本命筋は原田が差した時の②-①-全、まくった時の②-⑤-全、穴目は茅原のまくり、まくり差しを想定し⑤-①②⑥-①②⑥としました。レースは茅原のまくり差しがさく裂。⑤②⑥、9,950円。万舟には一歩届きませんでしたが、今回の旅打ちで一番の配当をゲットしました。

 

 人気決着となった第9レース(①③⑥、1,170円)も本命筋で取り、続く第10レースは特別選抜B戦です。①山崎智也(群馬)②遠藤エミ(滋賀)③服部幸男(静岡)④篠崎仁志(福岡)⑤浜野谷憲吾(東京)⑥萩原秀人(福井)。準優勝で不良航法を取られ、賞典除外となった茅原の代わりに萩原が繰り上がりで出場です。それにしても遠藤が最終日の特別戦の2号艇です。次の第10レース、特別選抜A戦でも小野生奈(福岡)が2号艇です。以前なら女子選手がSGの準優勝戦に乗れば大きなニュースになっていましたが、最近では珍しいことではなくなってきました。特に小野は女子選手として3人目となるSG優勝戦進出まであと一歩でした。そう遠くない将来、女子選手のSG優勝があるかもしれません。

 

 レースの話に戻りましょう。展示タイムは萩原と遠藤の2人が抜けています。1周タイムも萩原がトップで次いで智也、仁志の順です。萩原のエンジンが出ています。予選落ちしたとは言え、このレースに限れば準優勝戦組に全くひけをとらない足色です。ということで舟券の軸は萩原です。①-⑥=全と①④⑥のボックスで勝負です。レースはトップスタートを切った仁志、浜野谷が連動して攻めていく形となり、それを見て萩原は差し。1マークを回ったところで早々と2着を確保。①-⑥で出来上がりです。ところが遠藤が萩原相手に競りかけます。どちらの舟券も持っているので安心して見てはいられるのですが、配当面では圧倒的に①⑥②です。一番怖いのは競り合って2人とも飛んでしまうことです。「そのまま、そのまま」。願いは通じました。配当は27番人気の3,600円。おいしい舟券になりました。

 

 続く第11レースは今節初勝利を目指し2コースからまくる気満々の小野の頭を本命筋で買いましたが、肝心のスタートが行き切れず4着。頭勝負は狙いすぎだったかもしれません。

丸亀ボート SG オーシャンカップ ラウンドガール

 さあ丸亀への旅打ちを締めくくる優勝戦です。蒸し暑さは相変わらずですが、日はとっぷりと暮れ、照明塔の明かりが夏の夜空に輝いています。風もほんどなく、絶好の水面コンディションです。ここまでしっかり貯金はできています。プラス分を全額勝負です。

 

 ①峰竜太(佐賀)②辻栄蔵(広島)③井口佳典(三重)④前本泰和(広島)⑤丸岡正典(大阪)⑥坪井康晴(静岡)。SG初優勝を目指す峰以外は全員SG覇者です。舟券は前の晩から峰の頭で勝負すると決めていました。これまでずっと応援してきて、ここで浮気をしたらボートの神様から見放されそうです。問題はヒモをだれにするかです。最終的には展示を見て決めるにしても、この日の朝、真っ先に浮かんだのは①-④です。人気はおそらく①-②=③あたりでしょうが、前本のエンジンが予選最終日あたりから急上昇していること、前夜のボートレース専門チャンネル・JLCの番組の中の「前本の4コースは2着で買い」とのコメントが妙に説得力があったこと、辻が「ここ(丸亀)の2コースは難しい」と言っていたこと、井口が「バレバレなので優勝戦はスローから」と3カドにしないことを明言していたこと、…。①-④は大いにあり得る舟券です。しかもスポーツ報知の占いのラッキーナンバーは④と⑤です(笑)。

 

 スタート展示は枠なり3対3。スタートタイミングは一番遅い坪井でも0.10。ほかの5人はいずれも0.03以内。峰にいたっては0.01です。展示タイムは峰と井口が大きく抜けています。1周タイムは坪井、前本、峰の順。前日同様、井口の1周タイムは最低です。スタートさえ遅れなければ、機力的にも峰の優位は揺るぎません。一番の攻め手になるであろう井口を受け止め、万全の逃げに持ち込めるはずです。朝の直観を変更する必要はなさそうです。舟券は①-④-全が大本線。オッズを見て①-④-②③に厚めに配分。あとは大外でも侮れない坪井を絡めた①-⑥=全を抑えに、この12点で勝負です。

丸亀ボート SG オーシャンカップ 優勝戦 峰竜太

 

 締め切り前のBGM「金毘羅船々」が流れる中、買った舟券を胸ポケットに入れ、大時計の横でピットアウトを待ちます。すでに水面際はたくさんのファンで埋まり、最前列まで行けません。ピットアウトすると、あちこちから大きな歓声が上がります。やはり峰への声援が多いようです。私の隣りにいた若い男性2人組も峰の名前を叫んでいます。私も負けずに「みね~、行けよ~」。進入はスタート展示通り枠なりの3対3。井口の「まさか」は宣言通りありませんでした。

