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【熊本】球磨川下り「HASSENBA」 復興目指す人吉球磨の新たなランドマークに
- 2021/8/1
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HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA・熊本県人吉市
観光名物「球磨川下り」で知られる熊本県人吉市の発船場が、新たに「HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA」としてリニューアルオープンした。施設内には、女性に人気のパンケーキカフェや地元の物産品を扱うショップも完成。昨年7月の九州豪雨からの復興を目指す人吉球磨地域の新たなランドマークとなりそうだ。

人吉城跡望むテラスでパンケーキ
開放的なテラスからは球磨川を挟んで人吉城跡を望むことができる。ふわふわ、もちもちした食感で女性に好評の「九州パンケーキカフェ」は九州産の食材にこだわる。熊本県南地域の物産品を扱う「HITO×KUMA STORE」と合わせ、早くも観光客でにぎわっている。
100年以上の歴史がある「球磨川下り」は、日本三大急流に数えられる球磨川ならではの観光名物として、親しまれてきた。ところが昨年7月の記録的な豪雨で甚大な被害を受けた。床上約1・2メートルまで浸水。所有していた船12隻が流され、半数は廃船となった。

「梅花の渡し」運航開始
球磨川下りの復活を復興の象徴にという思いで、着々と準備を進めてきた。しかし今年の梅雨の長雨などの影響もあり、安全な航路の確保が難しいことから、8月上旬を予定していた「球磨川下り」の運航は延期となった。代わりに8月からは、HASSENNBAを発着点に約30分ほどの船旅を満喫できる「梅花の渡し」の運航を予定している。
また、球磨川下りと並ぶ目玉の「ラフティング」はすでに再開された。4月からスタートし好評の「人吉はっけんサイクリングツアー」は、復興が進む街を約3時間かけて電動自転車でゆっくりとめぐる旅。現在は熱中症のリスクなどを考慮し休止中だが、10月から再び再開する予定だ。
球磨川くだり株式会社の尾方祥悟さんは「ぜひ遊びに来ていただいて四季折々の自然を満喫してほしい。都会の喧噪を忘れ、大人の旅を味わってください」と話す。
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により各種施設の休館休園、イベント等が中止となる場合があります。ご確認のご来場ください
(2021/7/29紙面掲載)