【ボートレース】瓜生正義が芦屋通算17回目の優勝 植木通彦さんに並び歴代最多タイに
- 2025/6/4
- ボートレース記事

全国24場の場別歴代最多Vは地元レジェンドばかり
少し前の話ではあるが、瓜生正義が毎年恒例の芦屋ボートのGWシリーズ「スポーツ報知杯」を優勝した。瓜生の芦屋での優勝は2020年のお盆シリーズ以来で、約5年ぶりのことだった。これで芦屋での優勝回数は通算17回に。これまでの16Vは現役最多だったのだが、これで植木通彦氏と並び歴代最多タイとなった。「植木さんとは走っている年数が違うので何とも言えないけど…」と謙遜する姿も瓜生らしいのだが、笑顔で「光栄です」と感慨深そうに受け止めたのも瓜生らしかったと言えるだろう。
そこで気になったのが各レース場における歴代最多優勝者。別表の通りに全24場の内、半数以上の15場で現役レーサーが単独トップとなっている。桐生の江口晃生や浜名湖の服部幸男、津の井口佳典、三国の今垣光太郎、住之江の松井繁らは歴代を含めて2位以下に10回以上の差を付けたずば抜けた数字を残している。

江口は現役2位の毒島誠に23回、服部は同徳増秀樹に16回、井口は同新田雄史に20回、今垣光太郎は同萩原秀人に19回、松井は同田中信一郎に13回の差を付けている。トップが引退済みのレース場で差が最大なのは下関で、今村豊氏と同白井英治には12回の差がある。
当たり前だがいずれも走る機会の多い地元勢がトップ。いずれの選手もレジェンドと言える数字なのだが、記録はいつか破られるもの。記録更新、そしてその記録をさらに塗り替える選手が現れることを楽しみにしたい。 (井上 泰宏)
(2025/6/4紙面掲載)