羽野直也
報知杯を手に笑顔の羽野直也

(2017/5/5掲載)

ボートレース芦屋 スポーツ報知杯

羽野 5コースまくり差しV

 

 サンライズレースのボートレース芦屋「スポーツ報知杯争奪ゴールデンウィーク特選」は4日、強い向かい風の中で優勝戦が行われ、九州地区トップルーキーの羽野直也が5コースまくり差しを決めて勝利。昨年7月の当地戦に続く、自身2度目の優勝を飾った。2着には江夏満、人気を集めた瓜生正義が3着で3連単⑤④①は25010円の高配当となった。

 

22歳ルーキー自身2度目

 「このメンバーだったので、ウリャーっと行きました」。瓜生正義、前田将太の2強対決に注目が集まった一戦。制したのは22歳の挑戦者だった。1マークで鋭いターンをねじ込み、バックストレッチは瓜生と並走。2マークでは前田が逆転を狙った切り返しに出たが、好位を生かして冷静に差し抜けた。主役二人を振り切る、堂々たる走りでVゴールへと突き進んだ。

 昨年は地元スター候補として年間16回も芦屋を走り、初優勝を飾るなど実力を培った。「メッチャクチャ気合が入っていた」という今回の地元戦では、序盤2日間の期末のA1勝負に成功し、自身2度目の優勝まで。ファンに成長ぶりを見せつけるシリーズとなった。

 A1となり、さらに次のステップへと進む。「前期はもうちょっとやれた感じもするけど、もっと実力を付けて、上の舞台で通用する選手になります」。ただ、その前に6月の当地ルーキーシリーズをアピールする。「若いメンバーの争いなので優勝を取りたい」と力強く宣言。連続Vを狙う来月の走りが待ち遠しい。 中村 雅俊

 

【プロフィル】

 羽野 直也(はの・なおや)1995年3月29日生まれ。22歳。飯塚市出身、福岡支部。14年5月、若松デビューの114期で同期は松尾拓、村松修二、中村桃佳、西野雄貴ら。昨年7月、芦屋で初優勝。生涯獲得賞金は約3500万円。

 


原田幸哉
長崎支部に移籍して大村2回目の優勝を飾った原田幸哉

(2017/4/28掲載)

ボートレース大村 スポーツ報知杯

原田 13戦11勝 貫禄V

 

 21日から熱戦を繰り広げてきた夕やけレースのボートレース大村「スポーツ報知杯」は27日、最終12Rで優勝戦が行われ、原田幸哉(41・長崎支部)がインから逃げで優勝。7日間の長丁場を13戦11勝と圧倒的な強さで制して、今年4回目、大村ではGⅠ3回を含む通算7回目の優勝を飾った。2着には石橋道友、3着には山戸信二が入って、2連単①②は220円の1番人気、3連単①②⑥は1880円の8番人気だった。優勝した原田には、スポーツ報知杯が贈られた。

 

長崎支部移籍後2度目

 長崎支部に移籍して1か月たらずで大村2回目の優勝。GⅠダイヤモンドカップは3艇Fでの恵まれだったが、報知杯は予選トップからの王道レースで圧勝だった。「ちょっと出来すぎですけどうれしいです」とにっこり。SG3回、GⅠ13回優勝の実力を見せつけた。
 原田の移籍により、関係者が最も期待するのは長崎支部のさらなる飛躍だろう。今でもいい選手は多い。しかし、もっと輝ける選手は出てくるはずだと。言葉で説明するよりも、原田のレースを見て、直接話を聞けば得られる物は多い。
 今節も最初は遠巻きに見ていた若手が多かったものの、だんだんと原田を中心とした輪が出来るようになった。そして、原田が後輩に「いいレースだったよ」と声をかけるシーンも多かった。
 「大村ボートを盛り上げられるように戦っていきたい。ずっとずっとボートレースの魅力を大村で見せたい」という。5月14日から18日まで多摩川を走った後は、23日からSGボートレースオールスター(福岡)に出場。下條雄太郎とともに長崎支部のSGVへ燃える。 長谷 昭範