 

 12秒針が回り始めスタート。トップスタートは井口。峰は少し遅れ気味ではありますが伸び返し、先マイ態勢を取ります。井口のまくりをブロックすると、そのまま先頭に。前本がターンマークぎりぎりを2番差し、さらに辻と前本の間を丸岡が割って入ります。「よっしゃー、逃げた」。悲願の初優勝は目前です。ただ、2着争いはわかりません。前本と丸岡が並走して2マークへ。丸岡が外から強ツケマイを放ちますが、前本もなんとかこらえ、2周目1マークを先に回り決着しました。峰は悠々と先頭をひた走ります。先ほどの2人組が「峰、コケるなよ」と叫んでいます。同感です。「このまま、このまま」。念仏とも呪文ともつかないつぶやきが口をつきます。

 

 3周目2マークを回り、白いカポックがゴールへ。その瞬間、峰は左腕を体に引きつけるように小さくガッツポーズ。腕を突き上げるような派手なポーズではありません。何かをグッとかみしめるような、味のあるガッツポーズでした。もしかしたらヘルメットの中ですでに泣いていたのかもしれません。 

丸亀ボート SG オーシャンカップ 峰竜太 ビクトリー花火

 ビクトリー花火が丸亀の夜空を彩ります。金色のボートに乗り換えた峰のビクトリーランが始まりました。何度も何度もスタンドに向かって手を振り、頭を下げます。「やっと、取れたなぁ。良かったなぁ」。ホントに感慨深いものがあります。思えば峰が新鋭戦を走っていたころ、私はボートレースを始めました。それからSG戦線で活躍するようになり、外枠ながら優勝戦に乗るようになり、さらには優勝戦の1号艇を争うようになり…。この間、スノーボードで選手生命にかかわるような大けがをし、「何やってんだ、こいつは」と思ったこともありました。2013年の若松オーシャンカップや15年の蒲郡メモリアルでは勝利の女神がほほ笑む寸前までいきながら悔し涙を流してきました。ここ数年は「SGに一番近い男」「いつ取っても不思議ではない」が代名詞になっていました。「ホント、良かったなぁ」。

 

 胸ポケットにしまっていた舟券を取り出し、払い戻し窓口に並びます。レースが終わって随分経ちますが、まだ長い列ができています。当たり前ですが、みんな満足そうな顔をしています。この日に限ればこの払い戻し分だけプラスですが、3日間トータルではマイナスとなりました。でも峰の初優勝舟券を取ったのですから、終わりよければすべてよし、です。これから峰はポンポンとSGを勝っていくのではないでしょうか。もしかしたら年末のグランプリも…。黄金のヘルメットをかぶった峰を本場で見たいものです。

 

◇丸亀オーシャンカップの戦績

15日:2勝9敗 回収率  23%

16日:4勝7敗 回収率  63%

17日:8勝4敗 回収率 180%

(2017/8/5)


2日目 第4レース

 

 Kです。台風5号が九州に接近する中、芦屋(福岡)で開かれていたプレミアムGⅠ「レディースチャンピオン」は、地元の小野生奈の初優勝で無事幕を閉じました。台風の進路によってはレースの中止、順延の可能性もあり、ボートレースは自然との戦いでもあるとつくづく実感しました。舟券を買う方も同じです。台風が最接近した5日(5日目)と6日(最終日)に本場で実戦してきましたが、強い向かい風や安定板装着の中、舟券をどう組み立てるか、いい勉強をさせてもらいました。

 

 夏場の水面は静かと言われる芦屋ですが、初日からやや強い風が吹き、台風が九州に近づいてきた4日目(4日)は終日、5メートルを超える向かい風でのレースでした。翌日からの実戦に備え、この日のレースをおさらいしてみると、スロー勢のスタート立ち遅れが目立ち、4号艇の1着が4回、5号艇が3回と半分以上のレースでダッシュ組が勝利し、うち4回が万舟です。芦屋は「風向きに関係なく5メートル以上の風ならば万舟の宝庫」と言われるようですが、まさにその通りの1日でした。翌5日はさらに風が強くなる予報です。そうなれば…。

ボートレース芦屋 レディースチャンピオン

 5日当日。予報通り朝から7㍍を超える向かい風です。頭の中はダッシュ組を絡めてどうやって万舟を取るかでいっぱいです。ところがまったく当たりません。せっせとダッシュ組からの穴舟券を買いますが、かすりもしません。本命筋もヒモ抜けしたりとさっぱりです。

