小野生奈
優勝旗を手に笑顔でVサインの小野生奈

(2017/8/7掲載)

ボートレース芦屋「第31回レディースチャンピオン」

小野 GⅠ初V

 

 サマータイム開催のボートレース芦屋プレミアムGⅠ「第31回レディースチャンピオン」は6日、最終日を迎え12Rで優勝戦が行われた。台風接近による強風のため安定板を装着した中、1号艇で期待を集めた小野生奈(28歳・福岡支部)がインからしっかり押し切って勝利。GⅠ3度目の優出で待望の初Vを飾り、賞金1000万円と来年3月に浜名湖で開催されるSG「ボートレースクラシック」の出場権を獲得した。2着は展開をとらえた細川裕子、3着には松本晶恵が入った。

 

強風なんの! イン押し切って新女王

 強風も、安定板も、地元の先輩も、エース機も。懸案やライバルをすべて振り払い、小野が新女王に輝いた。「ずっと調整したけど、失敗したかなと思っていた。自信がなかったので、プレッシャーはありませんでした」。開き直りにも似た潔さ。明るく快活な言葉通り、思い切りの良さで勝利をたぐり寄せた。


 選手を目指すきっかけとなったのは、父に連れられて訪れたここ芦屋。「デビューも、初1着も、GⅠ初1着もすべて芦屋。一番大好きな水面です」。原点と言える場所で、デビュー時に掲げた目標を達成した。2着に終わった昨年の大会から1年。予選トップからの王道Vは、地元ファンに大きな成長を印象づけた。


 「デビューした時は首になるかもしれないと思っていた」。女王にまで導いたのは師匠の存在。事故によりレース出来なくなった元選手の吉田弘文さんだ。「ずっと練習に付き合ってもらっていた。「存在感がない」と言われたのが悔しかったけど、優勝出来て今日は存在感を出せたと思う。ここまで育ててくれてありがとうと言いたいです」と感謝の言葉が続いた。


 近況はSGで2節連続予選突破と、活躍の場は女子の枠に収まらない。「届かなかったSG優出が目標です」。来年の「クラシック」出場の権利も得て、さらに上の舞台での活躍を狙う。 中村 雅俊

 

【プロフィル】

 小野 生奈(おの・せいな)1988年10月2日生まれ。28歳。福岡県古賀市出身、福岡支部。08年11月、芦屋デビューの103期で同期は深谷知博、黒井達矢、喜井つかさら。通算9回目の優勝でGⅠは初。生涯獲得賞金は約1億6900万円。

 

小野生奈
1周2マークを先頭で駆け抜ける小野生奈

【優勝戦VTR】

 枠なり3対3の進入。小野はコンマ19でSは早くなかったが、スリット過ぎに伸び返して押し切った。まくり差しの松本は出口で日高と接触してスピードダウン、そこを細川が最内差し。そのまま猛追する松本を振り切って2着を確保した。

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