 

【プロフィル】

 原田 幸哉(はらだ・ゆきや)1975年10月24日生まれ。愛知県出身。4月1日から長崎支部。95年6月の蒲郡でデビューした76期生で同期は瓜生正義、魚谷智之ら。SGは16回の優出で優勝3回。GⅠは13回の優勝。生涯獲得賞金は約13億2300万円。


原田幸哉
長崎支部に移籍して最初のレースで優勝した原田幸哉

(2017/4/6掲載)

ボートレース大村 GⅠダイヤモンドカップ

原田 “地元”GⅠ V

 

 ボートレース大村のGⅠ「ダイヤモンドカップ」は9日、12Rで賞金800万円をかけた優勝戦が行われ、4月1日付けで長崎支部に移籍したばかりの原田幸哉(41)が恵まれで優勝。湯川浩司、樋口亮、瓜生正義の3人がFを切り、優勝戦売り上げの約98%にあたる3億8688万5200円が返還された。原田の大村でのGⅠ優勝は02年のモーターボート大賞、15年の海の王者決定戦・63周年記念と合わせて3回目。今年2回目のGⅠ優勝を飾った原田は賞金争いで4位に浮上した。

 

新天地で即V

 22年間過ごした愛知支部から4月1日付けで長崎支部へと電撃移籍。新天地での最初のレース、それもGⅠで優勝とは「出来すぎ。最近スター性がないと思っていたけど、何か神懸かっていますよね」と振り返った。ただ、喜んでばかりはいられない。優勝戦では3艇のF。この影響で売り上げ目標だった45億円には届かず、関係者を落胆させたからだ。
 大村でのGⅠ優勝は、15年の63周年に続いて3回目。その時も桐生順平がFを切り、事故艇もあってゴールしたのは3人だけだった。今回も優勝してうれしいのは確かだが、後味の悪さも残ったのも正直なところ。原田の長崎支部移籍で初めての優勝を喜ぶファンの声の飛び交う中でも「フライングが出てファンの皆様にご迷惑をお掛けしました。このフライングを取り戻せるように頑張っていきます」と神妙な面持ちで語った。すでに地元の意識が強い。

 

賞金王になって地元蒲郡へ・・・
 地元だった蒲郡を離れる時、関係者が記念のTシャツを渡した。そこには「賞金王になって地元蒲郡に帰ってこい!」「蒲郡発→長崎経由→賞金王」と熱い思いが書かれていた。この優勝で賞金ランクは4位。グランプリ出場が見えてきた。
 丸亀の一般戦を走った後は、21日からのスポーツ報知杯で再び大村に登場。長崎支部の原田幸哉として、存在感たっぷりの走りを見せてくれよう。 長谷 昭範

 

【プロフィル】

 原田 幸哉(はらだ・ゆきや)1975年10月24日生まれ。愛知県出身。長崎支部。95年6月の蒲郡でデビューした76期生で同期は瓜生正義、魚谷智之ら。SGは16回の優出で優勝3回。GⅠは13回の優勝。生涯獲得賞金は約13億2000万円。

 

○…優勝戦は6号艇の瓜生正義が進入で動き、湯川浩司、樋口亮、瓜生までがスロー。原田幸哉、毒島誠、峰竜太がダッシュに持ち出した。スローの3人はいずれもプラスコンマ01のF。GⅠ優勝戦Fのため、F休み明けから6か月間はGⅠ・GⅡ競走は選出除外となる。また、F2となった瓜生はSGオールスター(福岡)を走ってから90日のF休み。すでに参加できないことが決まっているグランドチャンピオン(鳴門)に加えて、オーシャンカップ(丸亀)とボートレースメモリアル(若松)もF休みと重なる。また、湯川はグランドチャンピオンを走ってからF休み。


田中茂
久々の優勝にガッツポーズで喜びを表現する田中茂

(2017/4/6掲載)

