【ボーイズリーグ】八幡南ボーイズ 3度目V 4番・葉山が4打席連続二塁打/ダイワハウス杯北九州大会(中学生の部)

ダイワハウス杯第5回北九州大会【中学生の部】(2023年4月16、22、23日、福岡・桃園球場ほか)

 中学生の部は八幡南ボーイズ(福岡北)、小学生の部は広島安佐ボーイズ(広島)がそれぞれ優勝し、ともに2連覇を果たした。決勝では八幡南が中間ボーイズ(福岡北)を8―3、広島安佐は上津役ボーイズ(北九州)を11―3の4回コールドで退けた。大会には九州各地や広島から中学32チーム、小学6チームが出場した。

決勝の3回、得点に沸く葉山(3番)ら八幡南ナイン

葉山大会通算15打数13安打、長打8本

 八幡南の4番・葉山が中間との決勝で4打席連続で二塁打を放ち、チームをこの大会3度目の優勝に導いた。

 最初の二塁打は初回で、左越えに先制の一打を放った。2本目は3回の先頭で左翼線を破り、3―3で迎えた5回無死二塁の場面で左翼線に運んだ3本目が決勝点の一打。締めくくりは6回の左越えだった。

 葉山は今大会、全5試合で計15打数13安打と打ちまくり、うち8本が長打。好調の理由は、得意の左方向だけでなく「右方向にも長打が打てるようになったから」という。

決勝の1回、先制の適時二塁打を放ち、ベンチに向けて腕を上げる八幡南・葉山

全国大会の悔しさばねに右打ち猛練習

 3月の春季全国大会1回戦の上越戦で3打数無安打と振るわず、チームは初戦で敗退した。東京遠征から戻った後は「引っかけないように、右方向を意識した打撃練習を徹底してやった」と話す。その成果で打撃に確実性が増した。

決勝の5回、ランニング2ランで生還して笑顔の八幡南・本間

本間ランニング本塁打

 決勝では葉山のほか、本間、柴田翔、梶原にも長打が出た。本間は5回2死三塁で、右中間を深々と破る一打がランニング本塁打に。「本塁打は初めて。自分のミス(けん制悪送球)から点を取られたので打ちたかった」と振り返った。

 チームは大会連覇を飾る一方、守りや走塁のミスも出て課題を残した。「夏は厳しい試合が続く。全力で取り組まないといけない」と徳野監督。この優勝は通過点で、目標は6月の選手権大会予選と、その先にある全国大会だ。さらなる強さを身につけるため、ナインは気を引き締めて練習に臨む。 (弓削 大輔)

(2023/4/28紙面掲載)

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