【フルコンタクト空手】前向きな精神を持ち この壁を乗り越えよう/新極真会・緑健児代表メッセージ

前向きな精神を持ち この壁を乗り越えよう

 新型コロナウイルスの感染拡大で、フルコンタクト空手の新極真会福岡支部は5月6日まで臨時休館している。大会の中止や延期も次々と決定し、選手や関係者にとってはもどかしい日々が続いている。そんな中、緑健児新極真会代表が「こういう時だからこそ、前向きに考えていくことが大事」とメッセージを寄せた。

「乗り越えられない壁はない。みんなで一丸となって立ち向かおう」。緑健児新極真会代表からメッセージが届いた(新極真会提供)

日々鍛えた心 その成果が今試されている

 新型コロナウイルスの感染拡大で、世界は未曽有の危機にさらされている。国内では、今月7日に7都府県に緊急事態宣言が発令され、16日には全国に拡大された。プロ野球開幕、東京五輪の延期などスポーツ界にも大きな影響が出ている。

 新極真会でも大会の中止や延期が相次ぎ、5月に大阪で開催予定だった「全世界フルコンタクト空手道選手権」が1年後に延期となった。全世界フルコンタクト空手道連盟(WFKO)主催の流派を超えた大会で、直接打撃空手の男女の階級別王者を決める、記念すべき第1回だった。

 「選抜戦を勝ち抜いた猛者が集結するはずだった。ここに向けて厳しい稽古を積んでいた。延期となった東京五輪同様に残念だとは思うが、選手はいかに前向きになれるか。逆境こそチャンスだと思ってほしい」

こんな時こそ、武道家としての真価が問われる(新極真会提供)

部屋の中でも稽古を

 全国の各支部も臨時休館している。福岡で4月に行われるはずだった「第1回福岡県フルコンタクト空手道選手権」も中止に。空手がしたくてうずうずしている子供も多いはずだ。

 「国難であり、緊急事態。ただ、こういう時のために私たちは心を鍛えている。道場生は自分が試されていると思ってほしい。乗り越えられない壁はない。収束した時に元気な姿で再会したいなと思います」

 外出を自粛しなければならない状況でも出来ることはあるはず。

 「個人個人が危機感をもって行動しなければいけない。ただ部屋の中に閉じこもってばかりいるのもよくないので、軽いジョギングなどでストレス解消を。空手の稽古は部屋の中でやれることもたくさんある。学業も同じで、不得意な教科に取り組めるいい機会だ」

 世界が日常を取り戻した時、きっとスポーツの力が問われる。多くの人々に勇気や元気を与えることが出来るはずだ。

 「繰り返すが、前向きでいることが大事。それこそが武道の精神。先が見えない状況だが、こういう時に頑張ることが出来れば、勝てる選手になっていくと思うし、感動を与えられる試合ができる」

 改めてウイルスの怖さを誰もが痛感している。新極真会福岡支部では、15あるすべての常設道場に、光触媒による抗菌・除菌システムの導入を決めた。

 「抗菌、除菌に優れていると聞き、導入を決めた。安心安全に、万全を期して子供たちが稽古に打ち込める環境を整えていきたい」

世界中に仲間がいる新極真会。困難を乗り越えた時、その絆はさらに強くなるはずだ(新極真会提供)

手を取り合い頑張ろう

 新極真会の会員数は102か国で10万人。一丸となり、手を取り合って、闘っていかなければならない。

 「私たちは武道を通して全世界とつながっている。みんなファミリーです。その団結力を、武道家の真価を、今こそ示すべき。この困難を乗り越えた時、新極真会の絆や信頼は、さらに深まっていると思う。『やはり、空手は素晴らしい』。そんな思いをみんなで分かち合える日が早く戻ることを願っています」

 力を合わせて、コロナウイルスの感染拡大を防ぐことが今は何よりも大事。

 「暗くなりがちですが、空手家に限らず世界中の人々が手を取り合って、明るく前向きな気持ちを忘れず、みんなで希望を持って頑張って行きましょう」


光触媒使って「抗菌・除菌」

福岡支部すべての常設道場に光触媒による抗菌・除菌システムが導入された

福岡支部15道場が導入

 新極真会福岡支部は、光触媒を使った「抗菌・除菌システム」を導入した。施工を行ったのは株式会社「6340」(本社・富山県)。室内の天井や壁にスプレーでコーティング剤を吹き付け、空気清浄効果を図るというもの。21日から3日間、同支部の福岡本部道場、北九州本部道場など全15道場で作業が行われた。

 コーティング剤に含まれる酸化チタンが太陽光などに反応することで、菌やウイルスなどの有機物を分解。抗菌、防汚、消臭といった効果が期待できる。酸化チタンは超微粒子化されており、ドアノブや壁面に吹き付けると、長期間にわたって効力を発揮する。

 持続性に加え、即効性も特徴の一つ。21日に作業が行われた福岡本部道場では、天井や壁面の他、トレーニング機器やミットなどにも吹き付けを行った。作業後、残留ウイルス量を測定したところ、1時間ほどで、高いところで8000を超えていた検出量が300ほどに減少するなど、改善が認められた。今後各道場では年1回の定期点検を行っていく。

 同社の宇田浩貴会長は「こういう世の中で、抗菌や除菌が気になっている方も多いと思います。そういう人たちのウイルスに対する不安を緩和することができればと思っています」と話した。光触媒による「抗菌・除菌システム」の問い合わせは同社0765-83-3345

(2020/4/26紙面掲載)

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