拝啓 船上から(釣りコラム)

(2019/1/17紙面掲載)

一喜一憂の初釣り

 年が明けて10日目にようやく初釣りに出かけた。例年は松の内に竿出ししていたのだが、今年は天候と小生のスケジュールがうまく合わずに、この日となった。それでも釣りファンにとって大事な初釣り。できることは全部しようとラインは新品に巻き直し、竿やリールはシリコン系のワックスでお手入れ。ナイフや締め具もしっかりと研ぎ、ウエアは専用の洗剤でクリーニング◆そして釣りといえばえびす様。福岡市にある十日恵比須神社で商売繁盛と大漁祈願のダブル祈願で準備万端として釣行日を迎えた。波高は1・5メートルと厳しい状況だったが、なんとか狙いの寒ブリをキープ。今年の釣果を占う初釣りを笑顔で終えた◆一方、同行した釣友は大型のバラシもあり、釣果はヤズが2匹のみ。朝は2人で「大事な初釣りなので頑張ろう」と話していたが、帰港後はションボリしながらも「こんな日もある」とサバサバ。このメンタルは見習いたい。 (釣行法師)

※ほうち楽ナビのExcite FISHINGは、話題の釣場情報をはじめ船宿&磯・波止ガイド」「週末の潮時表」など、釣果アップに役立つ情報が満載です(毎週木曜掲載)



(2019/1/10紙面掲載)

3億円超のクロマグロ

 毎年、新春になると話題に上るのが東京の初競りでのマグロの価格。今年は築地から豊洲市場に移転しての初めての初競り。ご祝儀相場ということもあり、278キロのクロマグロが3億円以上で落札された◆競り落としたすしチェーン店の社長も「やり過ぎた」と語るほどの高値だったが、釣った漁師には中間マージンや税金などを差し引いても1億円以上が入るとか。正月から夢のような話であるが、冬の津軽海峡でマグロを捕るのは命がけ。出船しても釣果を得られずに帰る船の方が多いという。それだけに釣り上げた漁師は「金額を聞いてケタを間違えたのかと思った。船の修繕や設備投資に回したい」と大喜び◆正月から景気のいい話でうらやましい限りだ。小生もマグロではないが、遊漁船で釣った魚を買い取ってくれる回転すし屋でブリやヒラメを売ったことがある。金額は全然違うが、はやり自分で釣った魚に値段が付くのはうれしいものだ。 (釣行法師)



(2018/12/27紙面掲載)

ネリゴでネリークリスマス?

 月曜はクリスマスイブだった。ハロウィーンのように大騒ぎが問題になることは少ないが、イベント好きの人にとっては大事な日でもある。しかし、釣りファンに中にはクリスマスよりも釣りという人も少なくない。北部九州では、24日は朝から好天に恵まれた。しかも休日ということもあり、小生の地元、福岡県宗像市の鐘崎漁港でも多くの遊漁船が出船していた◆よく世話になるジギング船も青物狙いで大島沖に出かけたが、この日は潮に恵まれ、ヒラマサやブリ、ネリゴなどが好調に竿を曲げた。釣っている最中はクリスマスイブということすら忘れていた客も、帰港後には「世間ではクリスマスか」とポツリ◆そこで船長がせめて気分だけでもと、釣った魚をツリー状に並べ記念撮影。幹はヒラマサで枝葉はネリゴ、トップにはアオリイカが輝くという豪華版。それを見た客が「ネリゴだけにネリークリスマスだね」とオチまで付いた釣行だったとか。(釣行法師)