飯塚オート GⅡオーバルチャンピオンカップ

田中茂 復活のグレード戦V

 

 田中茂がグレード戦で復活V―。飯塚オートの福岡ソフトバンクホークス杯・GⅡ「オーバルチャンピオンカップ」は最終日の5日、第12Rで優勝戦が行われ田中茂(41)=飯塚・26期=が6周3コーナーで首位に立ち押し切った。今年初Vで通算44回目、GⅡは4回目の優勝を飾った。2着は鈴木圭一郎、3着は中尾貴志。2連単⑤―⑧が2030円(8番人気)、3連単⑤⑧①は1万1620円(41番人気)だった。

 

 「どんなもんじゃい!」。ヒーローインタビューで左拳を3度突き上げて、久々に雄たけびが上がった。「3連チャンは初めて。気持ち良かった」と満面の笑みを浮かべた。G(グレード)戦は2009年5月の船橋GⅠ「黒潮杯」以来で、一般戦でも15年11月以来、勝利の美酒から遠ざかっていた。
 飯塚勢の地元G戦優勝も久々。15年7月に荒尾聡が制したGⅡ「オーバルチャンピオンカップ」以来、9大会ぶりになる。地元タイトル流出が続いたが、「最強軍団飯塚」復活ののろしを田中がぶち上げた。「Gタイトルを取ったというのは一つの励みになる。まだまだやれますね」と笑った。
 次は4月に山陽で開催のSG「オールスター」に参戦。「まだオールスターは取っていないので、また山陽で雄たけびを上げたい」と宣言。「オートグランプリ」「日本選手権」「スーパースター王座決定戦」に続くSG制覇に挑む。 尾田 礼司


井口佳典
GⅡ初Vを飾り優勝トロフィーを手にする井口佳典

(2017/3/12掲載)

ボートレース徳山 GⅡモーターボート大賞

井口 特別戦連覇

 

 ボートレース徳山のGⅡ「モーターボート大賞 やまとVS本栖対抗戦」は11日、12Rで優勝戦が行われ、人気を集めた井口佳典(39・三重)がインから押し切って優勝。前節津の東海地区選に続き特別戦連続Vを飾り、賞金400万円を手にした。パワーで注目を集めた末永祐輝はまくり切るには至らなかったものの、差し伸びて2着。峰竜太が3着だった。 

 

 破格のパワーか、格上の実力か。好枠両者の対決に注目の集まった一戦。スリット後は確かに末永祐輝の伸び足が目立っていた。「末永君、出てましたね」。そのパワーに驚く様子もあったものの、レースは想定通り。「出足がしっかりしていたので自信を持って行けました。1マークまで持てば大丈夫かな・・・と。焦りは全くなかった」。好枠のアドバンテージを存分に生かした貫禄勝ちだった。

 今節は前検から手応え十分。初日ドリームを5コースまくり差しで制して一気に流れをつかんだ。得点率トップに3人並んだ予選最終日には、連勝ゴールでライバルを突き放す。首位の座を確定させると王道優勝へ突き進んだ。要所、要所をガツンと締める、強さの際立つシリーズとなった。

 次はSG「ボートレースクラシック」が控える。昨年はGⅠ2VながらSG戦でヒットを飛ばせず、巻き返しを期す17年。勝負の舞台に特別戦連覇という最高の勢いで臨める。「このまま行ければいいと思う。大事なレースが始まるので頑張りたい」5年遠ざかるSGVへ。実力者復活の機運は高まっている。 中村 雅俊

 

【プロフィル】

 井口 佳典(いぐち・よしのり)1977年8月22日生まれ。39歳。三重支部。99年11月津デビューの85期で同期は田村隆信、湯川浩司、丸岡正典、森高一真ら。SG5V、GⅠ13V含む62回目の優勝。生涯獲得賞金は約11億2000万円。

 

