【ボーイズリーグ】飯塚 投打かみ合いコールド快勝 2年連続5度目春/春季全国大会福岡北予選(中学生の部)

第53回春季全国大会【中学生の部】福岡県北支部予選(2023年2月11、18、19日・福智町赤池球場ほか)

 3月26~31日に東京・大田スタジアムなどで開かれる「第53回春季全国大会」中学生の部、福岡県北支部予選は9チームが参加して行われた。決勝は飯塚ボーイズが鷹羽ボーイズを12-0の5回コールドで圧倒し、2年連続5度目の本戦出場を決めた。

連覇を飾った飯塚ナイン

▼決勝
飯 塚 360 03=12
鷹 羽 000 00=0
(5回コールド)

3戦計2失点 決勝は桑村5安打無失点

 飯塚は投手陣が全3試合で計2失点と好投し、連覇を飾った。

 鷹羽との決勝では、先発右腕の桑村が5回を5安打無失点に抑えた。初回から3イニング連続で得点圏に走者を進められたが要所を抑え、スコアボードに0を並べた。「横のスライダーでカウントを稼ぎ、真っすぐで三振を奪えた」と振り返った。

勝で5回無失点の飯塚・桑村

門田4打数4安打

 打線も援護して12点を挙げた。特に6番の門田が4打数4安打と躍動。1点先取した後の初回無死満塁の場面で適時打を放ち、打線を勢いづけた。2回には2点二塁打、5回にも適時打を放ち、計4打点。「初回は絶対に打って、ランナーをかえそうと思った。いい投手だけど、全打席で打てたので相性がよかったのかも」と話した。

 チームは3番の山下、4番の城野ら強打者がそろっており、後ろにつなぐ打撃も徹底されている。決勝では相手投手の球筋を見極め、計12個の四球を選んで好機を広げ、単打や犠飛で得点を重ねた。

 一方、投手力には課題があったが、今大会で桑村が成長を見せた。準決勝の京築戦で好投した1年生右腕・森永とともに2本柱といえる存在になり、春山監督は「桑村のひとり立ちが大きい」と喜んだ。

 チームは2011年にジャイアンツ杯、17年には選手権大会で「全国制覇」を果たしている。目標は残る春季全国大会を制することで、桑村は「強いチームばかりなので、実力を出してぶつかりたい」と大舞台での好投を誓った。

(2023/2/24紙面掲載)

※新聞紙面(2/24)では選手名フルネ-ム表記、2回戦以降の全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載(1回戦は2/17掲載) <バックナンバ-お買い求め方法

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