【ボートレース】逸材多い佐賀支部の未来を担う136期トリオが5月にデビュー
- 2025/4/30
- ボートレース記事

小柳勝希、日高龍之介、久保田凪紗がからつで自主練習に励む
「ボートレーサー養成所」で3月19日、第136期選手養成訓練修了式が行われた。晴れてボートレーサーになったのは29人(女子10人)。5月に全国各地のボートレース場でデビューするが、SGを制覇した定松勇樹、G1で2勝を誇る末永和也といった逸材多い佐賀支部に、新たに小柳勝希、日高龍之介、久保田凪紗の3選手が加わった。
小柳はボートレーサーを目指していた父に代わり夢を実現。養成所リーグ戦では6・48の高勝率(4位、優勝1回)を挙げ、養成所チャンプ決定戦を優勝。地元唐津市出身で、唐津商業高では野球部のキャプテンとして活躍した。目標は「3年以内にA級に上がる」。高校の先輩、末永に弟子入りして飛躍を目指す。
リーグ戦勝率5・39の日高は峰竜太をも上回る175センチの長身。元プロゴルファーの父が、特別戦で好歴を残した渡辺義則さん(引退)と親交が深かった縁もあり、国学院大を中退して憧れのプロスポーツ選手の道に。目標は1年以内のB1昇格。出身は宮崎県だが「(支部で)一番勢いを感じる」という理由で、佐賀支部を選択した。
リーグ戦勝率5・11の久保田は唐津市出身。高校は定松と同じ博多工業。ターンの迫力とエンジン音に魅了されて進むべき道を決めた女子レーサーの目標は「半年以内に1着を挙げたい」。
3人はデビューに向けて、末永、定松の胸を借りて、ボートレースからつで自主訓練に励む姿が見られた。差は歴然としているが、それぞれセンスの良さは感じられた。小柳と日高は5月8日~11日、久保田は5月27~31日の、からつ一般戦でデビューを予定している。果たしてどんな滑り出しを飾るだろうか。 (高木 拓也)
(2025/4/30紙面掲載)