【優勝戦VTR】

 スリットからは2コースの末永がグイッと伸びるも、まくり切るには至らず。井口は慌てず先マイし、1マークで決着を付けた。握った峰、差した末永の2着争いは、バックストレッチで伸びた末永に軍配。峰が3着を守った。


小野勇作
A1復帰へ手応えをつかんだ小野勇作

(2017/2/23掲載)

ボートレース下関 スポーツ報知杯

小野 1年9か月ぶりV

 

 アフターファイブレースのボートレース下関「スポーツ報知杯」は22日、最終の12Rで優勝戦が行われた。1号艇の小野勇作(38・佐賀支部)が文句なしの逃げを決めて快勝。2015年5月の大村以来1年9か月ぶり通算16度目の優勝を飾った。富永正人が2着、森脇徹が3着に入り、2連単①―④は940円で4番人気、3連単①④③は3570円で12番人気だった。優勝した小野にはスポーツ報知西部本社から報知杯が贈られた。3節連続V&報知杯連覇を狙った奈須啓太は道中で2艇に逆転され4着だった。

 

 優勝戦は雨の中行われた。アフターファイブレースで視界は悪かったが、一番目立つ白い勝負服を身にまとった小野が先頭でゴールイン。「1号艇ですごい緊張しました。うれしいです」。重圧から解放された小野はホッと一息ついた。Sはコンマ20。「自分のSですね。みんなが遅かったんで良かったです」。奈須啓太の差しはまったく入らず1マークは完璧なターンだった。小野の舟足は抜群に仕上がっていた。「1節通して出足、乗り心地が良かった。全速でも回っても舟が返ってくるんで。しっかり回れば大丈夫と思いました」。
 優勝は大村以来久々。忘れかけていた勝利の味をかみしめた。「いいエンジンを引いた時も大事なところで転覆したりとかですね。なんせ、スタートが遅いもんで。それをカバーするのにいっぱいいっぱいです」。確かに小野は平均Sがコンマ21でS勘はもう一つだが、ターンはSGクラスで切れ味鋭い。今後はさらなる飛躍が期待できる。次節は3月1日に開幕する住之江一般戦に出場予定。「いつもA1とA2を行ったり来たりのところの点数(勝率)で…。もうちょっとしっかりA1になれるように(頑張ります)。エンジンが出てない時に頑張りたいと思います。出てない時は(気持ちが)へこんじゃうんで」。今節の活躍で今期勝率は6・24に上がった。この勢いでA1復帰を目指すつもりだ。 尾本 恭健

 

【プロフィル】

 小野 勇作(おの・ゆうさく)1978年5月9日生まれ。38歳。佐賀県唐津市出身。佐賀支部。99年に唐津でデビューした84期生で同期には中村有裕、中島孝平、前野竜一、片岡恵里、向井美鈴、笠原亮らがいる。趣味は魚釣り。通算獲得賞金は約4億円。

 

【優勝戦VTR】

 進入は枠なり3対3で動きはなし。スリットはほぼ横一線で小野がコース有利に逃げる。1周バックは2コースから差した奈須が2番手だったが、1周2マークで富永に逆転され3番手に後退。さらに森脇にも抜かれ終わってみれば4着だった。奈須は検定タイムワーストエンジンで健闘したが、明らかに劣勢だった。


田頭実
優勝旗を手にして喜びをかみしめる田頭実

(2017/2/22掲載)

ボートレース福岡 GⅠ「第63回九州地区選手権競走」

田頭 3コースから豪快まくりV

 

 熱戦を展開してきたボートレース福岡のGⅠ「第63回九州地区選手権競走」は21日、最終の12Rで優勝戦が行われた。トップSで攻めた田頭実(49・福岡支部)が3コースから豪快なまくりで快勝、優勝賞金450万円を獲得した。2着には人気を背負った渡辺浩司、3着には前田将太が入り、3連単⑥①③は11070円36番人気、2連単⑥①は3390円は11番人気だった。

 

