【競輪】小倉・競輪祭で4年ぶりにイベント復活 メディアドームでファンサービス盛りだくさん

コロナ禍前のにぎやかな光景が戻ってくる

 今年の競輪祭では、場内外のイベントが大々的に復活する。

 今年もナイターでのG1「第65回競輪祭」が開催される(21~26日)。年間最後のG1で最後のグランプリ切符を争う位置づけの大会でもある。また前半3日間に女子競輪の新設G1「競輪祭女子王座戦」が組み込まれ、初代チャンピオンの座を巡る戦いが繰り広げられる。

 2018年に競輪祭は4日制の昼開催から6日制のナイター開催に生まれ変わった。場内も以前と変わらない盛り上がりを見せていたが、20年から新型コロナウイルスの影響を受け、3大会連続で場内イベント等が自粛傾向にあった。今年ようやく、元来の姿に戻る。

 小倉競輪では全天候型のメディアドームを使って、開催の6日間で目いっぱいのファンサービスを行う。

 最注目の4階ステージでは初日の21日に歌手のChayが登場し、オープニングを盛り上げる。23日にはオートレーサー森且行、タレントゆうちゃみがトークショーを行う。

 24日の目玉は元プロ野球選手・松田宣浩氏のトークショー。同日にはお笑いの人気コンビ・どりあんずのライブも予定されている。25日には「うどんマップ」でおなじみの岡澤アキラが登場する。

 場内アリーナでは週末だけでなく開催期間中の全日、子供向けイベントが行われている。さらに場外西モール付近では「グルメ屋台」も復活して地元グルメを楽しんでもらう。

 20年から外出の自粛傾向が続き、影響を受けた競輪界もネット投票などが主流となりつつある。しかし、選手や関係者はファンに生の競輪を見て迫力を味わってほしいと願っている。

 今回のイベントがその手助けとなるようにと、関係者の肩にも力が入っている。 (中村 秀昭)

(2023/11/8紙面掲載)

関連記事

過去記事(月別)

ページ上部へ戻る