ボートレース芦屋 レディースチャンピオン

 唯一惜しかったのは第6レース。①浅田千亜希(徳島)②落合直子(大阪)③竹井奈美(福岡)④平田さやか(東京)⑤森岡真希(岡山)⑥西村歩(大阪)。前半レースでイン逃げを決めた竹井が展示気配も抜群です。竹井の3コースからのまくりは定評があります。これに前半レースで5コースから勝利した平田を絡め③-①④⑤-①④⑤と③-④-全で穴目勝負です。結果は、スタートで後手を踏んだ内2艇を竹井が予想通りまくっていったのですが、続いたのは平田ではなく、6号艇の西村です。西村はダブルエース機のひとつを引きながら初日にフライング。早々と戦線離脱しており、舟券の対象からははずしていました。平田に逆転してほしいところですが、艇間は開くばかり。③⑥④、13,250円。竹井のまくりを予想しながら…。舟券下手を露呈した痛恨のレースとなりました。

 

 結局、この日は日高逸子(福岡)と小野が1号艇の準優勝戦は取りましたが、トリガミもいいところで、大敗を喫しました。

 最終日。相変わらずの猛暑ですが、風はますます強くなっています。空中戦の旗はちぎれんばかりに水平にはためき、時折吹く強烈な突風に電線がうなり声を上げています。10メートル前後の向かい風で、予想通り、第1レースから安定板を装着し、周回展示は1周、本番は2周戦となりました。

 

 10メートルの向かい風に安定板装着。本場での実践では初めての経験です。「安定板を着けるとエンジン差がなくなる」と聞いたことがありますが、いずれにせよ展示タイムなどはあまり当てならないような気がします。様子を見ながらレース傾向をつかんでいくしかなさそうです。

 

 安定板の影響かと思われるレースが第1レースから飛び出しました。準優勝戦組の川野芽唯(福岡)が1号艇です。スタート展示は0.01とドンピシャ。当然、1号艇の頭が舟券の中心ですが、本番のスタートはドカ遅れ(0.42)。2号艇にとってはイン逃げと同じです。順番に1マークを回り②③④。1号艇が飛び、配当は42,270円。川野はもともとスタートが早い選手ではありませんが、これは遅れ過ぎです。安定板の影響で起こしてから何かあったとしか思えません。第4レースでも同じことが起こりました。1号艇は平高奈菜(香川)。ドリーム組の1人で、4日目に妨害失格となり予選突破を逃してしまいましたが実力は断トツです。当然、人気を集めましたが、こちらのスタートタイミングも0.53。2号艇、3号艇がまくって差して(事実上、逃げて差してか)③②④。22,810円とまたもやビッグ配当となりました。

 

 少しずつ見えてきました。発見その①。スタートのドカ遅れに注意。特に1号艇が危ない時は②③④のボックスが有効。発見その②。2周戦なので、実力や機力上位の選手が外にいても追い上げが利かない。発見その③。2マークは強い追い風になるためバックで外にいて握っていく選手(多くは3号艇)は流れ、逆転される傾向にある。ということで、1号艇から買う時は①-②④-②③④、穴目は②③④のボックスか②=③-全を基本に舟券を組み立てることにしました。この法則で本命筋を第5レースから3連続で的中。トリガミ寸前のレースもありましたが、リズムは出てきました。

 

 ところで周回展示が1周になって面白いことがありました。第3レースの五反田忍(大阪)、第7レースの寺田千恵(岡山)。いずれも1号艇ですが、後続の選手がピットに引き上げる中、1人だけ2周目に突入し、再航走となりました。もうベテランの域に達する選手ですが、習性というのでしょうか、周回回数を間違えることがあるんですね。寺田が2周目1マークの手前で気づき「あちゃ、間違えた」と言わんばかりに左手でヘルメットをたたくような仕草がなんともほほ笑ましかったですね。

ボートレース芦屋 レディースチャンピオン

 レースの話に戻しましょう。後半戦から風が少し弱まり、第8レースから安定板はそのままですが、3周戦となりました。その8レース。①長嶋万記(静岡)②岩崎芳美(徳島)③平高奈菜④藤崎小百合(福岡)⑤落合直子(大阪)⑥角ひとみ(広島)。このレースから周回展示も2周となり、1周タイムが計測されるようになりました。気配がいいのは準優勝戦組の長嶋。次いで藤崎、平高あたりでしょうか。外の2人はエンジンやコースを考えると、いらないような気がします。ということで本命筋は①-③④-②③④です。

 

 ただ、どうも平高が気になります。前半レース、1号艇でスタート遅れから大敗し、私の舟券を台無しにした張本人ですが、さすがにスタートでは同じ轍(てつ)を踏まないでしょう。気の強い(と思う)平高のことだから、むしろ罪滅ぼし代わりの一発があるんじゃないか。さらに3コースは平高の得意なコースでもあります。オッズの低い①-③=④を補強する意味も込めて、①③④のボックスを追加しました。実際のところ頭までは確信が持てなかったのですが、本番では見事なまくり差しを決め、③①④。配当は2,800円で、第10レースからの賞典レース、そして優勝戦に向け若干ですが資金に余裕ができました。

(2017/8/13)