 昨年の第62回大会では緑のカポックを着た今村暢孝がV。今年の優勝者も6号艇。ベテラン田頭が若手の挑戦を退けて文句なしの走りを見せた。
 福岡は約2年半ぶり。SG「ボートレースタービー」、そしてGⅠ「チャンピオンカップ」を制している実績ある水面。今回も自信をもった攻めで大会を盛り上げた。
 序盤からリズムに乗っていた。手にした74号機は本紙評価がBランクだが、冬場に上昇してきたエンジン。行き足を中心に伸びへつながる感触が上々だった。初日こそ18度の気温に合わずに5、3着の発進だったが、2日目に1着を取ると3日目のイン戦も快勝してポイントを稼いだ。
 日高逸子との雑談では「最近、少し動体視力が落ちた。少しだけ勘がずれているかも」と笑っていたが、持ち味のS攻勢は後半戦に進むにつれて勢いが増してきた。
 「一本持っているし、今回はあまりSは行かないよ」と言いながらも、水面に出ると勝負師の魂に火がつく。5日目の準優10Rは2着だったが、コンマ05のSで得点率トップだった下條雄太郎を撃破。優勝戦も「自分らしい攻めるレースが出来た」とコンマ02のS攻勢で渡辺浩司を破った。
 九州地区選は意外にも初制覇。「地区選の歴史に名前を残せて最高にうれしい」と喜びも倍増。
 この後、3月児島SG「ボートレースクラシック」に出場予定。1年半ぶりのSG復帰でも九州の顔として活躍しそう。 田原 年生

 

【プロフィル】

 田頭 実(たどう・みのる)1967年3月29日生まれの49歳。福岡支部。86年5月若松デビューの58期生。同期は三角哲男、平石和男、池上裕次ら。通算62回目の優勝でSG2回、GⅠは6回目。生涯獲得賞金は約11億円。

 

【優勝戦VTR】

 進入はS展示同様、6号艇の田頭がスローに動いて3コース。渡辺と中辻は枠番を主張した。インの渡辺もコンマ08で踏み込んだが、さらに田頭がその上を行くコンマ02の会心ショット。内2艇をのみ込み、豪快まくりが決まった。インで残した渡辺が2番手を追走。3番手は前田と中村の争いになったが、前田が競り勝って3着を確保。峰は1マークで展開を突けずに5着。


茅原悠紀
このGⅠのPR役を務めた、波田陽区のポーズを決めて喜ぶ茅原悠紀

(2017/2/15掲載)

ボートレース徳山 GⅠ「第60回中国地区選手権競走」

茅原 中国ダービー初Vですから~

 

 茅原悠紀(29・岡山支部)が中国ダービー初V―。熱戦を展開してきたボートレース徳山のGⅠ「第60回中国地区選手権競走」は14日、最終の第12Rで優勝戦が行われた。1号艇の茅原がイン逃げで快勝、賞金450万円を獲得した。2着には柳生泰二、3着には白井英治が入り、2連単①③は440円で2番人気、3連単①③②は980円で3番人気だった。茅原のGⅠ優勝は昨年の若松周年以来通算4度目。

 

 「1回は取りたい」と話していた茅原が初めて中国地区選手権のタイトルをゲットした。今節は前検から順調だった。本紙独自の評価でAランクの好素性機を引き当てると、初日は5、6コースから2連対にまとめて幸先のいいスタートを切る。岡山支部の主力が激突した3日目の「備前ドリーム」ではインから圧倒。初日からオール3連対で予選トップ通過を果たした。準優では西島義則との進入争いを避け、2コースから冷静に差して優勝戦のポールポジションを獲得。そうなれば流れは茅原のもの。優勝戦は柳生が3コースから攻めてきたが、インから持ち前の高速モンキーを駆使して栄冠を獲得した。当地は2012年の新鋭王座決定戦でG1初優勝を飾った思い出の水面。飛躍のきっかけとなった水面で見事中国ダービー初Vを果たした。
 この後は蒲郡と福岡の一般戦、3月当地のGⅡモーターボート大賞に出場予定。その後は地元児島で開催されるSG「クラシック」に挑む。「そこ(地元SG)が照準ですね」。地元岡山支部からクラシックに出場できるのはいまのところ一人。そうなれば選手班長を務めなければならないが「それも仕事だと思って、いまから先輩の動きを見ながら『こうしないといけないな』とか見てます」と、話していた。昨年は惜しくも次点でグランプリ(GP)出場を逃したが、まずは地元の大舞台で2度目のSG優勝を目指すつもりだ。 尾本 恭健

