旅ゴコロ~長崎県~
  ※料金や営業時間等は紙面掲載時

(2018/2/15掲載)

佐世保で堪能「長崎和牛」

和牛オリンピックで高評価

 長崎和牛は、5年に1度行われる和牛のオリンピック「全国和牛能力共進会」で、常に高い評価を得ている。昨年開かれた第11回大会では「特別賞」(肉牛部門)を獲得。2012年の第10回大会では最高賞の「内閣総理大臣賞」(同)に輝いた。その長崎和牛の「うまみ」を探求しようと佐世保市へのツアーに参加、「セリ」を見学し、バーガーやステーキを食べ尽くしてみた。 加藤 博之

長崎和牛
きれいなサシの入った長崎和牛。2012年の和牛オリンピックでは最高賞を得た
長崎和牛 ステーキ 鉄板焼き
長崎和牛の「うまみ」を鉄板焼で堪能した

バーガー、ステーキに舌鼓

 迷わず、かぶりついた。たっぷりの肉汁とベーコンの香りが口の中に広がっていく。佐世保市内にある「バーガーショップあいかわ」の自家製ベーコンバーガーは、評判通りの味だった。長崎黒毛和牛100%のパティを使った佐世保バーガーは観光客に大人気だ。

 

 ここは精肉店「肉の相川」直営のバーガーショップ。「使っているのは、ほとんどがA5等級の肉ですよ」と代表の相川博幸さん。「セリ」で丸ごと仕入れてくるから、高級ランクの肉を使ったぜいたくな味が楽しめるのだ。

 

長崎和牛 佐世保 バーガーショップあいかわ
「バーガーショップあいかわ」では様々な種類のバーガーが味わえる。どれもボリューム満点だ

セリも見学

 この日、佐世保市内の「食肉センター」で月例会の「セリ」が行われるということで、見学に行った。食肉の卸売市場は、九州では福岡、熊本と、ここの3か所のみ。ここでは年間約1万頭の牛肉が売買される。

 

  場内には肉質の等級や皮下脂肪などの数値を表示するモニター画面があり、初値は肉のランクによって設定されていた。「セリ室」と呼ばれるガラス張りの部屋の中に、つるされた枝肉が次々と登場し、買取人が競り落としていく。1キロ2000円以上する長崎和牛が現れると、威勢のいいセリ人の声は、さらに弾んで聞こえた。

 

 相川さんは、この道50年以上の目利き。「薄めのピンク色の方が肉が柔らかいです。指で触った時に、脂が溶ける感じだと口の中でも同じような感じになります」と教えてくれた。

長崎和牛 競り
繁殖農家と肥育農家が大事に育てた長崎和牛がセリにかけられる

 長崎和牛は、なめらかな肉質、豊かな風味が特長と言われる。シンプルにそのおいしさを味わいたいなら、ステーキがいいかもしれない。ホテルオークラJRハウステンボス内の鉄板焼「大村湾」で、サーロインとヒレ肉を食べた。赤身の持つうまみと、脂身との絶妙のバランスがたまらない。使われていた三川内焼きの器も素晴らしかった。

 

 1日かけて堪能した長崎牛。肉そのものの味はもちろんだが、佐世保バーガーなど食べ方も地域色にあふれていて、足を運んだ価値は十分にあった。

ほうち楽ナビ
旅ゴコロ~長崎県~
旅ゴコロ~熊本県~
旅ゴコロ~鹿児島県~