ほうち楽ナビ~福岡県~

(2018/10/25紙面掲載)

福岡市動物園リニューアル

見て学んで楽しめる「動物情報館ZooLab」新設

 動物にも来園者にも優しい動物園を目指しリニューアルを進める福岡市中央区の福岡市動物園の正門に20日、新エントランス施設がオープンした。デジタル技術を駆使して動物の生態などを学べる「動物情報館ZooLab(ズーラボ)」のほか、レストランや物販施設も新設された。ここで学んで園内を巡れば、動物がより身近になるはずだ。

福岡市動物園
動物情報館ZooLabの施設内

「いきものマップ」「どこからバス」など6つの体験コーナー

 市民の憩いの場に、また一つ、魅力的な新施設が加わった。入場門は1933年(昭和8年)、現在地に移転する前の東公園に開園した当時の復刻版だ。メイン施設ズーラボには、動物や園内を分かりやすく紹介してくれる様々な仕掛けがいっぱいだ。

 

 2階建ての真っ白い建物の中には、6つの体験コーナーがある。その一つ、同園の動植物を紹介する「いきものマップ」は、手で触れると動物や植物の映像がスクリーン上に表れ、園内の位置情報も教えてくれる。動物なら肉食、魚食の分類も一目でわかる。

 

 バスをイメージしたアトラクション「どこからバス」は、同園を周遊する形で獣舎の映像がスクリーン上に流れる。バスの降車ボタンを押すと止まり、その動物の生息地や好きな食べ物、園内の位置などを教えてくれる仕組みだ。体験することで動物をより詳しく理解できるから楽しい。

 

 ほかに、卵や骨などの標本、動物たちのイラスト映像クイズなどもある。アジアゾウの骨格標本も展示され、ヒグマやヒョウの毛皮に触れることもできる。

 

福岡市動物園
新設された福岡市動物園のエントランス施設

2年後にはペンギン展示施設が刷新

 同園は20年計画で園の大改修を進めており、今回は刷新第2弾。5年前に完成した「アジア熱帯の渓谷エリア」に続くもので、2年後にはペンギンの展示施設、4年後にはアフリカの草原エリア、7年後には日本の自然エリアと、今後も続々とリニューアルが予定されている。

 

 同園企画運営担当の三坂教之さんは「ズーラボで見て、学んで、楽しんでもらい、学んだあとの動物園散策に生かしてほしいですね」と話している。

 

 午前9時~午後5時。月曜と12月29日~元日休園。大学生以上600円、高校生300円、中学生以下無料。(問)市動物園092-531-1968

 

レストランやぬいぐるみ販売も

 レストランや物販施設も新設された。160席のレストランは、福岡漁連と提携した「福岡ぎょれんのミックスフライ」や県産の野菜などを使ったパスタやパニーニなど約25種のフードがメイン。物販は飼育員の意見を参考に開発されたツシマヤマネコのぬいぐるみなど約600種が販売されている。