 

【プロフィル】

 茅原 悠紀(かやはら・ゆうき)1987年7月11日生まれ。岡山県岡山市出身。06年に児島でデビューした99期生で、同期には乙藤智史、木下大将、坂元浩仁、水摩敦らがいる。G1優勝は4度目。SG優勝は1回で、14年にグランプリを制して優勝賞金1億円を獲得している。通算獲得賞金は約4億8000万円。

 

【優勝戦VTR】

 進入はS展示同様、枠なり4対2。コンマ15のトップS決めた柳生が飛び出したが、茅原がインから先マイに成功、そのまま押し切った。柳生のまくり差しは入らず2着。白井が1周2マークで好旋回を決めて3着。


奈須啓太
優勝カップを手にする奈須啓太

(2017/2/13掲載)

ボートレース福岡 スポーツ報知杯

奈須イン速攻V

 

 ボートレース福岡の「スポーツ報知杯争奪戦」は12日、最終の12Rで優勝戦が行われ、奈須啓太(33・福岡支部)がインからコンマ09のSを決めて完勝。スポーツ報知杯を手にした。当地では初、前走地の住之江に続く2節連続Vとなった。2着には3コースから握って攻めた渡辺英児、3着に赤岩善生が入り、3連単①③④は980円(3番人気)で人気の決着となった。

 

 前走地の住之江優勝戦はコンマ00のタッチSで優勝。そのいい流れを当地に持ってきた。奈須が引き当てたのは、前節の白水勝也が抜群の伸びを見せていた40号機。前検日には、先輩の乙藤智史が「このエンジなら文句なしに出るから。優勝は決まった」と、奈須の優勝を「予言」する一幕もあった。
 前検は荒れ水面。40号機が本領発揮したのは、水面が少し回復した初日。その1走目。センター4コースから豪快に攻めて、行き足の違いを見せつけた。「これなら行ける」。抜群の手応えを得た。
 さらに光ったのは、スタートだ。今節の平均Sはコンマ12。10走で実に9回のトップSを決めた。水面の荒れた4日目には、コンマ00のどっきりSもあったが、その後はしっかり修正した。優勝戦の前に、競技委員長から「無事故」で走って来いと念押しされ、きっちりと結果を出した。
 「正月戦(芦屋)で瓜生(正義)さんからペラのアドバイスをしてもらったのが大きい」。好調の原因はここにもあった。「今年は嫁さんに5回優勝すると約束しましたので」。この調子なら有言実行の日も近そうだ。
 次節は17日からの下関「スポーツ報知杯」に出場予定。3節連続V、そして報知杯連覇の期待がかかる。 田原 年生

 

【プロフィル】

 奈須 啓太(なす・けいた)1983年8月17日生まれの33歳。福岡支部。05年5月福岡デビューの96期生。同期は篠崎元志、新田雄史、下條雄太郎ら。通算7回目の優勝。生涯獲得賞金は約2億1千万円。

 

【優勝戦VTR】

 スタート展示通りに枠なりの進入。1コースの奈須から4コースの赤岩までがスロー。橋本と渡辺崇がダッシュになった。一人だけ0台、コンマ09の会心ショットを決めた奈須が押し切りV。3コースから握って攻めた渡辺英がバックで2番手を確保。3番手は赤岩が浮上して隊形が固まる。道中も差が縮まらずに奈須が当地初Vを決めた。