ほうち楽ナビ

(2018/6/7掲載)

ポップサーカス北九州公演 来月1日まで

想像を超えたパフォーマンスに 驚きの連続

 おもちゃ箱をひっくり返したような演目の多彩さに圧倒された。7月1日まで北九州市で開かれている「ポップサーカス北九州公演」を見てきた。サーカスの華「空中ブランコ」をはじめ、驚異的な身体能力を駆使した妙技や、愉快なパフォーマンスの数々。緊張感あり、笑いありの連続で、世界各国から集まったパフォーマーが繰り広げる華やかなステージに魅了された。(加藤 博之)

ハンドTOハンド ポップサーカス北九州公演
ハラハラドキドキの「ハンドTOハンド」

会場内に熱気

 テントに入った瞬間から観客の高揚感が熱気となって、会場内に充満していた。子供から大人まで、幅広い年齢層が席を埋めている。想像していたよりもステージが間近にあり、これから目の前で繰り広げられるショーに期待が膨らんだ。

 

 オープニングからぐっと引き込まれた。まずは「ジャグリング」。ステージ上の2人がリズミカルな曲に合わせて、複数のこん棒を巧みに操る。コミカルな表情やしぐさですぐに観客の心をつかみ、息の合った演技に合わせて笑いや拍手がわき起こった。

 

独特の一体感

 「ハンドTOハンド」には、最もハラハラさせられた。筋骨隆々の2人が登場。観客の息をのむ音が聞こえそうなほどの緊張感の中、超人的なバランス感覚を披露する。下から支える男の上に、もう1人が逆立ちで乗り、2人は頭だけを付けた状態でバランスを取る。そのまま階段を昇り降りするシーンは、特に圧巻だった。

 

 サーカスの魅力のひとつは、ライブ感覚と言っていいだろう。たいてい次の展開を予測しながら見ているのだが、それを上回るパフォーマンスを見せられた時、または演者がわざと失敗しそうになった時、「おおっ」「ああっ」という観客の声が重なる。そして演技が成功すると一斉にわき起こる拍手。ステージと客席の間に独特の一体感が生まれているのが、ありありと感じられた。

空中ブランコ ポップサーカス北九州公演
サーカスの華「空中ブランコ」。緊張感あふれる技の連続だ

圧巻の演技!!

 箱に入った女性があっという間に消える「イリュージョン」、空中でのしなやかで優美な演技で女性客の人気を集める「エアリアルフープ」、人間ピラミッドの上でダイナミックな宙返りを披露する「アクロバット」。演目の合間にも飽きさせないような工夫があり、舞台の右奥に陣取った生バンドの演奏が全編を通じてパフォーマンスを盛り上げていた。

 

 締めくくりは「空中ブランコ」。6人の男女がダイナミックな技を見せる。飛び手は、10メートルの高さから13メートル離れた所にいる受け手に向かって、勢いよく飛び出す。回転や宙返りを披露したり、2人の飛び手が空中で交差したり。飛び手と受け手が織りなす絶妙のコンビネーションから、最後まで目が離せなかった。

 

 エンディングでは、出演者全員が登場し、華やかな雰囲気を演出した。観客席を見ると、興奮気味に目を輝かせた子供らがステージに向けて、ありったけの拍手を送っていた。

【ポップサーカス北九州公演】

 北九州市八幡東区の旧スペースワールド第1駐車場の特設会場で。木曜休演。前売り券は主要プレイガイドで15日まで販売中。自由席は、高校生以上2500円、3歳から中学生1200円(いずれも当日券は300円増し)。2歳以下は膝上なら無料。指定席の追加料金は800円。問い合わせは公演事務局093-663-5700

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