【競輪】瓜生崇智 S級昇格を機に自在型へ さらなる高み目指す/2022イチ推し選手

記者が選んだ2022イチ推し選手②
2022年はさらなるステップアップを狙う瓜生

21年10月熊本記念 決勝2着

 2016年の熊本地震から熊本競輪が休止中だが、24年中の再開に向けて動いている。再開を前に毎年のように有望株が出てくる熊本競輪界。その若手の先導役として期待しているのが瓜生だ。

 109期で今年が7年目。先行型として大きな実績はなかったが、20年12月のS級特別昇級を機に自在型にチェンジ。師匠の合志正臣から受けたアドバイスをもらさず吸収し、特別戦線でも戦える力を手に入れつつある。

 次第に番手回りのケースも増えたが、目標不在なら先行があるし位置取りで勝負することもある。強気に戦う姿は年下の選手に強いインパクトを与えている。

 10月の熊本記念では決勝で嘉永泰斗と熊本ワンツーが決まり、喜びを表した。「嘉永君と決まったことも当然だけど、そこで一緒に戦えたのがうれしい。その気持ちを何度も味わえるように頑張り続けたい」。ラインの援護役としても役割を果たし、新しい風を吹き込んだ印象だ。

 8月のオールスターでG1デビュー(3979)し、同月に武雄F1でS級初優勝にも成功した。9月の向日町記念決勝では脇本雄太の先行を3番手で体感。「向日町で、肌で感じた日本一の先行は予想以上だった。太刀打ちできなかったけど、その高みを目指して頑張ろうって気持ちにさせられました」

 昨年は競輪人生でもっとも濃い1年間だった。今年は11月の競輪祭でG1出場権を手にしているが、その前にも活躍を重ね、大舞台で何度も羽ばたいてほしい。(中村 秀昭)

◆瓜生崇智(うりう・たかとも)1995年2月17日生、26歳。熊本県出身、熊本支部。日本競輪学校(現日本競輪選手養成所)109期生として2016年7月高松でデビュー(423)。21年8月武雄F1でS級初優勝(22①)。通算423戦129勝。169センチ、78キロ、血液型A型。

(2022/1/4紙面掲載)

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